新型コロナウイルス感染による行動規制緩和も本格的になり、旅行や外出の機会が増えたり、計画中という人も多いのではないでしょうか。
観光庁では2023年1月10日から「全国旅行支援」を再開すると発表しました。
これまでに措置した施策予算の範囲内で都道府県を対象に実施するとのことです。
「全国旅行支援」といえば、2022年12月27日までの宿泊に対して実施がありましたが、今回の実施内容はこれまでと少し内容が異なるようです。
ここでは、2023年1月10日より再開される「全国旅行支援」の概要と、注意点をまとめています。
目次
2023年1月からの「全国旅行支援」概要
割引の概要と割引上限
(1) 宿泊旅行最大20%OFF
・ 交通付き宿泊旅行(鉄道、航空、ハイヤー、バス、タクシー、フェリー等を利用)5,000円
・ その他3,000円
(2) 宿泊旅行最大2,000円クーポン
・ 平日2,000円
・ 休日1,000円
(3) 日帰り旅行3,000円割引
※ (1) と (2) (宿泊旅行割引+クーポン)、(3) と (2) (日帰り旅行割引+クーポン)は併用可能。
クーポンは、電子クーポンの取得が必要です。
<実施期間>
2023年1月10日から3月31日
※対象期間は3月31日までですが、4月1日までのチェックアウト分まで含みます。
※都道府県によって宿泊対象期間が異なるため、予め各都道府県の公式サイトなどをチェックしておきましょう。
<予約開始日>
各旅行事業者では、都道府県ごとに12月中旬より予約開始をしています。
旅行事業者により販売のスケジュールが異なるため、各公式サイト等で確認しましょう。
<対象者>
「新型コロナワクチンを3回接種している もしくは PCR検査などの陰性結果であることが証明できる人が対象です。
<準備するもの>
証明書として、「ワクチン接種証明」もしくは「PCR等の検査結果通知書」と、「本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証等)」が必要になります。
※その他、都道府県別に提出物が異なりますので、公式サイトで確認しておきましょう。
今回の大きな変更点:旅先で使えるクーポン券は原則「電子クーポン」に
今回の大きな変更点として、クーポン券は原則「電子クーポン」になる点があります。
クーポン券は、旅行先の飲食店や土産物屋で物販の購入などで使用できる券ですが、電子クーポンがメインとなります。
紙クーポンは発行にあたり宿泊施設等に作業負担を強いることになり、コスト面を考慮した対策になるようです。
クーポン割引が利用できるもの
飲食店、商業施設、お土産、交通機関、アクティビティ、観光施設等になりますが、利用可否については、電子クーポンアプリや各都道府県の全国旅行支援ページを利用するとよいでしょう。
※ただし、スマートフォンなどを持っていないなどで、やむを得ず電子クーポンが使えない場合は紙でのクーポンが使えます。
全国旅行支援 都道府県連絡先一覧
今回の旅行支援に対しての各都道府県別の事務局の連絡先一覧です。
電話番号やURLが記載されているので、利用したい旅行先の情報は事前に確認しておきましょう。
参照:観光庁
※2023年実施情報は、各都道府県によって公開のタイミングが異なるため、お目当ての場所があるときは、小まめにチェックしておくと良いでしょう。
2023年1月からの全国旅行支援についてまとめ
全国を対象とした観光需要喚起策として、2022年中に利用した人も多いのではないでしょうか。
今回の全国旅行支援は割引金額などが下がってしまったものの、対象期間は春休み期間も含むため、学生や子供のいる家族の旅行にも利用できる内容です。
ただ、すでにインバウンドは復活の兆しがあり3月にはより活発になってくることが予想できるので、宿泊施設等は早めの予約をおすすめします。
開始直後の楽天やじゃらんなどの旅行オンラインサイトは、毎度激戦が繰り広げられるため、サイトが重たくなり検索などが思うようにできないなどの事態が発生しています。
そのため、予めお目当ての宿泊施設は目星をつけておき、迷わず予約できるようにしておくと良いでしょう。(執筆者: 太田 玲世)