株式会社ベルタが実施した「夏冷え・夏バテと入浴事情」に関するアンケート調査によると、89.9%の人が夏バテや夏冷えを経験したことがあることが明らかになりました。
この結果は、多くの人々が夏季に体調不良に悩まされていることを示しています。
調査では、夏冷えを経験したことがある人が79.6%、夏バテを経験したことがある人が73.6%という結果が出ています。
夏バテの症状としては、92.5%の人が「疲労感・だるさ」を感じており、最も多い症状となっています。
夏の体調不良の背景には「自律神経の乱れ」があると言われていますが、この関係性を知っている人は65.3%いました。
自律神経は呼吸や血圧、内臓の働きなどをコントロールする重要な役割を担っており、夏は紫外線を多く浴びることや屋内外の温度差による身体への負担などで、自律神経が乱れやすくなるとされています。
この自律神経の乱れを整える効果的な方法の一つとして「入浴」が挙げられます。
入浴には浮力・水圧・温熱作用があり、これらが自律神経のバランスを整えることや疲労回復に良いとされています。
しかし、調査結果によると、夏に毎日湯船に浸かる人は42%いる一方で、冬に比べて夏の方が湯船に浸かる頻度が減る人が51.4%、時間が減る人が69.7%いることがわかりました。
暑い夏には「温かい湯船に入りたくない」「長く湯船に浸かって身体を温めたくない」と感じる人も多いのかもしれません。
夏の体調管理において、入浴は重要な役割を果たす可能性があります。自律神経のバランスを整えるために、適切な入浴習慣を取り入れることが、夏バテや夏冷えの対策として効果的かもしれません。
ただし、個人の体調や好みに合わせて、無理のない範囲で入浴を楽しむことが大切です。
