節約にはさまざまな方法がありますが、今回紹介するのは、自分が持っているものを再利用する方法です。
元手はかからず、試してみると思っていた以上のメリットがありました。
筆者が実践する「捨てずに活用する方法」を紹介します。

衣類は切って再利用
最も処分に困るのが、洋服ではないでしょうか。
今はもう着られないデザインやサイズでも、多少の汚れやシミがあっても、愛着のある色合いや風合いは捨てがたいですよね。
そこで、一本の紐になるように切って、編み物に使ってみました。
あまり細すぎると切れやすくなるので幅は1.5㎝程度にカット、細切れになっては使いにくいので、なるべく途切れないようにしました。
鍋敷きやコースターなら、小さいのですぐできます。細編みを真っ直ぐ編んで、別糸で縁取るだけでもOKです。

画像のグレーの編地は元はカーディガン、縁取りには少しだけ残っていた100均の糸を使いました。
市販の糸とは異なりデコボコする部分もありますが、そこは市販品にはないご愛敬ということで。自分で作ったものには愛着が湧きます。
次のかごは、麻ひもと裂き布とのコラボです。


こちらのバッグの上部には、はかなくなったスカートを使ってみました。
520m1,100円で購入した麻ひもの一部と、持ち手は100均のものを使用しましたが、合計500円以下で夏用バッグができました。
さらに途中ですが、次の画像の黒い部分は、ユニクロのフリースです。

編み物、裁縫が苦手な方には、ダイソーから販売されている強力布用両面テープがおすすめです。
何度も洗濯するようなものには不向きでしょうが、物によっては工作感覚でほんの数分で出来上がります。
食器は飾って再活用
毎日使う食器ですが、使用頻度の多いものは限られていて、入れっぱなしになっているものも少なくありません。
そこで、見せる収納に使ってみました。
花を飾るととても華やかになります。
器はガラスにこだわる必要はありません。

これは確か、ちょっとしたお酒などを飲むものだったと思いますが、器に対して花が大きめですが和テイストが負けてはいません。
小さなガラスの容器は、ボリュームが不足気味です。
そこで、プレゼントでもらったリボンをプラスして。

筆者は、ダイソーのお香を常備して楽しんでいますが、その保管にもガラスの空き容器を使用しています。
ガラス越しに見えるフォルムが可愛いだけでなく、買い時がわかるため機能性にも満足しています。

お宝は、まだまだ自宅に眠っているかも
再利用を思い立ったきっかけは、物を多く持つ大変さを感じ始めたことと、好きなものだけに囲まれて暮らしたい!という思いからでした。
断捨離ということばが一般的になって数年経ちますが、壊れたものを処分するのは仕方がないとはいえ、使えるものまで捨て続けるのは何だか割り切れません。
フリマアプリを使ってもそうそう売れるものでもなく…。
物の名前にとらわれず別の形で活用できないかと悪戦苦闘すれば、たとえ失敗しても潔くあきらめられます。
それほど手先が器用でなくても、市販品の完璧さからは遠く離れていても、完成すると満足感と小さな幸せを感じることができます。
ぜひ今一度、お手持ちのものを見直してみてください。