コロナ禍において、密にならないアウトドアの趣味を楽しむ人が増えています。
その中でも、年齢、性別問わずに楽しめる「釣り」は人気急上昇中です。
テレビ番組の特集が増えたことで、初めてチャレンジする方も増えました。
道具はレンタルできる場所があるので、最初からお金をかける必要はありません。一方で、レンタルの出費が気になると自分の道具を揃えたくなるかもしれません。
そのような時にオススメなのが、ダイソーの釣り具コーナーです。他にはない低価格帯の商品が充実しているので、初心者にはピッタリです。
釣具屋さんに一度も行かずとも、魚を釣れる品揃えだと評判です。数年前にはかなり小さかった売り場も、近年の流行のおかげで今では広々として充実しています。
今回は、ダイソーの釣り具売り場から、お得な商品をいくつか紹介します。
目次
1. ルアー各種(プラグ、エギ、ワーム、メタルジグ)
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ルアーは種類によって価格はさまざまなのですが、釣り具専門店では500円~2,000円程度はします。
ダイソーでは全てのものが100円ですので、たくさん揃えれば揃えるほどお得だということです。
種類、カラーともに豊富で、魚、気候、場所に合わせた使い分けもできます。
長さ、重さなど種類が細かく分かれているので、釣り玄人の中にも利用する方がいるほどです。複数購入する方の多い、コスパの良い商品です。
専門店の物に比べると細部の作り込みが甘く壊れやすいのが欠点ですが、次のような工夫をすれば欠点を補えます。
・ フックの甘い部分はやすりがけを行い、先を鋭利にしておく
本体はそのまま活かして、フック部分をお気に入りの物に交換する方もいるそうです。方法はさまざまにありますが、自分なりのカスタマイズで長く使えます。
一方で、作り込みの甘さから却って本物らしい動きとなり、大漁だったとの報告もあります。
海の中で失くしやすい物でもあるので、100円で入手できるのはありがたいですね。
メーカー品よりも出費を大幅に抑えられるので、ぜひ、有効活用してください。
2. サビキ仕掛け・サビキ仕掛けセット
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サビキ仕掛けやアミカゴは一般的に200~500円程度はしますが、ダイソーでは専門店と大差ない物が100円で手に入れられます。
サビキ仕掛けは3本針 × 2セット付いた商品で、5~10cmのサイズの魚が釣れます。サビキ仕掛けセットはアミカゴの付いたセットです。必要なほうを購入しましょう。
3. 釣り竿(海水用:長さ1.8m 重さ280g:1,000円 / 淡水用:長さ2m:100円)
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海水用
ちょい投げ、サビキ釣りに使える釣り竿を1,000円で購入できます。仕掛けは付いていないので、100円で別途購入しましょう。
釣り具レンタルを利用すると1,000円前後はするので、2回以上の使用で元が取れます。
ハンドルは左右どちらにも付け替えられるので、左利きでも問題なく使用できます。アジ、イワシ、キスなどの魚を釣ることができます。
海水が付くと錆びやすくなってしまうので、使用後に洗うことを忘れないようにしましょう。
竿は安くても高くても折れるリスクがあるので、折れた際の予備として持つ方もいます。
淡水用
竿と浮きがセットになっていて、淡水、用水路、川などの釣りに最適です。
お子さまがフナなどの小さい魚を釣る程度なら、100円で楽しめるので手軽です。
一般的には淡水用が1,000円以上、海水用は2,000円以上はします。
今後も続けるかどうか分からないのであれば、ダイソーの釣竿で試してみてはいかがでしょうか。
4. 魚とり網 135cm:150円
虫捕り網よりも網の部分がしっかりとした作りです。ヘラブナ程度のサイズなら十分に使えます。
洗っても魚臭さが取れなくなった場合に、手軽に買い替えられるので衛生的にも安心です。
一般的には800円以上しますので、150円で購入できるのはとてもお得です。
5. お薬ケース・セクションケース・タックルボックス
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針やルアーなど、釣り具の収納に使えるケースです。
お薬ケースは針など細かい物、セクションケースは仕切りが選べるのでルアーなどの収納に使えます。
タックルボックスは仕切りの位置を細かく調整できるので、大きめグッズ収納に便利です。
ダイソーのタックルボックスには水切り穴があり、プラスチック製で軽いので釣り向きです。
サイズは縦20 × 横9.8 × 深さ2.5㎝ですので、他のケースとの持ち運びの相性も良いと言えます。
メイホウなど有名メーカーのタックルボックスはは700~1,000円します。
メーカー品の方が厚みがあり、重いものを持ち運ぶ場合には壊れにくいというのが利点です。仕切り溝の間隔がダイソーよりも細かいので、自由度で言ってももこちらのほうが高いと言えます。
ルアーが増えてくるとボックスが複数必要になりますが、数が必要な場合にはダイソーがお得です。
価格の差が500円以上あるので、自分の優先度合いを考えながら総合的に判断しましょう。ケースの価格を抑えれば、仕掛けなど他のグッズの購入費に回せます。
ダイソーには取っ手の付いた大きめの工具箱(200~300円)もあります。メーカー品に比べて激安ですが、重い物を入れると壊れやすいので注意が必要です。
セクションケースは釣り具ではなく、手芸や収納グッズコーナーにあることがほとんどです。店舗によって置き場所が異なりますので、釣り具売り場以外も探してみてください。
その他にも、道糸、バケツ、ケミホタル、プライヤーなど、多くのグッズが揃います。
リールホルダーで針外しやラインカッターをベルトに付けると、使い勝手が向上します。
本来の使い方とは違いますが、便利に使う方法はネットでたくさん紹介されています。自分にとって使いやすい方法で釣りを楽しみましょう。
初心者が趣味で楽しむ程度には十分な機能
アウトドア需要の高まりから、釣りデビューを考えている方は多いと思います。
しかし、最初からお金を掛けて一式を揃えても続くかどうかは分かりません。無駄な出費を防ぐために、レンタルなども検討しながら賢く趣味を見つけましょう。
ダイソーの商品は、ブランド品に比べると性能面で劣る部分があります。しかし、初心者が趣味で楽しむ程度には十分な機能を備えていると評判です。
まずは少ない軍資金で試してみて、徐々にグレードアップしてみてはいかがでしょうか。
釣りは食費の削減にも役立ちますが、釣って終わりではありません。ゴミは忘れずに持ち帰りましょう。
魚はさばくのも大変です。釣った魚を持ち帰る場合には、責任を持ってしっかりと調理しましょうね。(執筆者:山城 奈々)