楽天ペイのポイント付与日が利用日の翌日に変更され、これはキャッシュレス派には嬉しいお知らせです。
2020年7月からは還元率が1.5%になるプラン改良もあり、楽天ペイがますます使いやすくなっています。
最近は楽天ペイを使っていないという方も、これからどの電子マネーを使おうか考えている方も、まずは楽天ペイのポイントプログラムの改良点とお得な使い方をマスターしておきましょう。

目次
改良点1:楽天ペイのポイント付与日が翌日へ変更
電子マネーといえば「PayPayひとり勝ち」の印象ですが、ここにきて楽天ペイの追い上げがすさまじく、ポイントプログラムが続々と改良されています。
参考までに、PayPayのポイント付与日は2019年11月30日までは「お買い物の翌日から起算して翌月20日前後」でしたが、現在は「30日後」に変わりプランの改悪と言われています。
対して楽天ペイは、この改良により買い物をした次の日にポイントが使えるおかげで、ポイント利用のサイクルが早まり楽天ペイを使う頻度が高まっていくでしょう。
改良点2:楽天ペイによる獲得ポイントが楽天会員のランクアップ対象に
また、楽天ペイによる獲得ポイントが楽天会員のランクアップ対象になったことも大きな改良です。
楽天会員のランクアップとは、6か月間の楽天ポイントの獲得回数とポイント数によってランクが決定するプログラムで、5ランクに分かれています。

ランクごとの特典が用意されていて、優待特典や優待キャンペーンが用意されています。
・ 誕生月にはポイントプレゼント
などの特典があるお得なプログラムです。
以前はランクアップのためのポイント数と獲得回数に、楽天ペイ利用分は含まれていなかったのですが、今回より対象になることでランクを上げやすくなりました。
コツ1:たまったポイントは楽天ペイで使う
貯まったポイントを最も有効的に使うには、楽天市場での買い物に使うよりも、楽天ペイで使った方がお得です。
なぜなら、楽天市場での買い物はポイント利用分も合わせてお買い物金額から100円につき1ポイント還元されますが、ポイントで支払った分にはSPU特典の1部は適用されないからです。
参照:楽天ポイントルール
SPUとは?
楽天銀行や楽天カードなどのいわゆる楽天経済圏の利用によって還元倍率が加算されるポイントアッププログラム。
条件を達成すると、楽天市場での買い物で得られるポイントの倍率が最大16倍にアップします。
SPU特典ポイントの1部は、楽天ポイントを使用し決済額が減った場合は、利用差し引き後の金額に対して計算されるため、付与されるポイントは減ってしまうのです。

具体的に実際の画面をご紹介しながら解説いたします。
【例】楽天市場で10,980円の商品を、SPU4.5倍で購入
(1) 全額カードで支払った場合
(2) 1,000円分ポイントを使って差額をカードで支払った場合
でポイントの付き方を比べてみます。
(1) 全額カードで支払った場合は490ポイント付与

内訳は次の画面の通りです。

(購入金額は10,980円ですが、100円につき1ポイントなので80円は切り捨てです。)
(2) 1,000円分ポイントを使って9,980円をカードで支払った場合は460ポイント付与

内訳は次の画面の通りです。

通常購入分は1倍でどちらも109ポイントですが、楽天カード2倍、楽天銀行×カード1倍のSPUで獲得した倍率は、実際カードで支払った分の9,980円(99P)に対して計算されます。

ポイントをお買い物購入金額から差し引くことで消費すると、思わぬ落とし穴で付与ポイントが少なくなってしまうんですね。
よって、
のがお得な使い方です。
ほんのちょっとした違いかもしれませんが、年間を通すと大きな差になるので参考にしてみてくださいね。
コツ2:楽天ペイはチャージして利用が最もお得
楽天ペイは、2020年7月より1.5%に還元率がアップしています。
これはPayPayと並ぶ高還元率で、今まで楽天ペイを使ってこなかった人にも耳寄りな情報です。
1.5%還元を受けるには条件があります。
2. チャージ残高から支払い:ポイント還元率1%
条件はたったの2つですが、ポイントをしっかり獲得するためには他にも注意点があるので詳しく解説します。
注意点1:チャージ金額に注意
楽天カードからチャージする時の還元率は「0.5%」と記載されていますが、正確には200円のチャージにつき1ポイントです。
200円刻みの金額をチャージしないとポイントを取りこぼすので、中途半端な金額をチャージせずにキリの良い金額をチャージするようにしましょう。
【例】
3,000円チャージ:3,000 ÷ 200 = 15ポイント
3,100円チャージ:3,100 ÷ 200 = 15.5
※この場合、付与されるのは15ポイントとなる
3,200円チャージ:3,200 ÷ 200 = 16ポイント
200円以下は切り捨てられてしまうので注意しましょう。
注意点2:チャージは楽天カードから
楽天ペイにチャージする方法は3通りあります。
(2) 楽天銀行からチャージ
(3) ラクマの売上金からチャージ
上記3つのうち、1.5%還元の対象となるのは (1) の楽天カードからのチャージのみです。
(2) では1%の還元率になってしまうので、楽天銀行を絡めたいのであれば、楽天カード利用の引き落としを楽天銀行に紐づけして利用しましょう。
楽天カード × 楽天銀行を組み合わせれば、楽天市場での還元率がアップします。

楽天ペイをお得に使おう
楽天ペイは、楽天カード、楽天銀行と楽天市場での関係が一見複雑に思えますが、慣れてしまえばとてもシンプルです。
1. 楽天ペイのチャージは楽天カードからに指定
2. 楽天ポイントは楽天ペイで使用する
3. 楽天カードの引き落としは楽天銀行に紐づける
上記3点を活用するだけで、ポイントがどんどん貯まります。
楽天ペイをお得に使って、貯まったポイントを活用しワンランクアップした買い物を楽しんでください。(執筆者:松山 涼子)
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