筆者は2020年3月からPayPayを使い始めました。今は日常で最も使用する決済手段です。
チャージも簡単で利用できる店舗が多いことが魅力ですが、今回はPayPayの利用などで獲得できるボーナスを利用した「PayPayボーナス運用」について解説します。
ボーナス運用の利用者は2021年4月15日で300万人を突破しています。同じく利用者が200万人を超えている「楽天ポイント運用」との違いについても説明をしたいと思います。
目次
PayPayボーナス運用とは

さっそくPayPayボーナス運用について解説していきます。
特徴1. PayPayボーナスで運用体験できる
PayPayボーナス運用は、PayPay証券が提供しているボーナスの疑似運用ができるサービスです。PayPayボーナスを使って選択できるコースで運用できます。
ちなみに、PayPayボーナスは送金、出金はできず、使用期限はありません。PayPayの支払いのみで充填できるいわば、専用ポイントのようなものです。
特徴2. 2つのコースから運用方法を選ぶだけ
PayPayボーナス運用は非常にシンプルで、「チャレンジコース」と「スタンダードコース」の2つのコースから選ぶだけです。
この2つのコースはある金融商品の値動きを参考にしていて、「チャレンジコース」は「スタンダードコース」の値動きのおおむね3倍で推移するとの説明があります。増える時はもちろん、減少する時も3倍です。
「2つのコースから選ぶだけ」という部分は楽天ポイント運用と同じです。
リスクをとってよりPayPayボーナスを増やしたいという方は「チャレンジコース」を、まずは運用がどのようなものかを試したい方は「スタンダードコース」を選択するのがよいと思います。
また、2つのコース両方を選ぶこともできます。
2つのコース比率をリスクに応じて持つことで、「チャレンジコース」か「スタンダードコース」かだけではなく、両コースの「いいとこ取り」もできますね。

特徴3. 1円から追加できる
PayPayボーナスは1円から追加できます。100ポイント単位で追加する楽天ポイント運用との違いの1つです。
違いがあまりないように見えますが、1円単位での運用は全てのPayPayボーナスを余すことなく運用に回せるので、少額でもコツコツと長く続られるというメリットがあります。
特徴4. 手数料無料で使いたい時にはいつでも引き出せる
PayPayボーナスの追加、引き出しに手数料は一切かかりません。
PayPayボーナスで買い物などをしたい際には「ボーナスを引き出す」を選択すればいつでも利用できます。
特徴5. PayPayボーナス自動追加機能で「全自動運用」
PayPayボーナス運用には、獲得したPayPayボーナスをあらかじめ設定したコースに自動で追加できる機能があります。
ここでも楽天ポイント運用との違いがあります。楽天ポイント運用には自動追加機能がありません。
「自動追加」を選択としておくと、PayPayボーナス付与日に残高には貯まらずに、選択したどちらかのコースで自動で運用されます。
月に1回まとまったPayPayボーナスを自分で運用に回すことや、せっかく貯まったPayPayボーナスを支払いで消費することなく実質的に全額が追加されるため、まさに「全自動運用」することが可能です。
PayPayボーナスは貯まりやすく、使いやすい
PayPayボーナスは期間限定楽天ポイントのようにキャンペーンを通じて貯めやすいのですが、使用期限がないのでユーザーにとってはとても使いやすくもある(運用に回しやすい)、と筆者は考えています。
また、PayPayのQRコード決済でもボーナス還元の機会は多いため、日々の生活の中でも貯められます。
投資などに興味はあるけものの証券口座の開設などの一歩をなかなか踏み出せないという方でも、まずはPayPayボーナス運用で投資の概念を簡単に体験してみてはどうでしょうか。
なお、PayPayボーナス運用は疑似運用であり、コースの基準値が下がりPayPayボーナスがマイナスになるリスクがあります。運用にあたっては、くれぐれも自己責任でお願いいたします。(執筆者:永瀬 真人)