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中高年のお金になる資格3選 転職から家計管理まで即戦力になるものを選ぼう

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中高年のお金になる資格3選 転職から家計管理まで即戦力になるものを選ぼう

お金になる資格が欲しいと思っても「40代や50代からのスタートは遅いかも」「取得までの費用が高い」と迷いがあり、はじめの一歩が踏み出せない人も多いようです。

今回は、年齢がデメリットになるのではなく、メリットになってお金につながりやすい3つの資格を紹介します。

年齢がデメリットになるのではなく、メリットになってお金につながりやすい3つの資格

(1) 子育て経験がいかせる「保育士」

「40代の今まで家事と育児に追われていた」という人には保育士資格がおすすめです。

専業主婦で子育てに専念してきた人の中には「子育て中は社会から取り残されていた期間」と考える人がいるかもしれません。

子育ては立派な実務経験です。

せっかくの経験を資格取得で50代以降のパワーにしましょう。

保育士資格を取得する方法は、専門学校に通って取得する方法と独学による受験があります。

おすすめは独学です。

専門学校は学費が必要ですが、独学ならば数千円のテキスト代だけです(受験料は別途必要)。

筆者は家事の合間に勉強し独学で取得しました。

保育士試験は一次試験9科目と二次試験実技2科目で構成されていますが、一度にすべての科目を合格する必要がありません。

「1回目は一次試験の4科目合格を目指し、2回目で残り5科目に合格して一次試験突破を目指す」でもいいのです。

筆者は3回目の受験で合格しました。

2024年度は保育士の配置基準が見直されました。

現在は経過措置期間ですが、今後はより多くの保育士が必要な時代がやってきます。

(2) 年相応の立ち振る舞いができる「秘書検定3級」

40代50代になっても「自分の一般常識やマナーに自信がない」という人は多いのではないでしょうか。

社会保険適用も拡大されて「久しぶりにパートを始めたいけれど面接の立ち振る舞いに自信がない」や「夫が管理職になり贈答マナーの知識が必要になった」という話をよく耳にします。

秘書検定は40代や50代が即戦力として使える資格です。

秘書検定2級は、いわゆる会社の秘書業務を学ぶ内容も多く含まれますが、3級は一般常識やビジネスマナーがほとんどです。

「来客へのお茶は右と左のどちら側から出すか」(答え:原則は右後方から)という基本的なマナーから「職場の上司の顔色が悪い。どのような対応が部下として適切か」という抽象的な質問まであります。

実際に問われると「薬を渡した方がいいのか」「病院での検査をすすめるべきか」(答え:いずれもやりすぎ。健康管理は本人と家族の役割が基本)と悩みます。

40代50代になると「業務ができる」だけでなく一般常識の有無が転職の成功のカギになることがあります。

年相応の立ち振る舞いができれば年齢はデメリットではなく「おちつき」というメリットになります。

秘書検定の勉強は、通信教育や教材も多く販売されているため、独学でも十分対応できます。

(3) 家計管理にも使える「簿記3級」

新NISAが始まり、投資に興味をもっている中高年が増えています。

しかし「投資どころかお金の基本がわからない」という人もいるでしょう。

そんな人には簿記3級がおすすめです。

簿記3級は、お金の流れやお金の基本を学びます

家計に当てはめれば毎日の家計管理にも役立ちます。

簿記3級は独学でも取得できますが、おすすめは講習に参加する方法です。

大手の資格試験対策の学校では短期の講習を設けています

簿記3級ならば週末や夜間だけの受講でも十分です。

また、簿記の講習は社会人が多い傾向があり、中高年でも抵抗なく受講できるのではないでしょうか。

そして簿記3級を取得したら、続けてファイナンシャルプランナー3級取得を目指すことをおすすめします。

簿記3級で得たスキルをお金にするスキルにステップアップさせましょう。

もちろん、自分自身の資産運用もプロ目線で考えられるようになります。

また、50代で直面する人も多い相続や不動産の知識も得られます

子育ては立派な実務経験になっています

中高年やシニア以降の資格選びで気をつけたい2つのポイント

新しい資格やスキル取得を目指すときには10代20代とは違った選び方ポイントが2つあります。

<難易度より活用度で選ぶ>

資格取得を目指すとき、一番に気になることは難易度です。

10代や20代ならば難易度が高い資格ほど取得するメリットが大きく、リターンが大きいように感じます。

しかし、中高年やシニア以降の資格選びは難易度よりも活用度で選ぶようにしましょう。

例えば、48歳で司法試験に挑戦し50歳で合格したとします。

しかし、いきなり弁護士事務所を立ち上げても未経験の弁護士に依頼がやってくるかはわかりません。

一方、48歳で簿記3級を取得したら、事務や営業などの実務経験とあわせて転職に即活用できるでしょう。

40代からの資格選びは「取得後に資格をどう活用できるのか」が具体的にイメージできることが大切です。

<費用対効果で選ぶ>

少し前に中高年の女性たちの中で「おうちサロン」がブームになりました。

筆者のまわりにも何十万円もする講習を受けて先生の資格を取得し、さらに100万円ちかい初期費用をかけておうちサロンを開いた人がいます。

ところが、開校してみたら生徒は数人のママ友だけで受講料は月に数千円です。

元を取るまでに何年かかるのでしょうか。

40代以降で資格取得の目的が仕事や収入の場合、費用対効果を忘れてはいけません

「資格取得までにかかる費用と取得後の利益が見合っているのか」を冷静に考えましょう。

お金になる資格を見つけて

手に職がある友人をみて「お金になるスキルがあるってうらやましい」と思うことがあります。

しかし冷静に自分の人生を振り返ってみると、40代以降ならばなにかしら「自分の得意なこと」「自分の好きなこと」が思い浮かぶのではないでしょうか。

中高年になると「今からじゃ遅い」「もっと早く始めればよかった」と思うかもしれません。

しかし遅いことはありません。

むしろ今だからこそ自分の経験や得意なことの中から社会が必要としている「お金になる資格」をみつけることができるのではないでしょうか。

《式部 順子》
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式部 順子

執筆者:美大卒 式部 順子 式部 順子

武蔵野美術大学卒。クリエイティブな発想で芸術エッセイや子育てアイデア、経験に基づいた就職転職記事まで幅広く執筆中の個性派フリーライター。身近にあるものを活用した節約術と時代の流れを読みながらの大胆な節約術を組み合わせながら日々節約を楽しんでいる。節約のモットーは「使うべきお金は使う!無駄な節約はしない!」ストレスフリーな節約術をメインに紹介。 寄稿者にメッセージを送る

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