コストコの定番商品としておなじみの、酵素系漂白剤「オキシクリーン」。
基本的には大容量タイプが売られていることが多いため、店舗で見かけても、「使い切れる自信がない…」と購入をためらっている方も少なからずいるでしょう。
そこでピックアップするのはダイソーで販売されている、類似商品の“オキシウォッシュ”です。
120g入りのミニサイズで、何より110円というお財布に優しい価格なので、気軽に試すことができますよ♪
本記事では、オキシウォッシュを使って気になる汚れを落とすことができるのか、シンク・キッチン用品・食器類とカテゴリー別に分けて検証します。
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オキシウォッシュとはどんな商品?
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オキシウォッシュは、和歌山県に本社を持つ“紀陽除虫菊株式会社”から販売されている酵素系漂白剤で、食べこぼしや黄ばみ、食器の茶渋、タバコのヤニ、ニオイなどお掃除に関する幅広い悩みに活用できる万能商品です。
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オキシウォッシュは溶けやすい顆粒タイプで、主な成分はオキシクリーンと同じ過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムです。
お洗濯に使う場合は水でOKですが、食器やシミ抜きには40~60度のお湯(※熱湯は不可)を使用すると特に効果的のようです。
下記を参考に薄めて頂き、汚れに応じて適宜濃度を調節して下さい。
<用途別の使い方&薄め方>
お洗濯の場合→衣類を入れた洗濯機に衣類用洗剤と本剤を30g加え、通常通り洗濯ボタンを押します。
つけ置き洗いの場合→お湯4リットルに対して本剤を30g溶かし、10分間を目安につけ置き、水でよく洗い流しましょう。
シミ抜きの場合→お湯1リットルに対して本剤を8g溶かした液を直接汚れにつけ、5~10分置いた後、柔らかい布で拭き取って十分に乾かします。
また、オキシウォッシュはある程度いろいろなアイテムに利用できますが、なかにはウール製品・畳・シルク・革製品・サビ取りなど使用できないものもありますので、十分注意しましょう。
シンク・キッチン用品編
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シンクの水垢
まず検証していくのはシンクの水垢。
普段は皿洗いが終わった後に、食器用洗剤とたわしを使って表面を洗浄しているのですが、この方法ではなかなか水垢が取れず、常に水滴跡やくすみが目立っている状態でした。
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お湯1リットルに対し、10gのオキシウォッシュを溶かしてみました。
手袋を使いながら全体を混ぜ合わせると、もこもこっと表面に滑らかな泡が立ちます。
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シンクのお掃除に使うのは、オキシウォッシュと同じく、ダイソーで販売されている激落ちくんシリーズのメラミンスポンジと不繊布研磨剤です。
まずはお湯で溶かしたオキシウォッシュをメラミンスポンジに浸し、シンク全体を撫でるように塗布していきます。
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そのまま10分程放置し、不繊布研磨剤で磨き上げた結果がこちらです。
完璧にまでとはいきませんが、使用前よりもずいぶん水滴跡が目立たなくなったように感じます!
1回のお手入れでこれだけ綺麗になるので、繰り返し使用すればさらにトーンアップしてくれることでしょう。
IHクッキングヒーターのくすみ・汚れ
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余った溶液で、IHクッキングヒーターもお掃除してみました。
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去年購入したばかりの比較的新しいものではありますが、よく見るとこんな感じでところどころに、IH用お掃除シートだけでは取れない汚れやくすみが付着しています。
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隙間部分にも知らず知らずのうちに、固形化した油や汚れが詰まっています。
IHクッキングヒーターを、オキシウォッシュでお掃除してみた結果がこちらです。
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メラミンスポンジを使って溶液を全体に塗布した後10分放置し、仕上げにふきんで3~4回水拭きしました。
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トッププレートには透明感が加わり、ボタンや隙間部分の汚れもすっきりと落とすことができました。
隙間は爪楊枝を使いながらお掃除するのがおすすめです。
フライパン裏の焦げ付き
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続いてご紹介するのは、フライパン裏の焦げつきをどの程度除去できるか?という検証内容です。
フライパンの焦げつきが濃くなればなるほど、食材に火が通りにくくなり、その分電気代やガス代も高くなってしまうので、節約中の方は早急に対策しておきたいお掃除トラブルの1つです。
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こちらは基本的な使用量よりも、きもち濃いめの濃度に調整した溶液の中に15分程度つけ置きしてみました。
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磨き上げる際は柔らかいスポンジだけでは厳しいため、不繊布研磨剤や金タワシが必要不可欠と言う形にはなるものの、1回のつけ置きだけでこの程度きれいになります。
今回はオキシウォッシュのみで検証していますが、重曹などを組み合わせてアレンジして頂くとオキシウォッシュ単体では落とせない焦げ付きなどもよりスムーズに落とせるかと思います。
食器類編
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作業のお供に欠かせないマグカップ。
特に筆者はブラックコーヒーを毎日欠かさず飲んでいるので、マグカップの内側にシミや茶渋が付着してしまうことが多々あります。
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底面をよく見てみると…こんな感じで、茶渋と水垢がダブルで沈着していました。
食器洗剤でしっかり洗っているつもりでしたが、改めてチェックしてみると、これでコーヒーを飲んでいたなんて!と結構ショックです(笑)
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今度はフライパンをつけ置きした時よりも、溶液の濃度を少し低めに調節しました。
40度のお湯2リットルに対し、15g分のオキシウォッシュを混ぜ合わせたものにマグカップを10分程度つけ置きしていきます。
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10分経過後、柔らかめのスポンジで軽く擦るだけですっきりと底面の汚れが落ち、クリアな状態に変化しました。
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内側が白いマグカップもしっかりと茶渋が落ちています。
これだけ綺麗になれば、今後のコーヒーブレイクタイムを気持ち良く楽しめそうです!
ダイソーのミニサイズでまずは試してみよう
本記事では、オキシウォッシュの検証内容についてご紹介しました。
漂白剤は今まで次亜塩素酸ナトリウム配合の商品を使用していましたが、酵素系漂白剤は10分程度とごく短時間のつけ置き・放置ですぐに綺麗になるので、忙しくてゆっくりと掃除をしている暇が無いと言う時でも、気軽にワンランク上のお手入れが実現できる便利なアイテムだと思います。
また、オキシフォッシュの販売会社である紀陽除虫菊株式会社は、今回登場した120g入りの商品だけでなく、1kg入りの大容量タイプも製造されています。
高い効果が期待できる商品だとしても、使い方や香りなど、人それぞれ相性があるかともいますので、まずはダイソーで取り扱いがあるミニサイズから試してみると良いでしょう。