コロナウイルスの影響により、夜の営業ができないお店の副業として「リヤカー販売」が流行しています。
とはいえ手軽に始められる移動販売として、リヤカーを副業として始める際の詳細を知りたい方も多いです。
「必要な許可やどれくらい稼げるのかも知りたい」
リヤカー販売に興味を持った際、上記のような疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、「リヤカーを利用した移動販売の副業について」まとめました。
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目次
リヤカーを利用した移動販売に必要な許可や始める際の手順
夜に営業できなくなった居酒屋が昼にできる事業として、リヤカー販売を手掛けているものが注目を浴びています。
しかしそんなに始めやすいなら、「すぐ副業として始められるのでは」と思う方もいらっしゃるはずです。
私の友人には、リヤカーで移動販売を行っていた方がいます。
その体験談を元に、必要な許可や初期投資、収入例を項目ごとにまとめました。
リヤカー販売で必要な許可
リヤカーで販売するものは、食品なら営業許可が必要です。
実はリヤカーでの販売は「移動販売」に該当せず、「行商」という枠組みとなります。
ちなみに行商では販売できる食品の種類が限られており、調理や加工は行えません。
営業許可の詳細、必要書類に関しては営業地を所管する保健所に問い合わせを行ってください。
※つまり営業地が変われば営業は行えなくなる点に注意が必要です。
なお弁当や総菜類を販売する場合、以前までは届出制だったものの平成27年10月から許可制へ変更となっています。
つまりリヤカーで食品類を販売するのは少しハードルが高く、衛生面でも細心の注意を払わなくてはなりません。
新たに販売を開始するなら、特別な資格や許可がいらない「雑貨の移動販売」がおすすめです。
リヤカー販売を始める際の初期投資
リヤカーはなんと1万6,000~7万円ほどで購入できます。
キッチンカーが中古でも150万ほどするので、初期投資はかなり安く済むでしょう。
また固定費もかからないため、リヤカーを利用した販売は非常に参入しやすいです。
その上で食品を扱わず、特別な資格や許可がいらない雑貨販売に目を向ければ参入ハードルはかなり低くなります。
一時期リヤカー販売で話題となったニュースは、居酒屋がフルーツサンドを販売するものでした。
そのためどうしても食品に目を向けがちですが、食品は初心者向けとは言えないハードルの高さがあります。(営業許可や衛生管理、許可にまつわるやり取り含む)
雑貨であれば光熱費もかからないし、どの雑貨品を販売するかで競合を最小限に避けることも可能です。
リヤカー副業の収入例や稼ぎ方を知りたい
私の友人はリヤカーを使い、雑貨を中心に移動販売をしていた経験があります。(現在は輸入ルートがなくなり休止中)
販売しているものは輸入品の雑貨で、できるだけ競合とかぶらないよう商品をよく変更していました。
そのため収入は安定しなかったものの、平均して月5万近くの収入を得ています。(売上が25万ほどだったため、利益率は20%行かないくらいです)
友人は販売場所が変わるだけで、基本的な考えはせどりと同じと話していました。
せどりを知らない方は、基本的なせどりに関する過去記事も参考にすればわかりやすいかと思います。
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リヤカーでの販売がなぜ有利?
友人がなぜリヤカーを使用していたかと言うと、前述のとおり「行商」として見なされるからです。
路上販売を行う場合、私有地を借りるか道路使用許可を取らなくてはなりません。
リヤカーを使うと人力で移動して販売する行商と見なされ、特別な許可を取らなくても良くなります。
つまり工数を大幅に減らして参入できるので、メリットが多いとのことです。
※ただし何も知らずに販売していると、縄張りのようなものがあると注意を受けることがあるとも話していました。
リヤカーを利用した販売は意外と穴場 やるなら食品以外が参入しやすい
リヤカーは購入しやすく、初期投資を少なく参入できます。
ある程度販売する商品を絞れば、競合とかち合うことも最小限にできるでしょう。
ただし自分の足で販売しなくてはならないため、販売場所の告知やネットを活用することも必要になりそうです。(執筆者:奥泉 望)