待ちに待った食欲の秋の到来!この時期は梨や牡蠣、栗など様々な食材が旬を迎えますが、その中でも松茸は秋の味覚の代表格とも言えます。
しかし、松茸は1本数万円程度する超高級食材であることから食べたくてもなかなか手が出せません。
そこでおすすめなのが舞茸。
松茸に限らず、きのこ類全般が秋に旬のピークを迎えるのですが舞茸は松茸に匹敵するほど香り高く、舞い上がるほどおいしいことから「舞茸」と名付けられた魅力満載なきのこです。
値段も1パック当たり90~100円台で購入できるので家計にも優しい食材の1つです。
こちらではお金をかけずに高級感を楽しめる、舞茸を使った料亭風レシピを3種類ご紹介致します。
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目次
じゅわっとコク旨。「舞茸とナスの煮浸し」
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秋の味覚をダブルで使った「舞茸とナスの煮浸し」のレシピです。お好みでおろし生姜を添えてお召し上がりください。
材料【3人前:1人分の材料費 80円】
・ 舞茸 1パック(100g)
・ ナス 2本
・ 水 200ml
・ 和風顆粒出汁 小さじ1
・ 醤油、みりん 各大さじ2
・ 砂糖、ごま油 各大さじ1
・ 万能ねぎ 2本
作り方
(1) 舞茸は手で食べやすい大きさにほぐします。
(2) 水・和風顆粒出汁・醤油・みりん・砂糖は混ぜ合わせておきます。
(3) ナスはヘタを取り除き、縦半分に切ったら斜めに4等分に切ります。
(4) (3) のナスの表面に3~4か所程度切り込みを入れ、水を張ったボウルに10分程度さらしてあく抜きをしたらザルに上げます。
(5) フライパンにごま油を熱し、4のナスを皮目を下にして焼いていきます。
(6) 軽く焼き色がついたら裏返し、裏面がしんなりしてきたら1と2を加えて蓋をします。
(7) ふつふつと煮立ってきたら弱火に切り替え、5~6分程度煮込みます。
(8) お皿に舞茸とナスの煮浸しを盛り付け、小口切りの万能ねぎを散らしたら完成です。
ポイント
少し手間はかかりますが、(4) の工程でナスの皮目に切り込みを入れることで味が中までしっかり染み込みやすくなります。
柚子香る「舞茸の土瓶蒸し風吸い物」
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柚子と舞茸の香りが相乗効果を発揮し、華やかな味わい、舞茸の土瓶蒸し風お吸い物のレシピです。
当レシピでは星型で人参を型抜きしていますが、花や紅葉などお好みの型を使用したり、包丁で飾り切りすると鮮やかです。
材料【3人前:1人分の材料費 55円】
・ 舞茸 1パック(100g)
・ 人参 2cm
・ 柚子 1個半
・ 水 500ml
・ 白だし 大さじ2杯半
・ 醤油 小さじ2
・ 塩 ふたつまみ
・ 和風顆粒出汁 小さじ1
小見出し:作り方
(1) 舞茸は手で食べやすい大きさにほぐし、人参を型抜きもしくは飾り切りします。
(2) 人参を柔らかくなるまで小鍋で茹でましょう。
(3) (2) と別の鍋に水(500ml)を注ぎ入れ、強火にかけます。
(4) ふつふつしてきたら中火に切り替え、1の舞茸を加えます。
(5) 舞茸がしんなりしてきたら白だし・醤油・塩・和風顆粒出汁を加えて味を整えます。
(6) 器に5を盛り付け、2の人参と縦半分に切った柚子をトッピングしたら完成です。
ポイント
柚子を絞る際は果肉ではなく、皮を下にして絞ることで爽やかな香りを一層楽しめます。
具沢山で美味しい! 「舞茸の炊き込みご飯」
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秋になると無性~に食べたくなる炊き込みご飯。
値段が安い具材でも舞茸・鶏肉・油揚げなどコクと旨味があるものを上手く組み合わせることで料亭顔負けの本格的な逸品に仕上がります。
材料【3人前:1人分の材料費 123円】
・ 米 1合半
・ 舞茸 1/2パック(50g)
・ 鶏肉 130g
・ 油揚げ 1/2枚
・ 人参 5cm
・ 和風顆粒出汁 小さじ1
・ 醤油、料理酒、みりん 各大さじ1
・ 塩 少々
作り方
(1) 舞茸は手で食べやすい大きさにほぐし、鶏肉は1cm角に、油揚げは短冊切り、人参は千切りにします。
(2) お米を研ぎ、30分程度水に浸したらザルに上げます・
(3) 釜に2の米を入れ、一合半の線まで水を注ぎ入れます。
(4) (3) に和風顆粒出汁・醤油・料理酒・みりん・塩を加え、さっと混ぜ合わせます。
(5) (4) に(1) の具材を入れ、炊飯スイッチを入れます。
(6) 炊き上がったらしゃもじで全体的に混ぜ、お茶碗に盛り付けたら完成です。
ポイント
(6) の工程で切るように混ぜてしまうとご飯がべちゃべちゃになりやすいので底からふんわりと混ぜ合わせるようにしましょう。
盛り付け方も大切ですが、器やランチョンマットのデザインにこだわることで料亭らしさをより演出することが可能です。
コロナウイルスの影響でなかなか外食に行きづらい今、気分転換を兼ねてワンランク上の舞茸料理をお得に堪能してください。(執筆者:栄養士、おうちご飯研究家 池田 莉久)