調理にかかせないのがトングです。手も汚れず、滑りやすいものもしっかりとつかむことができるので、菜箸に比べてとても便利です。
加熱調理だけではなく、漬け込んだお肉などを焼く際にも菜箸のようにすべることがほとんどないので安心です。
筆者も金属製のトングを愛用しており、非常に重宝しています。
しかし、フッ素加工のフライパンに金属製のトングを使うのは避けたいものです。表面に傷が付くと、そこからフッ素が剥がれてしまうこともあるからです。
「金属ヘラでもOK」とあっても、やはり不安なものです。そこで、DAISOのシリコーントングをチェックしてみました。
なお、情報は調査時のものであり、内容等が変更になっている場合があります。また、店舗によって取扱内容が異なりますので、お求めの際には事前にご確認くださいますようお願いいたします。
目次
DAISO シリコーントング

材質は、シリコーンゴムとステンレスです。
耐冷・耐熱は-30度から230度です。一般的にフライパンの温度は調理時に200度くらいまで上がります。こちらであればフライパンでも問題なく使用できるということですね。
重さは132gです。ばねなどが入っている分、他のトング類と比べるとやや重めではありますか、持ってみると重いと感じるほどではありません。

閉じた際の全体の長さは34cmです。アーム部分だけで30cmです。一般的なおたまなどは30cm前後ですので、少々大きい印象を受けるかもしれません。
しかし、これくらい長いと大きいフライパンやバーベキューなどでも重宝します。
ただし、耐熱が230度までですので、炭火などを直接つかんだり、火のそばに置くのはおやめください。

支点部分にロック機能があり、先を閉じて引くとロックがかかり、押しこむと開きます。ストッパーを外して全開にすると、トングの先と先は約20cmまで開きます。
グリップからグリップまでは開いたときに約10cmあります。このサイズを手で握ると考えてください。私は成人女性ですが、やや大きめだという印象をもちました。
使いにくい点があるとすれば、この点です。
しかし、グリップ部分もシリコーンゴムですので、握力こそ多少必要であるものの、滑りやすい・つかみにくいといった感じはありません。

先のシリコーンの雲型部分は、長さ約7cm、最も幅の広いところで約4cmです。
「掃除のときにシリコーン部分を外すのはおやめください」とありますが、雲型のスプーン部分は強く引っ張ると外れてしまうことがありますのでご注意ください。
輪のサイズは穴部分が約10mmです。おたま類をフックにかけて保管している人にも便利な仕様です。
おすすめポイント
さっと閉じることができるので場所を取りません。また、シリコーンゴムなのでフッ素加工のフライパンでも安心です。
菜箸などと比べても、しっかりとつかめるので使いやすさは抜群です。特に焼き魚などを崩さないようそっとつかむことができます。
コスパ最高
そして、問題のコスパですが、こちらもかなり優秀です。
このシリコーントングは200円商品です。使用してみて、200円の価値は十分にあると思います。
使用感もさることながら、実はこのトングは有名ブランドのシリコーントングにそっくりなのです。
本家は2,000円程度で販売されていますので、なんと1/10のコストです。
さらに本家とよく似た商品を調査してみましたが、その中でも200円というのはかなりのお得価格でした。
本家はサイズにバリエーションがあるのですが、DAISOのものは本家の「中サイズ」にあたるこの商品のみのようです。
100円ショップのトングではレアな商品
100円ショップのトングは先がナイロン製もしくは金属製のものが多く、シリコーンゴムのものはややレアだと言えます。
筆者の近隣の100円ショップの店舗を数店ほど回ってみましたが、シリコーンゴムのトングの取り扱いは非常に少なく、この1点しかありませんでした。
こちらのシリコーントングはかなりしっかりとした作りで、使用していても安心感があります。
混ぜる、つかむ、裏返す、炒めるなど調理の際にはかかせないアイテムです。シリコーントングの購入をお考えの方は、ぜひ、DAISOをチェックしてください。(執筆者:新木 みのる)