年末年始から年度末や年度初めにかけては何かと出費が多く、この時期は財布も冷え込みます。
「これから先のことを考えると節約しなくちゃ」と思いつつ、なかなかその一歩が踏み出せない、面倒くさいと半ばあきらめ気分で過ごしていませんか。
目次
一定期間使ってないもの、多すぎるものは思い切って処分する
今回は誰でも始めやすい簡単な節約と、楽してお得にポイントを獲得できる方法などについてご紹介します。
1. 衣類編
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1年間着ていない服(冠婚葬祭用は除く)は、これからも着ない可能性が強いと言っていいでしょう。
特に「いつか着るかも」という思いから処分できないままになっている服に注目しましょう。
そう思い始めてからどれくらいの年月が経過しているか考えてみましょう。
まだ着られそうなものは親しい人に譲ったり、メルカリやヤフオク!に出品したりすることをオススメします。
手放すのが惜しい高級な素材や着物などの場合は、リメイクという手段もあるので、また新しいカタチで手元に残すことも可能です。
2. ポイントカード編
お金を出し入れする財布の中はできるだけスマートでシンプルにしておくことが重要です。
お金がなかなか貯まらないタイプとして多く挙げられるのが財布の整理整頓が下手な人です。
レシートやポイントカードがゴチャゴチャになっていて、いざレジの前に立ったときにスムーズに必要なものが出せずに慌ててしまいます。
レシートは1日ごとに財布から取り出し家計簿に記入し、必要であれば貼付するなり処分するなりして片付けましょう。
ポイントカードは新しい店に行けば行くほど増え続けます。
本当に頻繁に通うお店のポイントカードだけ3~5枚程度を選んで財布に入れるようにしましょう。
買い物先を絞ることで、それまであちこちで分散されて貯まりにくかったポイントがどんどん増えていきます。
3. 引き出物や景品などでもらってきた商品
引き出物などの贈答品が箱に入れっぱなしの状態のまま、部屋の片隅に眠っていたりしませんか。
「いつか使う時まで」と箱ごと押入れの奥や食器棚の上に眠っている商品もあるでしょう。
意外と収納スペースを占領し、片付かない原因のひとつになっている可能性もあります。
まずはこれらの箱入り商品を、すべて箱から出して並べてみましょう。
必要でない物は誰かに譲るなり、メルカリやヤフオク!に出品し、再びしまい込むことがないようにすることが大切です。
食費の節約は「まとめ買い」から
ちょこちょこ買い物をしていると、ついつい余計なものまで買ってしまいがちです。
まずはチャレンジ「5日分」のまとめ買い
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月曜日から金曜日までの平日5日分のメニューをあらかじめ決めて、休日にまとめ買いをしておくと無駄な買い物を抑えられます。
もちろんその5日間はできるだけスーパーには立ち寄らないことが大切です。
冷蔵庫やストックしている食品などを最大限に活用して、金曜日は冷蔵庫がスカスカの状態になるくらい徹底的に頑張ってみましょう。
まとめ買いのコツは、5日間で食材を使い切るという計画性が重要なポイントです。
日持ちしにくい野菜はあらかじめカットし冷凍、肉や魚介類もメニューごとに小分けして冷凍しておきましょう。
最初は面倒に感じるかも知れませんが、このひと手間が大きな節約につながります。
あと一品欲しいときの心強い味方をストック
ちょっとおかずの量が足りないときなどに活躍するのが冷凍食品です。
冷凍のほうれん草や子どもが大好きなフライドポテト、またあらかじめカットしたベーコンを冷凍しておくのもオススメです。
この3つさえあれば、いざという時に困りません。
特にベーコンとほうれん草の組み合わせはオールマイティです。
サラダやスープ、パスタにチャーハン、卵料理などさまざまなメニューに対応できます。
ちょっとした一品が簡単にできるお助けアイテムとして、冷凍庫に常備しておくといいでしょう。
まとめ買いをやってみて毎週残り物が出るようであれば、金曜日は「残り物処分の日」にし、あらかじめメニューを決めないという方法もオススメです。
前日までのおかずの残りや、野菜の残り物などを駆使して金曜日はオリジナルメニューを作ってみるというのも面白いです。
