スーパーでは通年見かける長ネギですが、1月が底値になることが多くあります。
もちろんその年の気候や収穫量に影響は受け変動をしますが、もっとも高くなる5月に比べて1月は約80%安くなることもあります。
この時期は特に食卓に積極的に長ネギを取り入れて、食費節約につなげたいところです。
そこで今回は特に根深ネギ、白ネギと呼ばれる長ネギに注目して、よい長ネギの選び方と保存法、長ネギを使ったレシピを紹介します。
なお、文中の食材の価格は筆者が作った際に実際にかかったものです。

目次
長ネギの選び方
良い長ネギを選ぶことができれば、美味しく食べられるだけでなく保存性も高く、ムダにしないですみます。
スーパーや八百屋で同じように並べられている長ネギですが、少し気をつけて見てみてください。
・ 白い部分に弾力があるもの
・ 重みを感じるもの
・ 全体的にみずみずしいもの
・ 白い部分と緑の部分の境目がはっきりしているもの
長ネギの保存方法
長ネギはさまざまな方法で保存が可能です。
料理に合った保存をして、美味しくムダのないようにしましょう。
冷蔵庫で保存する
・ 冷蔵庫に入る大きさに切り、ラップでピッタリと包み、野菜室に立てて保存する。
・ 蒸れると腐る原因になるので、買ったときの袋からは出すことをおすすめする。
・ 保存目安:1週間
冷凍庫で保存する
・ 薬味用なら小口切り、汁物用なら斜め切りに、と用途に合わせて切り、ラップで包み冷蔵庫で保存する。
・ 薬味に使うときは自然解凍で良い。
・ 生に比べると水分が出てしまう。
・ 保存目安:1か月
常温で保存する
・ 泥付きであれば常温保存ができる。
・ 水分を取って新聞で包み、立てて風通しの良い冷暗所で保存する。
・ 保存目安:1か月
長ネギを使ったレシピ
地味に見える長ネギたがらこそ、使い方次第でどんな料理にもなります。
長ネギが主役の主菜、副菜、主食を紹介します。
豚小間切れ肉と長ネギのスタミナ炒め

材料(4人分626円)
豚小間切れ肉:400g(440円)
長ネギ:2本(100円)
◯ポン酢:大さじ1(17円)
◯砂糖:大さじ1(2円)
◯オイスターソース:大さじ1(22円)
◯鶏からスープの素:小さじ1(7円)
にんにくすりおろし:小さじ1(4円)
しょうがすりおろし:小さじ1(4円)
植物油:大さじ1(3円)
炒りごま:大さじ1(27円)
下準備
長ネギを斜め切りにする
◯を合わせる
作り方
1. フライパンに植物油を中火で熱し、にんにくすりおろしとしょうがすりおろしを炒める
2. 豚小間切れ肉を加えて強火にし、炒める
3. 肉の色が7割程度変わったら◯をくわえ炒め合わせる
4. 長ネギをくわえひと混ぜする
長ネギのコンソメ煮

材料(4人分236円)
長ネギ:4本(200円)
顆粒コンソメ:大さじ1(36円)
水:200cc
マヨネーズ:適宜
からし:適宜
黒胡椒:適宜
作り方
1. 長ネギを4~5cmのザク切りにする
2. 鍋に長ネギ、顆粒コンソメ、水を入れフタをして強火にかける
3. 沸騰したら中火にしてクタクタになるまで煮る
4. 好みでからしマヨネーズ、黒胡椒を添える
ネギご飯

材料(4人分197円)
米:2合(81円)
長ネギ:2本(100円)
水:300ml
だしの素:小さじ2(3円)
しょうゆ:大さじ2・1/2(3円)
みりん:大さじ2・1/2(10円)
作り方
1. 米を研ぎ、ザルにあげておく
2. 長ネギを1.5cm幅に切り、白い部分と緑の部分に分けておく
3. 炊飯器に米、長ネギの白い部分、水、調味料を入れ炊く
4. 炊き上がったら長ネギの白い部分を加え10分程度蒸らしてから盛り付ける
1月に底値になる長ネギ
良い長ネギを選び、適切に保存することで美味しくムダなく食べることができます。
また、料理を工夫することで食卓の満足度を上げることもできます。
底値の長ネギをフル活用して食費節約に役立ててください。(執筆者:栄養士、管理栄養士 小原 水月)