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投資で「損をしたくない人」必見 「ほぼ元本保証」でおすすめな投資先

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投資で「損をしたくない人」必見 「ほぼ元本保証」でおすすめな投資先

投資は「リスクを取ってこそのリターン」といわれます。

つまり投資をするには、ある程度の損失を覚悟しなければならないということです。

しかしこれを理解していても、どうしても損失を避けたいと思われる方もいると思います。

そこで今回は、元本保証の投資対象にどのようなものがあるかについて、徹底的に解説していきたいと思います。

投資で損したくない

元本保証とは

元本保証とは、全ての運用期間において投資した元本が減らないことを保証することです。

たとえば100万円を投資して、10年後に必ず100万円以下にならないことを、投資するタイミングで約束をしてくれる投資対象が元本保証といえます。

元本保証の最も定番な投資対象が、銀行の普通預金や定期預金です

ここで元本保証とよく似た「元本確保」についても触れておきます。

元本確保とは元本保証と異なり、満期まで運用した場合は元本保証をしてくれますが、途中で解約した場合は、元本を下回る元本割れを起こしてしまいます

積立型の保険などが元本確保に該当するでしょう。

つまり元本保証と元本確保は全く異なるといえます。

ではこれらを踏まえて、元本保証の投資対象に向いている人を以下に示します。

(1) 投資で損失を極力避けたい

(2) 運用資産にある程度余裕がある

(3) 投資期間に多くの時間をかけられる

元本保証の投資対象はリスクが低い分、どうしてもリターンが小さくなってしまいます

そのため投資資金が小さく、投資にかける時間が少なければ、リターンはほとんど望めないといえるでしょう。

では元本保証の投資対象にはどのようなものがあるのでしょうか。

今回は元本保証の投資対象はもちろん、元本保証に近いリスクが低いものについても見ていきます

元本保証と元本保証に近い投資対象4選

元本保証に近い リスクが低い ものを紹介

完全な元本保証の投資対象は、普通預金や定期預金しかありません

普通預金や定期預金が投資であることに、違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これらも立派な投資です。

しかしご存じのとおり、普通預金や定期預金だけでは資産はほとんど増えません

そこで完全な元本保証ではないですが、元本保証に近い投資対象についても紹介させていただきます。

1. 個人向け国債

個人向け国債は、1万円から手軽に購入できる、国(日本)が発行する債券です。

国債はさまざまな投資対象の中でも、リスクが低いため元本保証に近いといえます

これは国が発行元となるため、国が破綻するなどしない限り、元本は保証されるからです。

ただしリスクが低い分リターンも低く、財務省のデータによると利回りは0.05%ほどです。

参照:財務省

購入先は銀行や証券会社、農協、信用組合などほとんどの金融機関の窓口やオンラインで購入することができます。

2. 社債

社債とは民間企業が発行する債券のことで、個人向け国債よりも利回りが高く設定されていることが多いです。

企業は株式以外にも社債を発行して、資金調達を行うことがあります。

こちらも個人向け国債と同様に、完全な元本保証ではありませんが、発行元の企業が破綻しない限り元本が保証されます

ただし発行元が国よりも信用力が低い企業であるため、利回りは高いですが、国債に比べてリスクが高い傾向にあることを忘れないようにしましょう。

利回りは発行元の企業によって異なりますが、ソフトバンクグループが発行した無担保社債が年0.9101%で発行されています。(2020年9月15日現在)

参照:SBI証券

3. 公社債投資信託

公社債投資信託とは、国債や地方自治体が発行する地方債などの公社債だけで運用される投資信託のことです。

こちらも投資対象が国や地方自治体が発行する債券であるため、リスクが低いことが特徴です。

一般的に投資信託といわれると、株式などのリスクが比較的高い投資対象を組み入れることが多いです。

しかし、公社債投資信託はそれらを一切組み入れない、少し特殊な投資信託といえるでしょう。

最近話題の「つみたてNISA」や「iDeCo」では、基本的に投資信託で運用していくため、リスクを抑えたい人は公社債投資信託を購入するといいでしょう。

ただし投資信託であることから、手数料が発生する点に注意してください。

投資信託は私たちが直接、国債や地方債などに投資するのではなく、投資したお金を運用のプロに託して、プロが投資先を選別して運用されます。

このようにどうしても手数料が発生してしまうため、手数料以上のリターンを望める公社債投資信託を選ぶ必要があるでしょう。

4. 定期預金

定期預金でもネット銀行や、地方銀行などのキャンペーンを利用することで通常よりも高い利息を受け取れます

たとえば楽天銀行で楽天証券と連携させる「マネーブリッジ」を適用すると、普通預金金利が民間銀行の約100倍の0.1%となります

楽天銀行マネーブリッジ
≪画像元:楽天証券

他にもあおぞら銀行のバンク支店で1年定期を行うと、年0.2%の利息を受け取りが可能です。

あおぞら銀行バンク支店
≪画像元:あおぞら銀行

楽天銀行とあおぞら銀行はメガバンクや地方銀行などと異なり、店舗が少ないまた店舗を持たない運営のため、高い利息を提供してくれる傾向にあります

また最近では地方銀行などのキャンペーンにも注目です。

たとえば愛知県にある岡崎信用金庫のおかしんインターネット支店で、「オカザえもん定期」を行うと、国内トップクラスの0.27%の利息を受け取れます。

ただしこちらの定期預金は、2020年9月30日までの期間限定でしたので、常に提供されるサービスでないことに注意しましょう。

「低金利で銀行預金だけでは資産が増えない」といわれます。

ネット銀行や地方銀行のキャンペーンを活用すると、高い利息を受け取れるためチェックしておきたいところです。

極めて元本保証に近いものをチェック

完全な元本保証の投資対象は、普通預金や定期預金しかありませんが、債券などは極めて元本保証に近いといえます。

債券についてはなじみがない人も多いかと思いますが、銀行や証券会社の窓口やオンラインで簡単に購入可能です。

またどうしても元本を減らしたくない場合は、ネット銀行や地方銀行のキャンペーンをチェックしてみるのもいいでしょう。(執筆者:福森 俊希)

《福森 俊希》
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福森 俊希

福森 俊希

大学時代にFP2級と、日商簿記2級を取得。家庭の事情で一旦大手自動車部品メーカーで勤務後、FPに転身。現在はFPとして対面で相談を受ける傍ら、Webライティングで金融知識の提供も行っております。 寄稿者にメッセージを送る

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