買い物は空腹時を避け、ひとりで行く
食料品の買い物に行く場合の注意点ですが、空腹時は要注意です。
おなかが減っているときは食欲にまかせて余計なものも買ってしまいがちです。
また家族で行くのもできるだけ避けた方が無難です。
「あ、これ食べたい」「ねぇねぇ、あれおいしそう」なんて言いながら、その勢いにのまれて買ってしまうと思わぬ出費になるでしょう。
コロナ禍ということもあるので、できるだけ時間をかけずにひとりで買い物を済ませられるようにしましょう。
無駄買いを見つめ直す
ネットショッピングで欲しいものが簡単に手に入る時代です。
無駄買いを見つめなおしましょう。
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買い物に対する振り返り作業も大切
便利ではあるものの、ついつい無駄な買い物をしてしまっている人も少なくありません。
まずはこの一年、どんなものをネットショップで購入したかを書き出してみましょう。
同時に金額も記し、合計でどれだけ使ったのかを振り返ることがとても大切です。
コロナ禍ということで外出しにくく、どうしてもネットでの買い物が増えてしまったのは仕方ありません。
それでも「買っただけ」で終わりにせず、振り返る作業はこれからの節約に役立つ大事な行為です。
書き出した後は
「衝動買いしてしまったもの」
「もっと安く買えたもの」
などを仕分けしてみましょう。
意外な出費や反省点も見いだせるようになるので、今後の買い物の仕方も変わってきます。
これらの内容については夫婦で共有することが大切です。
レンタルやサブスクで試してみる方法も
ちょっと出費が大きめのアイテムの購入を考えている場合、とりあえず「欲しいものリスト」を作ってみるといいでしょう。
さらにそこに優先順位を付けてみます。
面倒に思えるかもしれませんが、一覧にしてまとめることで本当に必要なものなのかどうかをあらためて自分自身に問いかける良い機会にもなるのです。
家具や家電といった長い付き合いになるものについては、「安いから」という理由だけで衝動買いをしてしまうのではなく、機能やコスパもしっかりチェックして判断することが大切です。
特に家電は購入時の価格が安くても、その後の電気代が高くなるような物では元も子もありません。
長く使うことを考え、節電機能が付いている商品などを選ぶようにしましょう。
家具や家電を試してから買いたいという人にはレンタルやサブスクリプションサービスもオススメです。
特に家具は店頭や画像で見ても、実際に家に置いてみるとイメージが違ったというケースも少なくありません。
引っ越しなどで、これから家具・家電をそろえたいと考えている人にもいいでしょう。
何かと出費がかさむ引っ越しにかかる費用を抑えることができます。
家具や家電のレンタルやサブスクリプションサービス
・ 購入検討型家具レンタルサービス「flect(フレクト)」
・ 家具・家電がレンタルできるサブスクリプションサービス 「CLAS(クラス)」
・ 家具・家電のレンタルサービス 「airRoom(エアルーム)」
・ Dyson Technology+(ダイソンテクノロジープラス)
努力は不要 楽してポイントが稼げる方法
いつもの生活を大きく変えることなく、お得にポイントを貯められるサービスもあります。
「寝ること」「歩くこと」「レシートを撮影すること」それだけでポイントが貯まり、毎日が充実してくるアプリが注目されています。
ここでは、その中でも人気のアプリをご紹介します。
寝ることでポイントが貯まる睡眠アプリ「Somnus(ソムナス)」
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スマホやApple Watchで睡眠の質を計測し、改善することができる無料のアプリです。
「Somnus」は就寝前に枕元にセット(Apple Watchの場合は腕に装着)しておくだけで睡眠の質を計測してくれます。
そのデータを基に、睡眠の質を改善するコンテンツの提供も行っています。
計測した睡眠記録は以下の5つの条件から換算されてポイント化します。
良い睡眠が取れると獲得するポイントも増える仕組みになっています。
ポイント付与の条件
睡眠時間
睡眠の質
寝付きの良さ
中途覚醒
起床リズム
