手先が器用な方は手作りの品を販売し、副業として取り組んでみたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
今ではインターネットの発達に伴い、多くの販路ができました。
既製品にはない持ち味のハンドメイド品は、一定の根強い需要もあります。
・ 収益を増やすコツや考え方も知りたい
ハンドメイド品を作っている方やこれから始めようと思った方は、上記のような疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、「ハンドメイド販売を副業にする場合のコツや収入例」についてまとめました。
ぜひ参考にしてください。
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目次
ハンドメイド品は根強い需要があり人気が出れば稼ぎやすい
昔は販路が限られており、せっかくよい作品を作ってもなかなか売れなかったこともありました。
現在ではSNSやフリマアプリ、ネットショップアプリによって販路は拡大しています。
知名度とともに人気が上がれば、販売開始してすぐに売り切れることもあるでしょう。
ハンドメイド品は副業として優れている
ハンドメイドは誰でも行えて、自分のペースで隙間時間を有効活用できます。
また自分の技術やセンスが要求される厳しい部分もあります。
おおよそ自分のこだわりを表現したいと思う方は楽しみながら没頭しやすいです。
時間が限られた中で日々の業務に勤しみつつ進めることが多い副業は、ある程度楽しめるものじゃないと続きません。
また女性が多く行うイメージもありますが、現在では男性が作るアクセサリー類も大変人気があります。
男女問わず参入できてスキマ時間を使いつつ、楽しめる要素が多いのは副業としてメリットが大きいです。
実際のところハンドメイド品を使った副業って稼げるの?
ハンドメイド品を扱う副業は、正直言って稼げる方と稼げない方の差が大きいです。
筆者の友人では会社員の傍ら、月10~15万の副収入を得ている方がいます。
販売しているのは革製品を使った小物で、ティッシュケースや箸入れといったあまり手間がかからないものが中心です。
しかし彼はもっと収入を得られるが、忙しくなるのと趣味の領域を超えるからこのままでいいと話しています。
また自作のトートバッグや布マスクを販売し、それなりに時間を費やしていても月に3~5万円という方もいます。
根強い需要があっても、販売する商品や熟練度・単価といったさまざまな条件で額が大きく変動します。
材料費と販売費・かける時間を考える
収益を上げるコツは、利益幅を大きくすることです。
どうしても好きなもので打ち込もうとすると、材料費はかかっていなくても打ち込む時間を増やしすぎてしまう場合があります。
例えば材料費が500円で、販売価格が2,000円だとしましょう。
利益は1,500円で、75%が利益となればかなりいい数字です。
でも1作品を生み出すのに1週間かかっていたら、どうでしょうか。
1か月に4~5個しか作れず、順当にすべて売れたとしても最大6,000~7,500円の収入しか狙えません。
仕入れるロット数を増やして材料費を抑えたり、販売費用を高く設定したり、かける時間を減らすことで利益幅は大きくなります。
また価格を上げると申し訳ない気持ちになる方もいらっしゃいますが、想像以上に自身が手掛けた作品は価値が高いことを念頭に置きましょう。
価格が上がることでモチベーションの向上にもつながり、より品質の高い作品づくりへの情熱にもつながります。
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ハンドメイド品を売る際の販路について
販売する際はまずminnneとCreemaに登録し、商品を出品して様子を見ておくと良いでしょう。
ただし販売手数料がかかるので、独自のネットショップ運営も同時に行っていくと良いです。
ほかにもマーケットや、実店舗の空きスペースで実際に販売する方法も取れます。
販路は広く持って反応を見ながら活動していけば、安定した収益も見込めるでしょう。
販売時の注意点
販売時に意外とやりがちなのが、誰かの作品を模倣して販売してしまうことです。
基本的には完全オリジナル作品で販売しましょう。
キャラクター生地を使ったり、マリメッコ生地を使ったりするのも販売目的としては禁止です。
個人利用の範疇だけで認められています。
手軽に販売が可能になった反面、トラブルの報告も増加中です。
トラブル回避のために注意点も細かく盛り込み、いざというときに対応できるようにしておきましょう。
ハンドメイド副業は始めやすく継続するのに向いている
販売して急に人気が出るのはまれなので、少しでも楽しく継続しつつ利益を追求していきやすいハンドメイド副業は非常におすすめです。
ただし思ったよりも手間がかかるため、敬遠する方も多いでしょう。
ものづくりが好きな方は、ぜひ挑戦してみてください。
細く長く続けていくと、徐々に知名度が上がっていきます。(執筆者:奥泉 望)