一時期よりも魅力は薄れましたが、それでも「Kyash」はまだまだ使えます。
そんなKyashがアメックスからのチャージに対応したので、紹介しましょう。
目次
Kyashがアメックスからのチャージに対応
≪画像元:Kyash≫
7月5日、KyashがJCBとアメックスからのチャージに対応しました。
これでカードの選択肢が増えますね。
≪画像元:Kyash≫
クレジットカードの登録方法も、これまでと変わりありません。
カード発行会社ごとに異なる還元率
アメックスが対応したのは、特に大きいです。
アメックスブランドのクレジットカードは、さまざまな会社から発行されていますが、発行会社によってポイント還元率も異なります。
【アメックス発行カード】還元率は半減
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
アメックス自体が発行しているカード(プロパーカード)で採用しているポイントは、「メンバーシップ・リワード」です。
基本的には100円利用すると1ポイント貯まり、1ポイント=1円相当ですから、還元率は1%となります。
しかし、Kyashへのチャージは100円=1ポイントとして換算されません。
電気料金や国民年金保険料と同様に、200円=1ポイントと還元率が半減します。
以下のカードは、還元率が若干異なります。
・ ヒルトン・オナーズアメックス:200円=2ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
・ ヒルトン・オナーズアメックス・プレミアム:200円=3ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
・ Marriott Bonvoyアメックス:200円=2Marriott Bonvoyポイント
・ Marriott Bonvoyアメックス・プレミアム:200円=32Marriott Bonvoyポイント
Apple PayのnanacoやモバイルSuicaが、還元すらされないのを考えればまだましですが、それでもさびしいですね。
【セゾンカード】目減りなし
≪画像元:クレディセゾン≫
セゾンカードにもアメックスブランドがあり、0.5%分の永久不滅ポイントが貯まります。
こちらはプロパーカードとは異なり、Kyashへのチャージでも還元率が減りません。
【三菱UFJニコス】目減りなし
≪画像元:三菱UFJニコス≫
三菱UFJニコスにもアメックスブランドがあり、0.5%分のグローバルポイントが貯まります。
こちらも、Kyashへのチャージで還元率が減りません。
【楽天カード】7/1より還元なし
≪画像元:楽天カード≫
楽天カードにもアメックスブランドがあります。
他のブランドと同様に、普通に利用する分には還元率1%です。
しかし、2022年7月1日より、au PAYチャージとKyashへのチャージが、ポイント還元の対象外となりました。
アメックスの「修行先」としておすすめ
アメックス自体が発行しているカードからKyashにチャージすると、還元率が半減します。
それでも、セゾンカードや三菱UFJカードと同じ0.5%ですが、わざわざチャージする意味を見出しにくいですよね。
実は、プロパーのアメックスの「修行先」として、Kyashがおすすめなんです。
「修行」とは、クレジットカードをガンガン使って、ポイントや特典を得ることです。
ANAアメックス・ゴールドの場合
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
例えば、ANAアメックス・ゴールド(年会費3万4,100円)に9月27日までに新規入会して、入会後4か月以内のカード利用で、最大12万2,000マイル相当を獲得できます。
その内訳は、以下の通りです。
・ 入会ボーナス:2,000ポイント
・ 入会後4か月以内に50万円以上利用:2万5,000ポイント
・ 入会後4か月以内に120万円以上利用:4万5,000ポイント
・ 入会後4か月以内に150万円以上利用:3万5,000ポイント
・ 150万円利用で獲得できるポイント:1万5,000ポイント(1%還元の場合)
普通に利用していては、4か月で150万円もとても使えません。
そこで役立つのが、Kyashへのチャージです。
キャッシュへのチャージ上限額は、最高30万円/回・24時間です。
アメックスからのチャージ残高は、最高1,000万円まで保有できます。
これだけ余裕があれば、ガンガンチャージできますね。
チャージしたKyashはさまざまなことに使える
今回は、Kyashがアメックスからのチャージに対応した件について紹介しました。
チャージしたKyashは、Visa加盟店で利用できます。
すぐに使わない方は、他の電子マネーなどへのチャージ元として使うのもいいでしょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)