冬になると、温かい汁ものや煮物が食卓に上る回数が増えます。
とはいえ、帰ってすぐにでき上がり、とはいかないのが煮物のつらいところです。
下準備や調理時間が意外とかかってしまいます。
そんな時は、カット済み・下ゆで済みの水煮を活用しましょう。
時間を大幅に短縮できます。
業務スーパーでは煮物だけに限らず、各種メニュー向けのカット済み・下ゆで済みの水煮が販売されています。
時短に役立ち、コスパも二重丸、しかも常温保存もできるのでストックにもぴったりの水煮野菜をご紹介します。
価格は税抜きです。
価格は小数点第二位以下を四捨五入している場合があります。
情報は調査時のものであり、内容等が変更となっている場合があり、また店舗により取扱の内容は異なります。
お求めの際には事前にご確認くださいますようお願いいたします。

目次
水煮野菜のここが良いポイント
1. 下ごしらえがいらない
2. コスパがとてもよい
3. 時短
4. 調理が簡単
1. 下ごしらえがいらない
皮をむく、といった基本的な調理が不要であるのはもちろんのこと、あくの強い野菜は水にさらしたり下ゆでをしたりなど手間がかかります。
タケノコや山菜といったあくの強い野菜はついつい敬遠してしまいます。
そんな手間も水煮なら省略できます。
2. コスパがとてもよい
具沢山の煮物は、野菜の種類が多く、結局総額が高くなりがちです。
必要な量だけが入っている水煮ならば、コストもさがります。
3. 時短になる
下ごしらえの時間だけでなく、すでに火が通っていますので、煮る時間が短縮できます。
4. 調理が簡単
さまざまな具材を均一に火を通すのは意外と難しいです。
柔らかい野菜は煮崩れてしまい、火の通りにくい野菜が硬いまま、といった経験もあるのではないでしょうか。
水煮であれば、そういった難所も簡単にクリアできます。
業務スーパーの水煮シリーズ
とても使い勝手のいい水煮シリーズも紹介いたします。
みそ汁の具(300g入り97円)

具材の種類はだいこん、ごぼう、にんじん、こんにゃくの4品です。
カットのサイズも大きく食べ応えがあります。
みそ汁もあっという間に仕上がります。
豚肉を足して豚汁、酒かすを足してかす汁にするアレンジも冬場の定番です。
価格は、業務スーパーは100gあたり32.3円なのに対し、ネットでの価格は安いもので100gあたり45~55円程度となっていました。
業務スーパーに軍配があがります。

筑前煮の具(500g入り195円)

具材の種類はれんこん、ごぼう、たけのこ、にんじん、こんにゃく、いんげんです。
下ゆでや水にさらすなど、下準備の必要のある野菜が多く、地味に時間がかかってしまう筑前煮が簡単にできるのは良いです。
全て火が通っているので、味が染みたらもう食べられます。
いんげんが色鮮やかで見栄えも良いのがうれしいところです。

こちらはパッケージ裏面に記載がありました筑前煮を、鶏肉を追加して作成してみました。
価格ですが、業務スーパーは100gあたり39円なのに対し、ネットでの販売価格はこちらも安いもので100gあたり80円程度からありました。
業務スーパーでの価格は、かなりコスパが良いことがわかります。
山菜ミックス(200g入り118円)

具材の種類はわらび、たけのこ、なめこ、えのきたけ、きくらげです。
なかなか手を出しづらい山菜も、水煮であればメニューに取り入れることも簡単です。
時々きくらげやわらびのカットがやや長いものもご愛敬、写真は炊き込みご飯を作ってみたところです。

価格は、業務スーパーは100gあたり59円であるのに対し、ネットでは55.6円から販売されているのを発見しました。
場合によっては、ネットの方が安い場合もあるようです。
しかしこちらのネット販売商品は1.3kgと大容量での価格です。
なかなか一般家庭で山菜を大量消費するのは難しいものです。
となれば、業務スーパーのものが結局はほどよいコスパと言えそうです。
コスパも便利さも群を抜いてます
パック水煮の野菜はそもそも少量であれば安く、筆者の近隣のスーパーでも各種200~300円程度で購入できます。
そのため、一見価格にさほど差がないのでは、と思いがちですが、比較してみると意外にも大きな差が見られました。
節約の面から考えると、頻繁に使うものこそ価格の差の積み重ねが大切です。
さらにコスパが良いだけでなく、便利さも群を抜いています。
ストックはもちろん、他にもアイデア次第で使い方はいろいろです。
例えばアウトドアに持っていけば、煮炊きが簡単で失敗も少ない上、時短、荷物やゴミの軽量化…と一石何鳥にもなりますよ。
温かいメニューが恋しくなる季節、忙しくてもさっと一品加えることができる業務スーパーの水煮シリーズを、ぜひチェックしてみてください。(執筆者:新木 みのる)