筆者はコロナで収入が減ったことをきっかけに、家計簿をつけるようになりました。
当初は収入減のショックのおかげか順調に続いていたものの、数か月も経つと気がゆるみ、サボりがちになってしまいました。
そんな状況を打破するため、ちょっとした仕組みを取り入れることにしました。
その結果、今現在も順調に家計簿を継続できており、8月は約2万円を浮かせることに成功しました。
この記事ではそんな筆者が家計簿継続のために取り入れた仕組み5つをご紹介します。

目次
1. 家計簿はいつも見える場所に置いておく
ただでさえ面倒と思っている家計簿ですから、見えない所にしまうと思い出すことすらなくなります。
そこで、あえて目につく所に置くようにしています。
視界に入れば渋々でもやらざるを得ませんし、存在を忘れてしまうことはありません。
2. 未処理のレシートは毎日使うものの上に盛る
先述のように見えるところに置いていても、やはり行動に移せないこともあります。
そこで筆者はやらざるを得ないように、自分をさらに追い込むことにしました。
その方法は
というものです。
こうすると、パソコンを開くたびにどかしたり、レシートがひらひら飛んでいったり、めんどくさい思いをしなければなりません。
筆者の場合、パソコンがなければ仕事にならないのでこれが毎日のこととなります。
見た目にも汚いし、やらざるを得ません。
3. 家計簿グッズはVIP待遇
筆者には家計簿をつけるのに使うノートやペン、計算機にテープのり、日付スタンプなどの定番ツールがあります。
しかし、いざ家計簿を記入しようとしたときに「あれがない、これがない」というストレスが起きると、途端にやめてしまいたくなります。
そこで家計簿に必要なものは専用ボックスにひとまとめにして収納しています。
ポイントは、仕切られた各エリアに1、2個しかアイテムを入れていないことです。
ぎゅっとコンパクトに入れてしまうと、アイテム同士が引っかかったり、見つかりにくかったりして、欲しいものがさっと1度で取れなかったりします。
そこでこのようなスペースに余裕を持ったVIP待遇収納にして、ささっと作業を進められるようにしています。
グッズ自体も使いやすものやデザインの気に入っているものでテンションを上げると、なお効果的です。

4. 家族にレシートを集めていると伝える
家計簿をつけるのに欠かせないレシートですがズボラな筆者は、
・ 買い物中にバタバタしてバッグの奥にぎゅっと入れてしまったり
・ 帰宅後冷蔵庫に食材を詰めながらその辺に置きっぱなしにしたり
・ 最悪の場合、もらい忘れる
など、全てのレシートを確保するのが苦手です。
そこで、活躍してくれているのがわが家の息子たちです。
息子たちに
と伝えています。
すると、「あ!お母さんの大事なやつじゃん!」と放置レシートが集まってきます。
子供と一緒に買い物に行ってレシートを受け取った際、「これ、お母さんのとっても大事なものなんだよ!」とレジの方に説明された時はちょっと恥ずかしかったですが、子供と一緒に頑張っている気がして、やる気がわいてきます。
5. 家計簿をつける時間を予定に入れておく
家計簿をつけるにはある程度、時間が必要です。
しかし、それを「すきま時間でまかなおう」とすると、結局やらないという結末になりがちでした。
そこで「空いた時間にやろう」ではなく、あらかじめ家計簿タイムをスケジュールに組み込むようにしました。
筆者の場合、週に最低1時間は確保しています。
1時間あると1週間分のレシートがたまっていても片づけられますし、時間が余っても、お金の長期計画を考えたりして、しっかりお金に向き合う1時間にしています。
そもそも家計簿をつけるという行為は家計を管理する立場なら必須のことであり、仕事と言っても過言ではないはずです。
家計簿に対する認識を改めて、お金について考える時間をしっかり持つことは重要なことだと思いました。

家計簿を続けた結果、2万の残し貯めに成功
筆者の場合、サボりたい気持ちのひと山を超えて以降、大きな苦痛やめんどくささはあまり感じなくなっています。
単に家計簿をつけることに慣れた、ということもあると思いますが、
という上昇スパイラルに乗ることができ、やらないという選択肢がない、という状態になっています。
また、やり込んでくると節約や貯蓄の方法の情報収集に励んだり、自分なりの小技を編み出せたりするようになり、さまざまな出費が数百円、数千円と少しずつ削ぎ落とされていくようになりきました。
先月はそれらが積もり積もって、月々の貯金以外に約2万円を貯めることができました。
この記事が家計簿が続かないとお悩みの方のご参考になれば幸いです。(執筆者:田丸 可奈)