「なないろえほんの国」は月額360円で100冊以上の絵本が読み放題のアプリです。
筆者には小学生の娘が1人います。
子どもが小さいうちはたくさんの絵本を読ませたいと思っていましたが、絵本はなかなか高額です。
しかも、サイズがバラバラで本棚にうまく収まらないこともあります。
節約のためにも、収納のためにも、わが家では図書館を利用していました。
しかし、近頃は新型コロナの影響で図書館にも行きにくくなっています。
そんなときに見つけたのが、なないろえほんの国です。
この記事では、なないろえほんの国の特徴と使い方、そして実際使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
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目次
英語でも読める
なないろえほんの国は、スマートフォンやタブレットにダウンロードするだけで絵本が読めるアプリです。
そして、なないろえほんの国は「読めば読むほど語学力がどんどん身につく学習アプリ」でもあります。
ただ絵本がたくさん読めるアプリだと思っていた筆者には、うれしい驚きでした。
ナレーション機能・字幕機能がついているのですが、どちらも日本語と英語の2か国語に対応しているのです。
読める絵本は数が多いだけでなく、種類もさまざまです。
「ももたろう」や「シンデレラ」などの日本の昔話や海外の童話もあれば、オリジナルの物語もあります。
1話1話は短くて、たいてい10ページ前後です。
お話それぞれに対象年齢やページ数が書いてあるので、絵本選びの目安になるでしょう。
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「なないろえほんの国」の使い方
次に、なないろえほんの国の使い方を分かりやすく説明します。
まずは、なないろえほんの国のアプリをダウンロードします。
App StoreまたはGoogle Playからダウンロード可能です。
アプリを開いたら、読みたい絵本を選びます。
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音声の切り替えは、左上に表示されるスピーカーのアイコンをタップして行います。
日本語か英語、または音声なしでも再生可能です。
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字幕を出したいときには、左下に表示される本のアイコンをタップします。
こちらも日本語か英語、字幕なしのいずれかを選択できます。
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使ってみて感じたメリット
・ いろいろな絵本が読める
・ 1話が短くて手軽
・ 大きな絵本を持ち歩かなくてすむ
・ 英語学習に便利
・ 音声のボリュームとBGMのボリュームをそれぞれ調整できる
・ 料金が安い
なないろえほんの国の絵本の最大の特徴は、たくさんの本を次々読めることです。
かさばる絵本を持ち歩かなくてもすみますし、家の本棚がぎゅうぎゅうになる心配もありません。
そして、語学アプリとして利用することは想定外ではありましたが、思った以上に楽しく使えました。
実は筆者は、「CDを聞くだけで身につく英会話」を試したことがあります。
そのCDでは、BGMが大きくて肝心の英語のフレーズを聞き取れないことがありました。
なないろえほんの国では音声とBGMのボリュームをそれぞれ調整できるのが便利だと感じました。
これだけの機能が月額360円とは、かなりコスパが良いといえるでしょう。
デメリット
・ 通信環境が整っていないと使えない
・ ローディングが重たい
・ 読み物としては物足りない
・ 料金設定が分かりにくい
なないろえほんの国はWi-Fiの環境が整っていないと利用できません。
ローディングも重ためで、ときには途中で固まってしまうこともありました。
そして絵本の内容は、小さい子向けです。
絵本好きの大人や高学年の子供には、ちょっと物足りないと感じました。
学生さんや大人の方には、英語学習アプリとしての利用がおすすめです。
英語学習アプリとして利用する方法
なないろえほんの国を英語学習アプリとして利用するなら、次の方法がおすすめです。
(1) 音声、字幕ともに日本語で再生する
(2) 日本語音声を聞きながら、英語字幕を読む
(3) 英語音声を聞きながら、日本語字幕を読む
(4) 音声、字幕ともに英語で再生する
まず日本語で内容を把握しておくと、英語のフレーズも頭に入りやすくなります。
また、アプリ内に作れる単語帳も有用です。
絵本の中に出てきた単語をまとめておけば、英語学習の役に立つでしょう。
「なないろえほんの国」の料金
なないろえほんの国は月額360円ですが、アプリをダウンロードすると自動的に7日間の無料期間に入ります。
無料期間が終了すると、画面に「無料期間は終了しました」と表示され、課金してからでないと利用できなくなります。
自動的に料金を引き落とされることはありません。
月1冊読めば元がとれる
なないろえほんの国で読める絵本は、小さい子供向けでした。
英語学習アプリとしても使えそうだと感じたのは、思わぬ発見で、これが月額380円なのはかなりコスパが良いと感じました。
なないろえほんの国で対象としている年齢の絵本はハードカバーや大きめサイズが多く、1冊1,000円ほどします。
図書館に行けば借りられますが、今は少し躊躇するのが本音です。
また図書館の本だと、汚さないように、壊さないようにと気を遣うので、小さな子に好きなように読ませられません。
子どもが小さいと何に興味があるかもわかりません。
ロングヒットの絵本に見向きもしないことがあり、買った本がずっと本棚にしまわれているのはさみしく、購入費もむだになってしまいます。
一瞬で1,000円がむだになることが、絵本にはあります。
このアプリは100冊以上の本があるので、子どもの趣味やお気に入りを探るのに役立ちます。
お気に入りの本を月1冊でも読めば元がとれるので、まずは無料で7日間試し、本購入費の節約につなげてください。(執筆者:陽山 あい)