2021年の大型連休前に、「ETCX」というサービスのリリースがありました。
ETCカードをセットした車に乗ったまま、ドライブスルーやガソリンスタンド、駐車場がキャッシュレス利用できる画期的な仕組みです。
事前の申込みも不要です。
ですがまだ、利用可能な店舗のほうがまったく追いついていません。
今後の拡大に期待しつつ、今回はETCカードをお得に入手するには、どのクレジットカードで申し込んだらいいのかご案内します。

目次
ETCカードにも差がある
ETCカードの機能自体は、どのクレジットカードで作っても同じです。
高速道路・有料道路の出入口の、専用レーンを通過して、料金を決済する点はまったく同じです。
利用でポイントが付く「ETCマイレージサービス」も、どのクレジットカードを選んでもサービス同一で、こちらはマイカーにETC車載器を付けている人なら申し込めます。
クレジットカードで差が付くのは、次の点についてです。
・ 発行手数料
・ ポイント還元率
経費が上の2種類で、ポイント還元率がリターンです。
代表的なカードの経費・リターンを確認します。

各ETCカードの特記事項
上記に取り上げた各ETCカードについて、注意点やメリットをお知らせします。
楽天カードも年会費無料にできる
人気の楽天カードはETCカード年会費有料ですが、次の方法で無料となります。
・ 楽天ゴールドカード以上
セゾンカードはETC即日発行
セゾンカードは、セゾンカウンターに行くとその場でETCカードを発行してくれます。
クレジットカードの申込当日にカウンターで受け取れるカードのため、セゾンの場合「クレジットカード申込当日」にETCカードも受け取れることになります。
ポイント還元率が低いのはセゾンカードの欠点ですが、「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」ならカバーできます。
人気の「セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード」のサービスがおおむね受けられます。
このカードは、セゾンの「永久不滅ポイント」と、ヤマダデンキのヤマダポイントのWポイントなので、常時ポイント還元率1.0%です。
クレジットカードの即日発行はありませんが、すでに持っている会員が、セゾンカウンターでETCカードを即日発行してもらうことはできます。
セディナカードにはキティデザインのETCカードがある
通常、ETCカードのデザインは1種類です。
珍しいことに、セディナカードの場合、ハローキティデザインが選べます。
ライフカードのETCはポイントなし
ライフカードはボーナスポイントの充実で、実還元率の高いカードです。
ただ、ETCカードを利用してもポイントが貯まりません。
避けたほうが無難です。
ビックカメラSuicaカードのETCは還元率が低い
ビックカメラSuicaカードは還元率1.0%(JREポイントとビックポイントが0.5%ずつのWポイント)ですが、ETCカード利用に関しては、ビックポイントのみです。
発行手数料もかかるので、ETCは他のカードで作ったほうがいいでしょう。
どのカードでETCカードを作るべき?
年間「5万円」のETC利用を「5年間」続けるとして、各クレジットカードのポイントによるリターンと経費の差を出してみます。
結果として、おすすめのカードは次の通りです。
2. リクルートカード(ICB) → 3,000円
3. JCB CARD W → 2,500円
3. (同点)Orico Card THE POINT → 2,500円
3. (同点)ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード → 2,500円
3. (同点ただし使わないと年会費が発生)dカード → 2,500円
この6枚をおすすめします。
ドライブするならぜひ、高いリターンを得ましょう。(執筆者:沼島 まさし)