旅を楽しむ大人向けの会員制度として、JRの「ジパング倶楽部」があります。
若者では味わえない、酸いも甘いも知り尽くした大人のみが堪能できる、極上のサービスが自慢です。
そんなジパング倶楽部に変更がありますので、紹介します。

「ジパング倶楽部」とは

≪画像元:交通新聞社≫
「ジパング倶楽部」とは、男性満65歳以上、女性満60歳以上なら誰でも入会可能で、
・ 全国のJR線のきっぷが年間20回まで最大30%引き
・ JRホテルグループのホテルが優待料金で利用可能
・ 多彩な旅行プランを提案
・ 会員誌「ジパング倶楽部」が自宅に届く
などの特典が受けられるサービスです。
年会費は、個人会員が1人3,840円ですが、夫婦会員は2人で6,410円とお得になります。
しかも、夫婦会員は夫婦のどちらかが満65歳以上なら、一緒に入会できます。
ジパング倶楽部の入会条件が変更

≪画像元:JRグループ≫
2024年4月1日入会申込分より、ジパング倶楽部の入会条件が変更されます。
これまでは個人会員の年齢制限が男女で異なっていましたが、これを男女ともに満65歳以上に統一します。
これに伴い、夫婦会員については申込受付を終了します。
2024年3月31日までに入会した会員については、今後も入会時と同条件で更新可能です。
「大人の休日倶楽部」はジパング倶楽部にお得な特典をプラスしたサービス

≪画像元:JR東日本≫
「ジパング倶楽部」は民営化以前の国鉄によって、1985年に設立されました。
民営化以降もJRグループ共同運営となり、現在に至っています。
一方、民営化以降のJR各社には独自の付加価値を付けたサービスがあり、JR東日本「大人の休日倶楽部」はその筆頭です。
こちらの独自サービスについても、変更があります。
年齢に応じて以下の2種類の種別があり、いずれも専用のクレジットカード契約が必要です(別途カード年会費が発生)。
・ 大人の休日倶楽部ミドル:男性は満50歳~64歳、女性は満50歳~59歳
・ 大人の休日倶楽部ジパング:男性は満65歳以上、女性は満60歳以上
大人の休日倶楽部ジパングはジパング倶楽部と同条件で、夫婦会員の設定もあります。
「ジパング倶楽部の年会費+専用クレカの年会費=大人の休日倶楽部ジパングの年会費」です。
クレカの年会費をプラスするだけで、
・ JR東日本線・JR北海道線が何度でも30%割引
・ JRE POINTが貯まる
・ 大人の休日倶楽部会員限定きっぷ
などのメリットがあります。
(11/30~12/12に利用)「大人の休日倶楽部パス」を販売中

≪画像元:JR東日本≫
大人の休日倶楽部会員限定きっぷで最もお得なのが、「大人の休日倶楽部パス」です。
ジパング会員だけでなくミドル会員も購入可能、3種類あります。
・ 4日間JR東日本全線乗り放題:1万5,270円
・ 5日間JR東日本全線+JR北海道全線乗り放題:2万6,620円
・ 5日間JR北海道全線乗り放題:1万7,400円
連続する日数分フリーエリアの対象路線が乗り放題で、新幹線指定席も6回まで乗車できます。
このパスが10月30日より販売されており、えきねっと、JR東日本・北海道のみどりの窓口・指定席券売機で購入可能です。
購入したパスは、11月30日~12月12日の期間中に利用できます。
期間こそ短いですが、そのコスパ・タイパの高さは青春18きっぷを凌駕します。
大人の休日倶楽部の入会条件が変更
ジパング倶楽部の入会条件変更に伴い、大人の休日倶楽部の入会条件も2024年4月より変更されます。
大人の休日倶楽部ミドルは、男女ともに満50歳~64歳に変更されます。
大人の休日倶楽部ジパングは、男女ともに満65歳以上に変更され、夫婦会員も廃止です。
2024年3月31日までに入会した会員については、今後も入会時と同条件で更新できます。
夫婦会員希望者は来年3月までに入会を
JRグループの「ジパング倶楽部」、JR東日本の「大人の休日倶楽部」の入会条件が変更されます。
ジェンダーフリーや多様性の観点からか、年齢制限が男女共通となり、夫婦会員が廃止されます。
パートナーは条件を満たしているが自分は年齢条件を満たしていない女性は、来年3月までに夫婦会員に入会するといいでしょう。