マイホームは人生で最も大きな買い物です。
購入の際に欠かせないのが住宅ローンです。
住宅ローンの借入は数千万と非常に大きな金額となるため、申し込みには審査が伴います。
住宅ローンの審査に申し込んだものの、否決となってしまい借入ができず、マイホームを購入できないとお困りの方も多いでしょう。
住宅ローンの審査に通らないのは、主に4つの理由が考えられます。
今回は、住宅ローンの審査に落ちてしまう理由と、解決策をお伝えします。

目次
理由1:返済比率が高すぎる
まず原因として考えられるのが、返済比率が高いことです。
返済比率とは、年収(額面)に対する年当たりの住宅ローン返済額の比率のことで、住宅ローンの審査において非常に重要な項目です。
基準は金融機関によって異なりますが、
理由2:他の借入が多い
住宅ローンとして大金を借りようとしているのに、カードローンやマイカーローンなど、他の借入をしていると審査に悪影響が生じます。
先ほど原因として紹介した返済比率は、住宅ローン返済額だけでなく他の借入も含まれて審査が行われるのです。
その場合、当然返済比率は大きくなってしまいます。
理由3:支払い遅延の履歴が残っている
住宅ローンの申込時に他の借入がなくても、過去に借入していた際に支払いを1度でも遅延していれば、個人信用情報に傷がついた状態になっています。
特に金利の低いローンを借入する場合には、遅延記録が審査に影響してきます。
特に携帯の料金の支払い遅延は、誰もがやってしまう可能性があるため注意です。

理由4:転職してから1年以上を経過していない
住宅ローンの審査では、収入の安定性と継続性が見られます。
その場合、判断基準となるのが現在の勤務先の在籍期間です。
最低でも1年以上が経過していないと審査に通らない可能性が高いため、転職したての方は注意しましょう。
住宅ローンの審査に通るためには、何をすべきなのか対策を解説します。
対策1:借り換えを前提に金利が高い住宅ローンを利用する
早く家を購入したいけど審査に通らないという方は、近い将来にローンの借り換えを行うことを前提として、金利が高い住宅ローンを利用することも1つの手です。
住宅ローンの金利は、審査が厳しいほど低い傾向にあります。
つまり、在籍期間の問題などで、今は希望の金融機関からローンを借入することができない場合は、審査基準が甘い金融機関であれば、金利が高い代わりに審査に通る可能性が高いのです。
借入から時間が経てば、条件の良いローンに借り換えることもできるため、まずは審査に通ることに注力すると良いでしょう。
対策2:収入を合算して申し込む
自分の収入と親や配偶者の収入を合算した状態で、申し込めば審査に通りやすくなります。
こうすることによって、収入が増えた状態となり、返済比率が下げられるのです。
返済は自分自身で行うという場合でも、申し込みの際は収入を合算できます。

計画的に返済に無理のない借入を
今回は、住宅ローンの審査に通らない理由と、解決方法をご紹介しました。
審査に通りやすくする方法もご紹介しましたが、1番大切なのは住宅ローンを組むことではなく、その先の長い期間に無理なく返済を続けることです。
借入時にこの先の資金計画を立てて、最適な住宅ローンを組みましょう。(執筆者:編集部)