Go To トラベル、もう利用しましたか。
私は2回利用させていただきました。
11月に入り、Go To トラベルにいくつか変更が出てきましたが、特に多くの人に関係しそうな項目に絞って解説しましょう。
目次
地域共通クーポン(電子クーポン)の受取にSMS認証が必須に
Go To トラベルは、旅行代金の35%引きと旅行代金の15%分の地域共通クーポンの2本立てです。
旅行代金が10万円とすると、3万5,000円引きとなり、実際に支払う金額は6万5,000円になります。
さらに、1万5,000円分の地域共通クーポンがもらえる、というものです。
地域共通クーポンはさらに紙クーポン・電子クーポンに分かれますが、このうち電子クーポンの受取方法が変更されました。
電子クーポンの新たな受取方法
これまでは、クーポン受取ページで、予約番号、旅行業者ID、初泊宿泊地都道府県を入力するだけで、クーポンを受け取れました。

しかし現在は、クーポン受取ページで、予約番号、旅行業者ID、初泊宿泊地都道府県を入力した後、SMS認証をした上でクーポンを受け取る必要があります。
SMS認証ができないと、クーポンを受け取れませんし利用できません。

必要情報を入力すると、SMS認証画面にジャンプします。
電話番号を入力すると、4桁の認証コードの記載されたショートメッセージがスマホに届きます。
4桁の認証コードを入力して「クーポンを見る」をタップすれば、クーポンを受領可能です。
1,000円単位での電子クーポンが利用可能に
これまで、電子クーポンには1,000円、2,000円、5,000円の3種類のクーポンがありました。
しかし、3,000円分利用したい場合は2,000円+1,000円、4,000円分利用したい場合は2,000円+2,000円と、2回操作しなければなりません。
筆者も函館で4,000円分の電子クーポンを利用した際は、2回操作しました。

しかし、11月7日より1,000円から5,000円(1,000円単位)で電子クーポンを選択できるようになりました。
1度に操作可能な電子クーポンは5,000円が上限のため、1万円利用したい場合は従来通り2回操作が必要ですが、これで、利便性が少し高まります。
「札幌市」または「大阪市」を目的地とする旅行が、Go To トラベルから除外

11月24日、札幌市または大阪市を目的地とする旅行について、一時的にGo To トラベルの適用から外れる決定がなされました。
感染拡大が続いていますので、致し方ないところではあります。
ただし、決定が急だったために利用者が不便を被ることから、12月1日出発分まではGo To トラベルが適用されます。

キャンセル料が免除される条件とは
12月2日以降の出発分についてはGo To トラベルが適用されない(予約済みであっても同様)ため、キャンセルしようと思っている利用者もいるでしょう。
基本的にはキャンセル料が発生しますが、以下の6つの条件を全て満たせば、利用者は旅行会社へのキャンセル料を支払わなくても済みます。
・ 11月24日~12月15日に出発予定
・ Go To トラベル対象の旅行・宿泊商品として予約した
・ 11月23日24時までに予約
・ 11月24日~12月3日にキャンセル
・ 旅行会社がキャンセル料を受け取っていない(受け取った場合は旅行会社がキャンセル料を利用者に全額返金していること)
上記6つの条件に1つでも当てはまらないと、キャンセル料を支払わなければなりません。
また、後日返金されるものの1度キャンセル料を支払う必要がある旅行会社もありますので、注意しましょう。
除外地域への旅行は12/3までにキャンセルを
Go To トラベルは急きょ始まった事業ですし、感染状況に応じて柔軟に適応させるためにも、キャンペーン中に手直しが入るのは仕方ありません。
知らなかったということがないためにも、Go To トラベルの利用を検討している方は、最新情報を常にチェックしておきましょう。
また、除外地域(大阪市・札幌市)への旅行は、12/3までに自分でキャンセルをしてください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)