獲得したポイントは1ポイント=1円で、「Somnus」が厳選した快眠グッズや寝具など(セロトニン安眠シートや入浴剤、デカフェセット、遠赤外線寝具等)の購入に使うことができます。
歩くことでポイントが貯まるアプリ
歩くだけでポイントが貯まっていくアプリも紹介します。
「トリマ」
歩くことでマイルが貯まりdポイントやWAONポイント、nanacoポイント、楽天ポイント、amazonギフト券、銀行振込などに交換できます。
歩数だけでなくアンケートや友だち紹介、ガチャ・スロットといったイベントでもマイルが貯まります。
参照:トリマ
「aruku&(あるくと)」
アプリの地図上に現れる住民に話しかけ、制限時間内に指定された歩数をクリアしてもらえるお宝カードでプレゼントに応募できます。
「あなたの一歩が宝にかわる」というコンセプトで、歩くことが楽しくなるアプリです。
参照:aruku&
「FiNC」
健康と美容を一括で管理できる「Google Play ベストオブ2018事故改善部門大賞」を受賞したアプリです。
体重、食事、歩数、睡眠、生理などのカラダ記録をするだけでポイントが貯まり、そのポイントは「FiNC MALL」で使うことができます。
「FiNC MALL」とは、専門家目線で集めた健康づくりをサポートする商品やサービスを集めたウェルネスセレクトショップです。
参照:FiNC MALL
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「Money Step」
歩くだけで投資資金が貯められる歩数計アプリです。
1日1万歩で3円分、月20万歩で10円分が貯まります。
貯まったポイントは「おつりで投資トラノコ」より1ポイント=1円単位で投資が可能です。
健康寿命と資産寿命のためのウォーキングを楽しめます。
参照:Money Step
「RenoBody」
歩いた歩数でWAON POINTが貯められる歩数計アプリです。
「smart WAON」と連携すると1日8,000歩で1WAON POINTが貯まります。
また期間限定でポイントがもらえるキャンペーンも実施されています。
参照:RenoBody
レシート撮影でポイントをゲット
レシートを撮影するだけでポイントがもらえるサービスも紹介します。
「CASHb」
お買い物メニューから好きなキャンペーンを選び、広告動画や商品・キャンペーン情報を見たりアンケートに答え、買い物へ出発します。
対象商品を購入してアプリのガイドに従ってレシートの撮影、商品のバーコードをスキャンします。
1ポイント=1円、1,000円単位で現金化ができる(手数料不要)ようになっています。
参照:CASHb

「Rakuten Pasha」
毎日更新される「トクダネ」をゲットし、全国のコンビニやスーパー、ドラッグストアで対象商品を購入します。
商品名や購入日時が表示されているレシートを撮影して送信すれば終了です。
楽天ポイント(期間限定ポイント)がぐんぐん貯まっていきます。
さらに100ポイント以上獲得した月は、楽天市場での買い物がポイント+0.5倍となります。
「CODE」
アプリでレシートの撮影、購入した商品のバーコードをスキャンするだけで買い物登録が完了します。
ポイントがもらえるミニゲームや豪華な賞品が当たる懸賞、自動で集計される家計簿も利用できます。
交換は1ポイント=1円相当、手数料無料でdポイントやWAONポイント、amazonギフト券、またPeX経由ならnanaco、Ponta、LINEポイント、銀行振込も可能となっています。
参照:CODE
普段の生活を大きく変えることなくどんどんポイントは貯まります。
これは今すぐにでも始められることなのでオススメです。
確認するところはまだまだあります
節約面では年会費が発生しているあまり使っていないクレジットカードや、契約したときのままになってしまっているスマホのオプションなど、まだまだ削れる部分はたくさんあります。
部屋の片づけ、不要な物の処分、できるだけ無駄を省いた買い物などを始めることで、家も財布も気分もスッキリします。
もうすぐ新年度がスタートするこの機会に、おうち時間を利用して節約&お得なライフスタイルにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(執筆者:藤 なつき)