ウクライナ情勢もあり、ガソリン高が止まりません。
エネオスではポイントカード提示でTポイントが貯まり、これがささやかな幸せです。
しかし、4月からこのささやかな幸せも奪われようとしています。
詳しく解説しましょう。
目次
（4/1より）Tポイント・nanacoポイントの付与率が変更
4月1日より、Tポイント・nanacoポイントの付与率が変更されます。
Tポイント公式サイトでの発表は、今のところありません（nanacoの公式発表はあり）。
念のためエネオスに問い合わせたところ、
との回答をいただきました。
これまでは、Tポイントカード提示、またはnanacoでの支払いをすると、「200円（税別）ごとに1ポイント」付与されていました。
4月1日以降は、「2Lごとに1ポイント」に変更されます。
リッター172円と仮定すると、344円給油してやっと1ポイントです。
全国的なマルチポイント化の布石か
従来はTポイントのみの扱いだったファミリーマートですが、現在は楽天ポイント・dポイントのポイントカード提示にも対応しています。
このように、複数のポイントカードに対応することを「マルチポイント」といいます。
もしかしたら、これまでTポイントカード1本だったエネオスも、マルチポイント化するかもしれません。
例えば、出光SSで楽天ポイントカードを提示すると、2Lごとに1ポイント付与されます。
エネオスに楽天ポイントが導入されると仮定すると、Tポイントの付与率を、楽天ポイント側に合わせる可能性はあります。
この件についてもエネオスに問い合わせたところ、「楽天ポイント・dポイントについても、一部のSSで試験導入しております」との回答をいただきました。
例えば、神奈川県にある「ENEOS Dr. Drive セルフ新生田店」は、エネオス「ポイントプログラム改定」の試験導入店となっており、すでに楽天ポイント・dポイントが導入されているようです。
エネオスでお得な支払い方法を確認
ポイントカード提示によるポイント付与が少なくなるのであれば、支払方法でお得になるほかありません。
ここからは、エネオスでお得な支払い方法を紹介します。
ただし、いずれの支払い方法もTポイントカードとの併用はできません。
【ENEOSカードC・P】（4/30まで）WEB明細+アプリログインでさらに最大2円/L引き
まず紹介するのは、ENEOSカードC、ENEOSカードPです。
・ ENEOSカードCはガソリン・軽油が最大7円/L引き、
・ ENEOSカードPは最大3％ポイント還元されます。
これだけでも、エネオスでは十分にお得なカードです。
さらに4月30日までの期間中、
・ WEB明細サービス登録で1円/L引き、
・ ENEOSカードアプリログインで1円/L引きと、
合計でさらに2円/L引きされます。
いずれも、登録の翌月から2か月間が値引きの対象で、ガソリン・軽油の合計100Lが上限です。
4月4日引落分より、ENEOSカードC・Pは紙明細発行で88円/回の手数料がかかりますので、これを機にWEB明細にしましょう。
【レクサスカード】ポイント1.5倍＆最大5％引き
通常、レクサスオーナー限定で持てるレクサスカードを1,000円利用するごとに、ポイントが10ポイント貯まります。
1ポイント = 1円相当の価値のため、還元率は1％です。
しかし、エネオスでの利用は1,000円ごとに15ポイントと、還元率が1.5倍になります。
また、レクサスカードを利用すると、請求金額より3％引きです。
ガソリン高のご時世、3円引きより3％引きの方がお得ですね。
年間200万円以上のカードショッピングで、翌年4月から1年間の割引率が5％にアップする「ご利用感謝サービス」が適用されれば、さらにお得です。
【JALカード】マイル付与率が最大2％
JALカードは、200円利用ごとに通常は1マイル貯まるところ、エネオスでの利用はは200円で2マイルです。
さらに、ショッピングマイルプレミアム（年間3,240円）に参加していると、100円利用ごとに2マイルにアップします。
1マイルの価値は1円以上しますので、かなりお得です。
【ANAカード】さらに1％分のマイル付与
ANAカードをエネオスで利用すると、クレジットカード会社のポイントとは別に、100円につき1マイルが貯まります。
クレジットカード会社のポイントをマイルへ移行する際には、移行手数料を支払って手続きする必要があります（一部カード除く）。
しかし、直接マイルが貯まるのであれば、その分の手続きはいりません。
特売情報・メルマガなどもチェックしよう
2022年4月より、エネオスにおけるTポイント・nanacoポイントの付与率が、大幅にダウンします。
ガソリン高に付与率ダウンと、ダブルパンチですね。
クレジットカードなど、支払い方法でお得になる方法もあります。
それ以外に、ガソリンスタンドのメルマガやLINEに登録しておくと、特売情報などが配信されるため、登録しておくといいでしょう。（執筆者：キャッシュレス研究家 角野 達仁）
