家計費の管理は妻1人でやっているという家庭が多いと思います。
「私だけが我慢している」
と感じる場合は、家族が状況を把握できていない場合が多いです。
筆者も以前は1人で管理をしていましたが、家族に現状を報告したところ「固定費がそんなに高いとは思ってもみなかった」と家計費の相場も分かっていなかったことが分かりました。
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目次
家計管理は家族の協力が必須
自分1人で節約をしながら地道に家計管理をしていても、家族が衝動買いばかりしていたり、生活水準に見合わないぜい沢を続けたりすれば家計費は圧迫されていきます。
家族が節約に協力してくれないなら、ただ「節約して」と協力を求めるだけではなく収支を数字で見せて現状を理解してもらう必要があります。
定期的に報告する場を設けることで、「自分も家計管理に参加している」と主体的に考えるようになります。
それでも協力が得られない場合は、無理に同じ目標に向かって協力し合わなくても、
「〇円家計費を出してくれればあとは自由」
など妥協点を見つけると、後々もめにくくなります。
月に1回はマネー家族会議
わが家は月初に家族でお金について話し合う時間を設けています。
「お金が足りない」「我慢してほしい」というネガティブな話題ばかりだとマネー会議自体が敬遠されてしまいます。
まずは出掛けたい場所や欲しいものなどの目標を決めて、そのためには何ができるかを話し合うと意見が出やすいです。
わが家では「Evernote」というメモアプリを家族で共有して「行きたいところリスト・欲しいものリスト」を作成しています。
一方的に節約を強いるより、家族で意見を出し合ってお金の使い道を決めた方が協力が得られやすくなりました。
小さい子供でもお金について話し合う機会を設ける
子供が小さいうちは、お金に関する話題を避けているお宅も多いと思います。
しかしお金の使い方や「もったいない」という感覚を知らずに育つと、
「お金は無限に使える」
という考えが習慣づいてしまいます。
小さい頃からお金の使い方を考える練習をさせておくことが大切です。
わが家には2歳半になる子供がいます。
「次にどこに行きたい・何を買いたい」と身近な貯金目標を設定するときは、子供も一緒に話し合うようにしています。
まだお金の仕組みは理解できていなくても、高いお菓子やおもちゃをねだった時に「みんなで〇〇に行くためにお金を貯めてるんだけど協力してくれる?」と説明するようにしています。
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家計管理は得手不得手で役割分担をする
人には得手不得手がありますが、家計管理にも向き不向きがあります。
わが家の場合は、決まった金額の中でやり繰りすることが得意な私が家計費の管理をして、情報収集やコツコツ貯金することが得意な夫には契約会社の選定や長期的な貯金を担当してもらっています。
1人で全ての家計管理をしていた時は、苦手な情報収集に苦戦してイライラすることが多かったのですが、家族で役割分担をすることでストレスなくお金と向き合うことができています。
マネー家族会議をすることでお金のことでもめなくなった
1人で家計管理をしていた頃は、「もっと節約できるんじゃないの?」「また必要のないものを買って」など、家族のお金の使い方に不満ばかり感じていました。
定期的に家族でマネー会議をすることで、現状を把握して協力し合うことができるようになったのでお金のことでもめることが少なくなりました。
また定期的に目標を確認することで貯金への意識が高まり、貯金を取り崩すことがなくなりました。
まずは「お金が貯まったら何を買いたいか」など前向きな話題を家族としてみてください。(執筆者:川井奈央)