エリアリンク株式会社は「実家じまい」に関する調査を行い、実家や生家をすでに売却した経験がある、または売却を検討している300名を対象にアンケートを実施した。
調査結果によると、実家じまいを決断するきっかけとして最も多かったのは「家族・親族の死別」で45.3%、次いで「家族・親族の高齢化」が27.0%だった。実家じまいに伴う苦労として、63.7%の回答者が「荷物の整理・処分」を挙げており、時間的制約や心理的負担が大きいことが分かった。

荷物整理で処分に悩んだものとしては、「大型家具(ベッド・ソファ・テーブル・タンスなど)」が42.3%で最多となり、「大型家電(冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど)」が35.7%で続いた。また、「アルバム・写真」(35.3%)や「思い出の品」(31.7%)など、思い入れのあるものの処分にも多くの人が苦労していることが明らかになった。

事前に荷物整理をしておきたかったかという質問に対しては、57.3%が「しておきたかった」と回答。過半数の人が事前整理の必要性を感じていることが分かった。

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