ジェーシービーは、同社が提供する会員専用アプリMyJCBアプリにおいて、利用者の利便性を向上させる2つの新機能を搭載したことを発表しました。今回追加されたのは、クレジットカードの支払い明細を直感的に分類・集計できる家計管理機能と、コンシェルジュサービスの回答をアプリで確認できる機能の拡充です。これにより、日々の支出管理から特別なサービスの利用まで、アプリ一つでよりスムーズに行えるようになります。
カラータグで支出を可視化、家計管理がより直感的に
今回のアップデートで中心となるのが、支払い明細の分類・集計機能です。利用者は自身で自由にカテゴリを設定できる「カラータグ」を使い、毎月の支出を管理できます。

タグは最大10種類まで作成可能で、「食費」や「趣味」、「固定費」といった個人のライフスタイルに合わせて自由にカスタマイズできます。設定方法は簡単で、明細画面から気になる項目をタップしてタグを付けるだけです。また、特定のキーワードで明細を検索し、一括でタグ付けすることも可能です。
この機能の大きな特徴は、一度タグを設定すると、同じ店舗での利用が次回以降、自動的に同じタグで分類される点です。これにより、毎月手動で仕分ける手間が省け、継続的な家計管理の負担が大幅に軽減されます。

分類された支出データは、タグごとにグラフで表示されます。月々の利用金額の推移や、支出全体に占める各カテゴリの割合などを視覚的に把握可能です。

デジタルコンシェルジュ機能も拡充、電話依頼の回答もアプリで確認
もう一つの新機能として、「デジタルコンシェルジュ」サービスが拡充されました。
従来、MyJCBアプリ上で確認できるのは、アプリから依頼した内容に対する回答のみでした。しかし今回のアップデートにより、電話で依頼したレストランやゴルフ場の予約手配などの結果も、MyJCBアプリ上で確認できるようになりました。
これにより、利用者は電話で回答を待つ必要がなくなり、自身の都合の良いタイミングで予約結果などを手軽に確認できます。移動中や会議中など、電話に出られない状況でもプッシュ通知で結果を受け取れるため、重要な情報を見逃す心配もありません。

MyJCBは、利用金額やポイント残高の確認などを提供するJCBカード会員専用のWEBサービスです。JCBは今回のアプリ機能強化を通じて、利用者の期待に応え、「便利で頼れる」サービスの提供を目指していくとしています。