メルカリで商品を売りやすくするために重要な要素が、自分の評価の数です。
メルカリには「良かった」と「残念だった」の二つの評価があり、取引ごとに評価をつけ合います。
この評価は他のユーザーも見ることができるため、何かを購入しようとする時に出品者の評価をチェックしてから買うかどうかを判断するという人も少なくありません。
そのため、「残念だった」の評価の数が多い人は、購入が敬遠されてしまう可能性が高くなります。
そうなると出品者として商品を売る際に、ネガティブな評価がつかないように気を配るのは当然なのですが、案外見落としてしまうのが、自分が購入した際の評価です。
目次
評価は購入時のものも含まれる
アカウントの評価の数は、出品者としての評価と購入者としての評価を別で見られますが、アカウントのページに表示されている評価の数字は両方を合わせたものとなっています。
そのため、購入を検討している人が出品者のアカウントをチェックする際には、まずその合わせた数を見ることになります。
そうなると購入者として「残念だった」と評価をつけられてしまうと、「この出品者は本当に大丈夫かな?」と不信感をもたれてしまう可能性も出てきてしまうのです。
購入時の評価で気をつけたいポイント
そのため商品をより売りやすくするためには、自分が購入する際の評価もしっかり念頭に置いて取引するべきなのです。
では、購入する場合に「残念だった」と評価をされてしまうケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
メッセージを送らない
商品を購入して発送から評価に至る流れの中で、基本的には出品者と購入者の間では、何らかのメッセージのやりとりがあります。
例えば「購入しました」「ありがとうございました」などの挨拶をするのが、ある意味常識です。
もちろん取引だけを考えれば、挨拶は不要と言えば不要なメッセージかもしれません。
そのため、購入するだけして何もメッセージを送らないというのは決して間違っているわけではないのですが、出品者から見るとまったくメッセージがない購入者は、
「果たしてちゃんと評価してもらえるのだろうか」
「きちんと商品を受け取ってくれるのだろうか」
など、不安になってしまいます。
とどこおりなく取引が成立すればそれで問題ないわけですが、出品者がメッセージのないことによって不安になると、相手によっては「残念だった」と評価されてしまうリスクもあります。
商品を購入した場合、まずは挨拶のメッセージを送っておけば、そんなリスクも避けられます。
購入してから条件を変更しようとする
いったん購入してしまった後で取引の条件を変更しようとするのも、評価に悪い影響を与えます。
例えば購入後に値切ったり、着払いの送料を込みにして欲しいなどという要求をすると、取引が完了した時に、残念だったという評価をつけられてしまう可能性があります。
受け取り評価が遅れる
商品が到着してから受け取り評価を放置してしまうのも、残念だったという評価をつけられる可能性があります。
商品の状態をチェックするのに時間がかかるため評価が遅れると言った場合は、その旨をしっかり丁寧に事前に出品者にメッセージで伝えておきましょう。
メッセージの口調が不快
人によってはメッセージの文言が荒く、相手に不快な思いをさせてしまう場合もあります。
基本的にメッセージはきちんと丁寧な言葉で送るように心がけてください。
お店でものを買う時に、自分はお客だからといって乱暴な言葉を使う人もいるかもしれませんが、メルカリの出品者の多くはお店ではなく個人であるということを理解しておきましょう。
発送を必要以上に急かす
商品の情報には発送までの「発送までの日数」が設定されていますが、その予定日を待たずに発送を急がせるのも、最終的に良い評価がつけられない理由になってしまいます。
早く商品を届けて欲しい気持ちも分かりますが、設定されている発送までの日数を超えないうちに早く発送しろとリクエストするのは、出品者を不快にしてしまう可能性があります。
発送後の状況を出品者にクレームを入れる
メルカリ便を使って出品者が商品を発送した場合、アプリ内で発送の状況が確認できます。
場合によっては業者の都合で荷物がどこかで止まってしまう場合もあり、思ったより時間がかかることもありえます。
しかしこれは発送を済ませた出品者がどうすることもできない問題ですから、出品者を責めるのは筋違いです。
そのため発送済みの商品に関して出品者に責任を問うようなメッセージを送ると、評価が悪くなってしまうかもしれません。
購入する際の評価も意識して取引しよう
メルカリでのアカウントの評価は、出品者としての立場だけでなく、購入者としての立場でも「残念だった」という評価を受けることは避けるべきです。
購入した時の取引のやりとりや、メッセージなどもきちんと気を配り、相手に不快感を与えないように注意するようにしてください。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)