先日、筆者は楽天モバイルを解約しました。
つながらなかったのが最大の理由ですが、つながっていたとしても月1GB未満の料金有料化があったので、結果は変わらなかったかもしれません。
今回は、9月~11月の楽天モバイルの各種変更スケジュールを紹介します。
目次
楽天モバイルはシンプルなワンプラン
≪画像元:楽天モバイル≫
楽天モバイルは、シンプルに「Rakuten UN-LIMIT VII」のワンプランです。
3GBまでは月額1,078円、20GBまでは月額2,178円、それ以上はどれだけ使っても月額3,278円です。
パートナー回線エリアは、国内は5GB超過後は最大1Mbps、海外は2GB超過後は最大128kbpsと速度が落ちますが使い放題になります。
「Rakuten UN-LIMIT VI」の利用者はどうなるのか
≪画像元:楽天グループ≫
2021年4月よりスタートの旧プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、2022年7月1日に「Rakuten UN-LIMIT VII」に自動移行されました。
旧プランは1GBまで月額0円でしたので、新プランに自動移行して戸惑う人もいるでしょう。
新プランへの移行スケジュール
≪画像元:楽天モバイル≫
そんな利用者のため、7月1日~8月31日の期間中は、「Rakuten UN-LIMIT VI」の料金システムで利用できました。
ただし、「Rakuten UN-LIMIT VI」の料金システムが適用されるのは1回線目のみで、2回線目以降は最低でも月額1,078円かかります。
9月からは料金システムも「Rakuten UN-LIMIT VII」に移行しますが、完全移行というわけではありません。
9月・10月も月1GB以下なら「実質無料」
9月1日~9月30日の期間中にデータ利用量が月1GB以下であれば、楽天ポイント1,081ポイント(プラン料金税別980円+ユニバーサルサービス料2円+電話リレーサービス料1円)が還元されます。
10月1日~10月31日の期間中にデータ利用量が月1GB以下であれば、還元される楽天ポイントは1,080ポイント(プラン料金税別980円+ユニバーサルサービス料2円)です。
月の途中で解約しても、その時点で月1GB以下であれば、ポイント還元の対象です。
9月利用分は11月末日頃、10月利用分は12月末日頃に、このポイントは還元されます。
還元日を含めて6か月間がポイントの有効期限ですが、他のポイントなどへの交換ができません。
楽天モバイルの料金をクレカ払いすれば、クレカのポイントももちろん還元されます。
それに加えて、料金分の楽天ポイントも100%還元されますので、9月・10月はポイ活的にかなりおいしいです。
解約のタイミングに注意
ただし、100%還元+クレカの還元を狙う人は、解約のタイミングに注意してください。
「Rakuten UN-LIMIT VII」に解約の締日はありませんが、3GB、20GBのデータ使用量に到達するタイミングが重要です。
3GBに達すると月額1,078円 → 2,178円に、20GBに達すると月額2,178円 → 3,278円に跳ね上がります。
日割り計算はしません。
11月からは楽天モバイル利用で楽天市場での買い物がお得
11月からは完全有料化されるので、楽天モバイルから乗り換えようと考えている人もいるでしょう。
楽天経済圏で見れば、楽天モバイル利用で楽天市場での買い物がお得になるのは見逃せません。
(現在)SPUで∔1倍、独自に+2倍
≪画像元:楽天モバイル≫
楽天モバイルを契約していると、楽天市場での買い物が現在はポイント+1倍(上限5,000ポイント/月)です。
さらに、楽天の会員ランクに応じて以下のように倍率アップがあります。
・ ダイヤモンド会員以外:+1倍(上限1,000ポイント/月)
・ ダイヤモンド会員:さらに+1倍(上限1,000ポイント/月)
つまり、楽天モバイルを利用しているダイヤモンド会員は、ポイント+3倍(上限7,000ポイント/月)です。
会員ランクに応じた倍率アップ分は、SPUに含まれていません。
(11月から)SPUに統合で+3倍
≪画像元:楽天モバイル≫
11月からは、楽天モバイル契約者の∔1倍に加え、会員ランクに応じた倍率アップ分もSPUに含まれます。
それに伴い、条件も多少変更があります。
・ Rakuten UN-LIMIT VIIを契約のダイヤモンド会員:+3倍(上限7,000ポイント/月)
・ Rakuten UN-LIMIT VIIを契約のダイヤモンド会員以外:+2倍(上限6,000ポイント/月)
・ スーパーホーダイ・組み合わせプランの契約者:+1倍(上限5,000ポイント/月)
+3倍も上限7,000ポイント/月も新旧で同じと、「何にも変わってないじゃないか」と言われそうです。
しかし、+2倍分がSPUに統合されたのが大きいんです。
SPUへの統合で楽天市場での買い物でよりスピーディーかつ高還元に
≪画像元:楽天モバイル≫
まず、現在の楽天の会員ランクに応じた+2倍分のポイントは、買い物月の翌月末にポイント還元されています。
+2倍分もSPUに統合されたことで、買い物月の翌月15日に還元されます。
早く還元されますし、還元ポイントの把握もしやすいです。
≪画像元:楽天グループ≫
また、SPU全体の倍率が最大14倍 → 16倍にアップされ、これまでダウン続きだった倍率に反転の兆しが見え、SPUの還元上限もアップします。
楽天モバイルの発表によると、楽天市場での買い物金額が 10万100円(税別)~50万円(税別)の人は、獲得できるポイントが増えるとのことです。
お買いものマラソンや楽天スーパーSALEなどで、ポイントザクザクのチャンスが増えますね。
SPU以外にも「Rakuten UN-LIMIT VII」にはこんなメリットが
≪画像元:楽天グループ≫
Rakuten UN-LIMIT VII契約者が、BASIC PASS for 楽天モバイルに加入すると、通常月990円かかるところ、3か月間は料金がかかりません。
4か月目以降も、990円 → 550円と毎月44%引きです。
他にも、楽天マガジン、楽天ミュージック、楽天TV パ・リーグSpecial、YouTube Premiumも、3か月間は料金がかかりません。
OS標準の電話アプリに関するオプションサービスも、お得になります。
これまでは10分かけ放題で1,100円のところ、料金そのままで時間が15分に延長されます。
月額料金は格安ながら、無料でキャリアメール(@rakumail.jp)付きです。
楽天モバイルを利用する人は使い倒すか、無料通話アプリの活用を
楽天モバイルは9月から料金が有料化されます。
9月・10月は料金分のポイント還元がありますので、「実質無料」といえるでしょう。
11月からは実質無料もなくなり、完全有料化です。
これから楽天モバイルを利用する人は、自宅の光回線代わりにとことん使い倒すといいでしょう。
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また、無料通話アプリ「Rakuten Link」も使い勝手が良いです。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)