最近では、各種アプリ決済などで改悪の発表が続いています。
毎月何かしらの改悪が適応されていく状態で、昨今のポイントブームの陰りを感じるようになりました。
ここでは、すでに発表されて8月に適応される改悪と、8月適応予定だったが延長となった改悪をご紹介します。
目次
d払い：ステップボーナスが終了（ドコモユーザー限定）
ドコモユーザー限定ポイントプレゼントで行われていたステップボーナスが、8月判定分をもって終了（~8月31日）となります。
基本還元率の0.5%にプラスで、ドコモユーザー限定のランクに応じたステップボーナス特典として、dカード支払い特典還元（0.1~2.5%）があったのですがそれがなくなります。
楽天キャッシュ：楽天キャッシュチャージの日で「楽天ギフトカード」が対象外
キャンペーンページよりエントリーし、対象のチャージ方法で毎月1日・11日・21日・31日に楽天キャッシュを累計100円以上チャージすると、
- エントリーで1ポイント付与、
- 抽選で100名にチャージ額の100%分の楽天ポイントが付与される
キャンペーンが毎月開催されています。
このキャンペーンが対象となるチャージ方法から、8月1日より「楽天ギフトカード」が対象外となります。
参照：楽天グループ 毎月1日・11日・21日・31日はチャージの日
ファミペイ：ファミペイバーチャルカード付与対象外が拡大
ファミペイバーチャルカードでは、PASMO、Suica、ANA Pay（WAON、nanacoはすでに対象外）などにチャージが可能ですが、チャージの際にポイント付与があったのですが、それが対象外となります。
（8月1日~）PASMO、Suica、ICOCA、ANA Pay、ARIGATOBANK、ハチペイ
（７月1日~）WAON、nanaco
※ただしポイント付与対象外となりましたが、チャージ自体は可能です。
PayPay：2回目以降の「まとめて支払い」に手数料発生を後ろ倒し
「まとめて支払い」は、毎月初回のチャージには手数料は発生しませんが、2回目以降はチャージ額の2.5％（税込）の手数料が発生します。
この手数料は、チャージ金額に加算してまとめて請求することになります。
当初の8月1日予定としていましたが後ろ倒しすることになり、9月1日以降に適応となります。
参照：PayPay【更新】「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」の手数料などに関するお知らせ
PayPayアプリ：他社クレジットカード紐づけ終了時期を延期
現在、PayPayアプリでは、「VISA」「master card」の紐づけが可能で、各クレジットカードからチャージすることが可能でした。
しかし8月1日より、紐づけをPayPayカードのみにすると発表があったのですが、それを撤廃し他クレジットカード紐づけ不可の時期を2025年1月に延長すると発表しました。
当面は他クレジットカードへの紐づけは可能ですが、どの道PayPayカードのみ可能ということで、先延ばしになったという状態です。
ただカード発行には時間がかかるため、PayPayカードを作るという場合はありがたいです。
今後、PayPayカードのみ紐づけ可能となった場合、他の選択肢では銀行口座への紐づけになりますがその場合、チャージ時のポイント付与などは特になくなります。
ラクマ：販売手数料が改定
これまで6.6%の販売手数料だったラクマですが、ついに手数料が改定されます。
これが8月1日より「4.5%～10％」のレンジにわかれて手数料が発生することになりました。
ヘビーユーザーであるほど優遇されることになります。
（~8月1日）これまでは販売実績は関係なく版売した商品価格の6.6%が手数料が発生
（8月1日~）合計販売回数+合計販売金額によって販売手数料が発生
販売手数料
4.5％：10回以上+10万円以上
6％：10回以上+5万円以上
7％：8回以上+3万円以上
8％：6回以上+1万円以上
9％：4回以上+5,000円以上
10％：4回以上+5,000円以上の条件を満たさない場合
8月のサービス改悪まとめ
改悪を発表したけど、延期となった内容もいくつかありました。
おそらく、利用者の反発が多く、延期に至ったことが予想されます。
これ以外にも、突然のキャンペーン終了や一部対象外にするなど、ポイント関連の改悪が多発しており、たくさんの利用者がいると実感します。
直前の延期発表なども多く、それだけユーザーの反応とポイントサービス側の都合が拮抗したということが伺えます。
物価高騰などで、より注目度の集まってきたポイ活ですが、利用者も増えてポイントサービス側とのせめぎ合いは今後も続きそうです。
改悪は基本的に大々的に発表されることはないので、小まめな情報収集が大切です。（執筆者： 太田 玲世）
