皆さんは、NHKの受信料はどのように支払っていますか。
支払わなければならない公共料金ならば、少しでも付加価値を得たいものです。
付加価値とは、
・ 一括納付にして割引を受ける
・ キャッシュレスにしてポイントをもらう
ことです。
NHKの場合、受信料の一括払いがお得です。1年分を一括で支払っても大変な高額になるわけではないのでおすすめします。
今回は、キャッシュレスを含めたNHK受信料の効果的な支払い方を確認しましょう。

目次
NHK受信料をキャッシュレスで支払う
キャッシュレスで支払える公共料金の一般論から説明します。
大きく分けると2種類の支払方法があります。
2. 納付書単位でキャッシュレス対応
どちらかのみ対応の公共料金もあるのですが、NHK受信料は両方に対応しています。
それぞれの方法を見てみましょう。
クレジットカード引き落としで支払う
クレジットカードでの引き落としの特徴は、光熱費等と特に変わりません。
異なる点は、6か月、1年の一括払いができて料金が割引になることです。
2021年現在のNHK「衛星契約」受信料は、次の通りです(税込/沖縄県は別料金)。

2020年に値下げがあってこの金額になりました。
「2か月払」が基本の支払方法です。割引があるのは、6か月と12か月(前払い)です。
1年間の割引額は次の通りです。
12か月:1,855円(2万4,185円 – 2,170 × 12)
一括払いの請求月は固定されていません。前払いの対象開始月により自動で決まります。偶数月が請求月なので、6通り存在します。
実際のカード引き落としは、請求がカードの締め日を経過してからになるので、さらに遅れます。
ボーナス後に引き落としを受けるためには、賞与支給月の前月頃までに手続きを完了しておくのがよいことでしょう。
手続きはNHK公式サイトでできます。
還元率の高いカードで支払う
支払に利用するクレジットカードは、ポイント還元率の高いものを使うのがおすすめです。
引き落としだけではなく、一時払いの際にもそうしたいものです。
2021年6月から公共料金支払いの際のポイント還元率が0.2%と大幅に低下する楽天カードも、NHKについては従来通り1.0%です。
その他の高還元率カードの一例です。還元率と併せて紹介します。
・ Orico Card THE POINT:1.0%
・ リクルートカード:1.2%
・ au PAYカード:1.0%
・ ヤフーカード:1.0%

納付書単位でNHK受信料を支払う(一時払い)
引き落としにしなくても、受信料のキャッシュレス決済の方法は多様化しています。
(2) NHK公式サイトでクレジットカード払い
(3) 払込用紙をQRコード決済で読み取る
(4) コンビニで電子マネー支払い
税金と違ってカード手数料を利用者が負担する必要はありません。
料金は引き落としの場合よりも若干高くなります。

引き落としと同様に2か月払いが基本です。
それでも、12か月前払いは確実に安くなります。割引額は次の通りです。
・ 引き落とし月額12回分と比較:1,300円(2万4,740円 – 2,170円 × 12)
「引き落としはいやだけど、キャッシュレスで最大限お得を享受したい」という人には、一時払いでの12か月前払いをおすすめします。
QRコード決済払いはau PAYがおすすめ
QRコード決済での受信料支払いは簡単で、払込用紙のバーコードをアプリで読み取るだけです。
ただし、QRコード決済での公共料金支払いは残高で支払う必要があり、クレジットカード払いにはできません。
キャッシュレスだというなら、クレジットカードと組み合わせたいものです。
この点では、多くのクレジットカードからチャージできて、ポイント付与の対象になるau PAYがおすすめです。
支払時に0.5%のポイントが付くため、カード直接払いより得するケースが多く見られます。
コンビニ払いは組み合わせが限られる
払込用紙をコンビニに持っていって支払うのは普通の方法ですが、キャッシュレスにしようとするとやや困難です。
手順1. クレジットカードの「セブンカード・プラス」から、電子マネー「nanaco」にチャージ
手順2. チャージ時にセブンカード・プラスのポイントが貯まる(還元率0.5%)
手順3. セブン-イレブンに行き、nanacoで支払う
手順4. 支払時のnanacoのポイントは付かない
限られた組み合わせで、ようやくキャッシュレスとなるうえに還元率も高くありません。
NHK公式でのカード払いか、au PAYでの支払いがおすすめです。
賢く支払ってリターンを得る
NHK受信料を支払うのは気分的に楽しいものではありませんが、賢く支払って少しでもリターンを得たいものです。(執筆者:沼島 まさし)