高島屋が住信SBIネット銀行とタッグを組んで、「高島屋ネオバンク」をスタートしました。
最大の特徴は、すごい積み立て、その名も「スゴ積み」です。
毎月1万円積み立てると1年後の満期時には、13万円分のお買い物ができるようになります。
年利換算するとなんと、15%にもなる高還元です。
特典の詳細と注意点、上手な利用方法をご紹介しましょう。
目次
高島屋ネオバンクとは
≪画像元:高島屋≫
高島屋を利用されるユーザーに向けた、住信SBIネット銀行の専用支店です。
口座開設をすると、以下の取引ができます。
預金 | 円普通預金 円定期預金 SBIハイブリッド預金 目的別口座 外貨普通預金 外貨定期預金 外貨積立 |
決済 | 振込 定額自動振込 口座振替(銀行引落) 定額自動入金 給与受取 年金受取 |
融資 | カードローン 住宅ローン フラット35 教育ローン 自動車ローン リフォームローン 多目的ローン |
その他 | 公営競技 スポーツくじ 外貨送金受取サービス 外貨送金サービス 外貨即時決済サービス アグリゲーションサービス |
なお、髙島屋ネオバンクのキャッシュカードは任意発行となり、有料です。
超お得!「スゴ積み」とは
要するに「高島屋ネオバンク」は、銀行です。
近年の銀行は低金利、「高島屋ネオバンク」も例にもれず、円定期預金の金利は8月12日現在0.020%と正直そう目を引くものではありません。
参照:NEOBANK
お得に利用するなら、「スゴ積み」をご活用ください。
「スゴ積み」とは、株式会社高島屋友の会が提供する積み立てのサービスのことで、指定した金額を1年間入金すると、満期時には1か月分のボーナスを加えた金額が「お買物残高」としてチャージされます。
「スゴ積」の特徴
申し込み条件は、満15歳以上で日本国内に居住している方ならOKです。
ただし、高島屋ネオバンクアプリのダウンロードは必須です。
運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、運転経歴証明書など本人確認書類を準備して、[銀行口座を開設して スゴ積みを申込む]から操作してください。
コースは、月額5,000円、1万円、3万円、5万円、10万円の5種類があり、たとえば10万円にすれば、1年後には10万円分がプラスされることになります。
さらに、会員特典として高島屋の各店で開催される「特別ご優待会」にて、特別価格で購入ができるほか、提携先のホテルやレストランの優待サービスが受けられます。
「スゴ積み」の注意点
大変お得な「スゴ積み」ですが、最大の注意点は1年後に受け取ることができるのは現金ではなく、高島屋でのお買物に使用できる「お買物残高」になるということです。
また利用できる店舗は、国内の高島屋各店、高島屋オンラインストアです。
申し込みできる口数に制限はありませんが、期間中のコース変更はできません。
ただし、積立契約の追加はいつでも可能です。
満期日までに解約や退会をした場合は、それまでの積み立て金は住信SBIネット銀行タカシマヤ支店の口座に全額返金されます。
さらに、積立金を管理する諸費用として「積立事務手数料」が、1年ごとに税込500円かかります。
初回の積立金引落日に積立金と一緒に引き落としされますので、残高不足にならないように気を付けましょう。
8月31日までに申し込みをすると、500円がキャッシュバックされますので、早めにご検討ください。
≪画像元:高島屋≫
「スゴ積み」が利用できない店舗と商品
ジェイアール名古屋タカシマヤ、いよてつ高島屋、その他一部の専門店では使えません。
またギフトカード、商品券、各種ギフト券類、金・銀・白金等の地金類、各種チケット類の購入、その他高島屋が指定するものでは使用できません。
「スゴ積み」に入金するには
以下の4つの方法があります。
⑴ アプリでATM入金
⑵ キャッシュカードATMによる入金
⑶ 振込による入金
⑷ 定額自動入金
高島屋各店舗のレジ・カウンターでの入金はできませんので、ご注意ください。
参照:高島屋
積み立て金の引落日は、毎月10日(金融機関休業日は翌営業日)です。
万が一引き落としができなかった場合には、翌月の10日に2か月分合算して処理されますが、3か月連続で引き落としができなかった場合は契約解除となります。
「スゴ積」以外のメリット
高島屋ネオバンクの一番のお得なメリットは、先に記した通り「スゴ積」です。
さらに理解しておきたい、メリットが他にもあります。
ATM手数料 月5回まで無料
ATMは、全国のセブン銀行、ローソン銀行が利用できます。
ATMのご利用手数料は、月5回まで無料です。計画的にご利用ください。
振込手数料 住信SBIネット銀行・三井住友信託銀行は何回でも無料
他の金融機関への振込手数料は、スマプロランクに応じて無料回数が変わります。
一番下のランク1でも月1回は無料になりますし、住信SBIネット銀行・三井住友信託銀行は何回でも費用はかかりません。
節約につながる上手な使い方
主な利用先が高島屋となると、高単価な商品が多い百貨店での買い物には支出額に注意が必要です。
とはいえ、「単価は高いが高品質」と多くの人が認知している百貨店の商品だからこそ、贈り物に最適です。
かしこまった場への手土産や冠婚葬祭、お世話になった方へのお礼など、先方に満足いただける商品が選択しやすいのではないでしょうか?
また積み立て金は、ハイブランド商品だけでなく、セール品や食料品、デパ地下グルメなどにも使えます。
自分や家族へのご褒美や大切なときのために利用すると、満足度は高まるでしょう。
15%の高還元!有意義の使おう
高島屋には、「スゴ積み」と同様に、1年間積み立てると1か月分が特典となる「タカシマヤ友の会」が以前からありました。
ただ、これまでは店舗で入会しなければならず、支払い方法も[ご来店積立]と[口座自動振替積立]の2つに限られていました。
今回紹介した「スゴ積み」では、一切店頭にいかなくても申し込みや入金を済ませることができます。
「ここぞ!」というときに、有効活用してください。(執筆者:FP2級 吉田 りょう)