「ザ・ビッグ」はイオングループが運営しているディスカウントストアです。
お菓子は段ボールごと箱積みで、上段だけ中身を出すことで見えるように陳列されています。飲料は箱のまま常温で陳列されている物もあり、冷蔵庫の使用を最低限にとどめています。品出しの手間を極力省くことで設備投資や人件費を下げ、安さにつなげる仕組みのようです。
今回は、激安商品が揃う「ザ・ビッグ」の節約生活に役立つ麺類を紹介したいと思います。
目次
「ザ・ビッグ」食費の節約にピッタリな麺類
1. 焼きそば(むし)
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ザ・ビッグのベストプライスの焼きそばは、1食135g入りで1袋税込20円です。
トップバリュでは全く同じものが31円で販売されています。同じ商品でもザ・ビッグで購入するだけで1袋9円お得です。
一般的なスーパーでは1袋70~90円程度はしますので、1食当たり50円のお得です。3食で210円の商品を60円で購入できるのですから、150円の節約になります。
3食150円の節約を週1回 × 1か月繰り返すと、1か月で600円の節約となります。1年続ければ7,200円と大きな節約になりますよ。
ちなみに、ソース焼きそばの定番「マルちゃん焼きそば」は3袋入り200円程度です。1食150g入りなので、135g換算だと1袋60円の計算です。
ザ・ビッグでは20円ですので、1食40円、3食で120円の節約になります。
そば単体での販売であるため、ソースがないことを難点に感じる方もいるかもしれません。しかし、ネットで検索すれば焼きそばレシピが数百件出てくるので心配は無用です。
家にある調味料で十分に美味しい焼きそばを作ることができます。塩や醤油などソース以外の味付けをすることで、さまざまな味を楽しめます。
料理の腕も上がって、かなりの節約もできますので、試してみてください。
2. うどん
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ザ・ビッグのベストプライスうどんは、1食180g入りで1袋税込20円です。
トップバリュでは全く同じものが31円で販売されています。同じ商品でもザ・ビッグで購入するだけで1袋9円のお得です。
一般的なスーパーでは1袋180g入り60~80円程度で販売されていますので、1袋あたり40円以上お得です。
3食120円の節約を週1回 × 1か月繰り返すことで、1か月480円の節約になります。1年続けると5,760円の節約になりますね。
うどんはレンチンするだけ、茹でるだけ、という調理の手軽さが魅力です。腹持ちが良いのでコスパも良く、料理初心者でも挑戦しやすいのではないでしょうか。
醤油と卵をからめたり、めんつゆをつけるだけで美味しくいただけます。さらに、冷蔵庫の野菜を加えることで栄養バランスが良くなり、手軽にボリュームUPもできます。
パスタソースに絡ませてカルボナーラうどんにするなど、アレンジ方法はさまざまです。ネットでレシピ検索をするとたくさん出てくるので、迷いながら試しても楽しいですよ。
手軽に作れるレシピを見つけて時短料理に上手に活用しましょう。バター、明太子、柚子胡椒、梅など、薬味を変えるだけでも味は大きく変化します。
天かすを加えるとザクザクとした食感を楽しむことができ、価格も安いのでおすすめです。うどんに飽きてしまったという方は、薬味や味付けを変えてみてはいかがでしょうか。
3. 中華麺(なまタイプ)
ザ・ビッグのベストプライス中華麺は、1食110g入り × 5食で158円、1食当たり32円です。
トップバリュの中華麺は130g入り38円ですので、110g換算だと33円です。こちらに関してはトップバリュで購入してもザ・ビッグとほとんど差はないようです。
※販売価格は地域によって異なりますのでご注意ください。
一般的なスーパーでは1袋110g入りが70~90円程度しますので、1食あたり38円以上のお得です。
3食114円の節約を週1回×1か月繰り返すことで、1か月456円の節約になります。1年続けると5,472円の節約になりますよ。
中華麺にはスープが付いていないので、スープをどうするかが最初の難関になると思います。しかし、ラーメンスープは家にある調味料で簡単に作れます。
ネット検索するとレシピがたくさん出てくるので、心配はすぐに払拭されると思います。創味シャンタン(ウェイパー)と醤油だけでも、美味しいスープを作れますよ。ベースができたらニンニクやごま油などを加えていくと、風味が格段にUPします。
作るのが面倒な場合には、市販の濃縮スープを購入するという手があります。業務スーパーのラーメンスープなら、1食約13円とかなりリーズナブルです。麺は32円ですので、スープと合わせて50円以下でラーメンを楽しめます。
ラーメン以外にも肉味噌でジャージャー麺、濃い目のつゆでつけ麺にしても美味しいですね。
ラーメンを外食すれば1人前800円程度はしてしまいます。筆者も以前は食べ歩いていましたが、原価を考えるようになってから外食の機会がグンと減りました。
たくさん食べる家族がいても、替え玉にすれば2杯を77円で楽しめます。予算に合わせてトッピングの具を加えることで、さらに満足感がUPしますよ。
食事作りは毎日続くことですので、やる気の出ない日もあります。節約料理は食費の削減に効果的ですが、総じて作業量が増えるので億劫に感じることもあるものです。気力がない日は無理をせずに外食やテイクアウトを活用しながら、負担のない範囲で取り入れてみてくださいね。
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4. ゆでそば
ザ・ビッグのベストプライスゆでそばは、1食135g入りで1袋税込29円です。
トップバリュのゆでそばは150g入り52円ですので、135g換算で47円です。ザ・ビッグで購入するだけで1袋18円のお得です。
一般的なスーパーでは150g入りが1袋60~70円程度しますので、1食当たり31円のお得です。3食で99円の節約になります。
3食99円の節約を週1回 × 1か月繰り返すことで、1か月396円の節約になります。1年続けると4,752円の節約になります。
筆者は見たことがないのですが、ベストプライス麺類シリーズには「ちゃんぽん」もあります。店舗販売価格は分かりませんが、ネット販売価格は150g入り税込31円です。品揃えしている店舗もあるはずなので、ちゃんぽん好きな方はチェックしてみてください。
年間で2万3,184円の節約が可能
読んでお気づきの方もいるかもしれませんが、紹介した麺は市販品より10~20g内容量が少ない傾向にあります。
それを踏まえてもなおお得なので紹介しましたが、市販品にはグラムだけを減らして激安に見せている商品も数多く存在します。表示価格だけではなく、きちんと内容を見極めるように心掛けましょう。
袋麺は冷凍が可能であるため、賞味期限に追われることもそれほどありません。頻繁にビッグに行けないという方には「まとめ買い」という手もあります。
1食数十円ではありますが、人数や頻度が高ければ高いほどお得度は上がります。4種類の麺類を3人分 × 週に1回取り入れるだけで、年間で2万3,184円の節約が可能です。
毎日の積み重ねは小さくても、積もれば大きな金額の差になります。麺類が好きな方、近所にザ・ビッグがある方は試してみてはいかがでしょうか。(執筆者:山城 奈々)