棚の奥から記憶のないものが出てきたり、在庫があるにもかかわらず同じものを買ってしまったりと、自分の持っているものを全て把握するのは難しいです。
持ち物を整理してシンプルに暮らすには、以下の2ステップが必要です。
・ ひとつ買ったらひとつ手放すことを徹底して物を増やさない
自分の持ち物を把握できていれば、無駄遣いが減ります。
この記事では、整理整頓が苦手な私がシンプルライフで無駄遣いを減らした方法をご紹介します。
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目次
持ち物が多いとなぜお金が貯まらないのか
物が多いと何をどれだけ持っているのか把握できずに、似たようなものを買ってしまうことがあります。
私も以前は整理整頓ができずにたくさんの物に囲まれて生活していました。
冠婚葬祭のたびに筆ペンを買っていたので、家には使いかけの筆ペンが4本と薄墨2本がありました。
これだけでも1,200円ほど無駄な買い物をしていることになります。
文房具だけでなく、食品・日用品・洋服・本など家全体の整理をしてみたら不用品がたくさん出てきました。
また適正量を分かっていないと、物を増やすことに抵抗を感じにくくなります。
買ったけど使っていないという場合は、本来は必要のないものです。
なんとなくの買い物をやめるだけで無駄遣いはぐっと減ります。
持ち物を自分が把握できる量に減らす
まずは、自分が持っているものを把握することから始めます。
断捨離の手順
(1) 片付ける場所を決める
(2) 物を全部出す
(3) 残すものと手放すものに分ける
(4) しまう場所を決める
(5) カテゴリーが違うものは場所を移動させる
私は平日は10分以内で片付きそうな場所、土日にクローゼットや本棚など時間のかかる場所を整理していって2週間ほどで家全体の断捨離をしました。
残すものと手放すものの基準で悩む人が多いですが、私は使う予定の有無で分けていきました。
「いつか使うかも」「なんとなく捨てるのには抵抗がある」といった具体的な用途が思いつかないものは、今後出番がない場合が多いです。
手放す手間をかけると物を増やしにくくなる
断捨離をした不用品をそのままごみ袋に入れて破棄しても良いのですが、手放す手間をかけることで「いかにたくさんの不用品を持っていたか」自分を戒めることができます。
大量の不用品を写真に残しておいたり、ひとつひとつフリマアプリで販売したりすると物を増やすことに罪悪感が出てきます。
またもったいないと感じるものは、フリマアプリで販売すれば必要としてくれる人に渡すことができるので抵抗を感じにくくなります。
フリマアプリは、必要のなくなったものをお金にかえることができるので一石二鳥です。
ひとつ買ったらひとつ手放すルール
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物が増えるのは、物を買うからです。
何か買ったら同じカテゴリーのものを同じ数だけ手放すようにすると物が増えなくなります。
買い物をしたら家にあるものを手放さなくてはいけないと思うと、欲しいものができた時に「今持っているものより優先順位が高い?」と自問自答するようになるので衝動買いが減ります。
以前はよく服や小物を衝動買いしていたのですが、「自宅にある服で手放せるもの」と考えていると欲しい欲求が落ち着いて何も買わないで帰ることが増えました。
以前は服代に月5,000~1万円ほどかけていましたが、今では服を買わない月が増えました。
買い物をしない努力より自分で把握できる分量をキープするのが大事
無駄遣いを減らそうと買うことを我慢する人が多いですが、必要なものやどうしても欲しいものは我慢するとストレスが溜まって節約自体が長続きしなくなってしまいます。
私は本が好きなので欲しい本はメルカリで格安に購入して、読み終わった本はどんどんメルカリで販売するようにしています。
新しい本を買って自宅に保管していた時は毎月の本代が5,000円以上でしたが、今では購入代金から売上金を引くと毎月800円ほどに本代を抑えられています。
買うのを我慢するのではなく、自分の適正量を増やさないことで無駄遣いや同じような物を買ってしまうミスが減らせます。
まずは家の中の小さな引き出しから手放す習慣を始めてみてはいかがでしょうか。(執筆者:川井奈央)