コロナウイルスの影響で家にいることが増えて、エアコンの電気代に頭を抱えている人も多いと思います。
暑い日が続いているので、熱中症予防のためにも暑さ対策は必須です。
エアコンだけではなく、状況に合わせて扇風機や冷風機を取り入れることで電気代を抑えることができます。
この記事では、電気代を節約するための暑さ対策家電の使い分け方を紹介します。
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目次
エアコン・扇風機・冷風機の電気代
エアコンは電気使用量が多く、特に夏の昼間にかかる冷房は電気代がかかります。
・ エアコン 15~30円
・ 扇風機 0.5~1円
・ 冷風機 1~2円
エアコンと冷風機は「冷房機能」がある点は同じですが、1日8時間稼働すれば1か月で5,000円以上も電気代に差が出ます。
何も考えずに朝起きたらエアコンをつけるのではなく、状況に合わせて他の家電も使い分けると夏の電気代を抑えることができます。
大人数ならエアコン+扇風機が快適
エアコンは部屋全体の温度を下げるのに向いています。
冷たい空気は下の方にたまる特性があるので、風向きを水平にすることで部屋全体の温度が下がりやすくなります。
また、下にたまった冷たい空気を扇風機やサーキュレーターで循環させることで効率的に冷たい空気を撹拌させることができます。
リビングに家族が集まる時間帯や来客時はエアコンを使用するのが良いでしょう。
ただし、エアコンは高い室温を急激に下げる時に電力を多く使うので、何度もON/OFFを繰り返すのは電気代が余分にかかる可能性があります。
1人なら卓上冷風機がお得
卓上冷風機は特定の範囲を冷やすのに向いています。
書斎やキッチンなどひとつの場所で作業をする時には、冷風機で十分涼むことができます。
家に1人でいる時や家族が別々の部屋で過ごす時は、エアコンを使用するより冷風機を使用した方が電気代を節約できます。
おすすめの卓上冷風機の使い方
特定の場所を冷やすのに電気代を抑えることができる卓上冷風機は便利です。
効果的に冷風機を使用できる場面を紹介します。
個室でデスクワークをする時
在宅ワークが増えて通勤時と比べて光熱費が高くなっているという人も多いと思います。
デスクに卓上冷風機を置くことで、エアコンなしでも暑さを我慢せずに作業できます。
ただし冷風機は本体に排熱口が付いていて後ろから温かい空気が出るので、同じ部屋で何台も稼働させるとかえって室温を上げることもあります。
キッチンで調理をする時
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真夏のキッチンは暑さとの戦いです。
夏はなるべく火を使わない簡単なメニューで済ませているという家庭も多いでしょう。
小型な卓上冷風機ならカウンターや作業台に乗せて使用できます。
筆者は卓上冷風機を取り入れてから、夏の夕飯づくりが億劫ではなくなりました。
持ち運びが簡単なのでどこでも使用できますが、本体から離れると涼しくないので掃除などで家の中を動き回る時は卓上冷風機は向きません。
お風呂上りに脱衣所で涼みたい時
真夏の脱衣所は暑さと湿気で、サウナのような暑さになることがあります。
卓上冷風機なら冷たい風に直接あたることができるので、浴室から出た直後でも爽快な気分を味わうことができます。
冷風機にあたりながらドライヤーを使用すれば顔から汗がひきやすいので、髪を乾かしたはずなのに汗でびっしょりという不快な思いをしなくても済みます。
真夏のトイレ
ドアを開けたままにできないトイレは、熱がこもって危険な暑さになることがあります。
小型の卓上冷風機なら狭いトイレでも使用できます。
トイレで熱中症になって倒れてしまうケースもあるので、しっかりと暑さ対策をしておきたい場所です。
適切な暑さ対策家電を見極めるのが大事
部屋全体を冷やしたいならエアコンと扇風機の併用、自分がいる場所だけを冷やしたいなら卓上冷風機と、状況に合わせて家電を使い分けることで節約しながら快適に過ごすことができます。
実際わが家では、毎日エアコンを使用していた昨年と比べて、エアコンと卓上冷風機を使い分けた今年の方が電気代が3,800円安くなりました。
卓上冷風機の本体を4,000円程で購入したので、1か月で元を取れたことになります。
まだまだ暑い日が続きますが、8~9月にかけて暑さ対策家電の在庫処分で値下げする店舗も増えるので、この時期に卓上冷風機の購入を検討してみてはいかがでしょうか。(執筆者:川井 奈央)