6月と言えば、祝日もなく雨模様が続くといった憂鬱なイメージがありますが、優待好きにとっては1年で株主優待品が最も届くお祭り月でもあります。
3月期決算の多数の企業が6月に株主総会を行うため、それと前後して株主優待品も届くことが多いのです。
通常は6月のうち株主総会が集中する後半から7月初めにかけてが優待品到着のピークなのですが、今回はそれに先がけ6月前半に筆者が頂いた株主優待品を紹介します。
なお、株価その他の情報はYahoo!ファイナンスから6月23日終値時点のものを引用しています。
目次
1. 名糖産業
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「名糖産業 (2207)」から、株主総会が行われるよりひと足先に株主優待品を頂きました。
「名糖産業」はチョコやバームクーヘンなどが主力の菓子メーカーで、なかでも大袋に入った「アルファベットチョコレート」が親しまれています。
同社は、以前は株主優待として、年1回、9月期に自社商品のセットを進呈していましたが、2021年3月期に優待が拡充され、200株以上保有する株主には3月期にも自社商品のセットを頂けるようになりました。
今回筆者が頂いたのは「レモンケーキ、こんにゃくゼリー、キャンディー3種、あとひき豆、粉末フルーツティー」の全7種類、とボリュームたっぷりのセットでした。
特に、レモンティーなどの粉末紅茶飲料でも有力メーカーの同社が手がける「粉末フルーツティー」は冷水でもサッと溶けて美味しいので、これからの季節に重宝します。
時期柄、人気のチョコレート製品は入っていませんでしたが「12月の株主優待品を楽しみにお待ちいただきたく」とのメッセージが同封されていたので、また冬への期待を膨らませつつ待ちたいと思います。
「名糖産業 (2207)」株式情報
【株価】1,556円
【最低購入代金(100株)】
15万5,600円
【権利日】
3月末日・9月末日
【配当】24円
【株主優待】
自社製品または自社グループ会社製品を選定し贈呈
<3月末>
200株以上:小売価格2,000円相当
<9月末>
100株以上:小売価格1,500円相当
1,000株以上:小売価格3,000円相当
5,000株以上:小売価格5,000円相当
2. ハウス オブ ローゼ
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「ハウス オブ ローゼ (7506)」より、こちらも株主総会が行われるより先に株主優待品を頂きました。
「ハウス オブ ローゼ」はボティケア商品や化粧品などを百貨店や駅ビルなどの直営店で販売する他、リラクゼーションサロンや越境ECなども展開する企業です。
株主優待として100株以上保有する株主に対し、年1回、自社商品を進呈しています。
今回筆者が頂いたのは「ハンドソープ、ハンドクリーム、固形石けん、入浴剤」のセットで、すべて「ラ・ローゼ」のラインの商品です。
ギフト用の箱を開ける前から、すでにバラの香りがほのかに漂い、箱を開けるとたちまち豊潤な香りに包まれてうっとりとしました。
株主優待品は、昨年はラベンダー、一昨年はミントの香りの商品が中心のセット、と毎年異なる商品を頂けるので、目先が変わって飽きません。
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「ハウス オブ ローゼ (7506)」株式情報
【株価】1,643円
【最低購入代金(100株)】
16万4,300円
【権利日】3月末日
【配当】20円
【株主優待】
自社商品
100株以上:3,000円相当
1,000株以上:1万円相当
3. 議決権行使書に同封されていた優待品
株主優待品は通常株主総会後に届くことが多いのですが、なかには株主総会前に届く議決権行使書に同封されているものもありました。
今回筆者がいただいた範囲では、
「モーニングスター (4765)」から株主優待クーポン
「JFLAホールディングス (3069)」から株主優待カタログ
が、議決権行使書に同封されていました。
株主の方、中身を確認せずに誤って捨ててしまわないようにお気をつけください。
なお、株価その他の情報は今後変更される可能性がありますので、投資をお考えの際はご自身でご確認のうえで慎重にお願いいたします。(執筆者:取得優待は120以上 吉井 裕子)