オークションやフリマアプリで、毎回のように相場より安い価格でしか販売できずに悩んでいませんか。
販売実績のある人気商品なのに、相場よりも安くなってしまうのは「写真」に問題があるのかもしれません。
しかし、本格的な撮影ボックスを買うには費用がかかるし手軽ではありません。
今回は、筆者が実際に100円ショップで揃う材料で、写真をワンランクアップさせられる撮影ボックスを作っていきます。
目次
オークション・フリマは写真で売上が変わる
オークションやフリマアプリなどのネット販売では、掲載する写真で売上が2倍~3倍も変わってしまうことがあります。
購入するユーザーからすれば、手に取って確かめられないネット通販において、商品に対する情報は掲載されている写真で得るしかありません。
そうは言っても高価な一眼レフが必ずしも必要だという訳ではなく、商品の写真撮影でもっとも気を付けるべき点は「背景」です。
次の2枚のスクリーンショットは、ともにジャンク品の同じ型番の落札価格の比較です。


商品の状態の違いはあるかもしれませんが、落札金額に3倍以上の開きがあります。
上の写真には出品者の自宅が背景として写っていますが、下の写真には商品以外の余計な情報が入ってきません。
中古品ということは理解していても、前の持ち主を想像できてしまう商品は避けたいというのが人間の心理です。
写真に気を付けるだけで売上に大きな差が付くとすれば、少し手間がかかっても撮影ボックスを作るメリットはありますね!
このような写真に注意
・ ピンぼけや傾きなど見苦しい写真
・ メーカーなどの写真をそのまま利用している
上記で説明したとおり、購入者心理では、前の持ち主が想像できてしまう商品は避けたいと思う方がほとんどでしょう。
また、ピントがぼけていたりする明らかに適当に撮った写真では、出品者本人がおおざっぱな性格であると思われてしまうリスクがあります。
反対に、綺麗だからとメーカーサイトなどの写真を引用した場合には、中古品としての状態を判断できないので避けたいと思うのが購入者目線です。
このように写真でしか情報を得られないネット通販では、写真1つで購入者がさまざまな判断をしていることを知っておきましょう。
100均材料でできる撮影ボックスDIY

では、実際に100円ショップで揃う材料で撮影ボックスを作っていきましょう。
材料はすべて100円ショップで揃います。
・ 白色のリメイクシート
・ LEDライト
手順1. 段ボールを解体

内側にリメイクシートを貼っていきたいので、段ボールを解体していきます。
手順2. シートを貼る

気泡が入らないようにリメイクシートを貼っていきます。

リメイクシートの幅が足りないところには重ね貼りしても、白色なのでほとんど目立ちません。
手順3. 組み立てる

リメイクシートを貼ったら組み立てていきます。上部は写らないので、ある程度適当で大丈夫です。
手順4. LEDを貼る

ボックス上部にLEDを貼っていきます。

LED貼り付け部に切れ込みを入れてると、光の向きを調整しやすくなります。
手順5. 穴を開ける

真上から撮るための穴を開けたら完成です。お子さんのいらっしゃるご家庭なら、お子さんと一緒に作れば工作感覚で楽しめます。
撮影ボックスを使うべき3つの理由
ここからは、撮影ボックスを使うべき3つの理由をお伝えします。
1. 背景を気にせずに商品を撮れる

商品撮影でもっとも避けたいのが、生活感が出てしまうことです。
しかし、自宅で商品を撮影しようと思うと、他に何も写り込まない場所を探すのに苦労します。
撮影ボックスがあれば、部屋が散らかっていようとも商品以外の不要な情報は一切写りません。
2. 反射しやすい商品も撮りやすい

ビニールなどの光が反射してしまう商品も、撮影ボックスで真上から撮れば、余計な光が入らずに綺麗に撮れます。
タブレットなどの撮影者自身が写り込んでしまいやすい商品も、撮影ボックスで撮れば防止できます。
3. 同じ規格の商品を続けて撮りやすい

必要に応じて撮影ボックスにマーキングなどしておけば、同じ規格の商品を続けて撮るのも楽です。
綺麗な写真を撮るのは大切ですが、作業効率を上げてどんどん出品するようにしましょう。
購入者目線の綺麗な写真で販売単価をアップさせる
オークション・フリマアプリなどのネット通販では、購入者が得られる情報は写真と商品説明の文章のみです。
商品説明を読んでもらうためには、サムネイルを見て詳細をクリックしてもらう必要があるので、残念な写真では販売の機会で損をしまいます。
100円ショップでそろう材料で簡単に撮影ボックスを作れますので、ワンランク上の写真で販売単価アップを目指してみましょう。(執筆者:副業経験豊富な買取店店長 松本 勝)