ANA Xは、同社が提供するANAのマイルが貯まる・使える決済サービス「ANA Pay」において、新たにデジタルギフト「ANA Payギフトコード」機能の提供を開始したことを発表しました。
本機能により、利用者はキャンペーンなどで受け取ったギフトコードをANA Pay残高にチャージし、日常の買い物に利用できるようになります。

法人向け活用と利用者の利便性を両立
「ANA Payギフトコード」は、法人が実施する販促キャンペーンの賞品やアンケートの謝礼、福利厚生など、様々な用途で活用できるデジタルギフトです。企業は本機能を導入することで、顧客や従業員に対して魅力的なインセンティブを提供することが可能になります。
一方、ギフトコードを受け取った利用者は、自身のANA Payアカウントにコードを入力してチャージするだけで、全国のスーパーやコンビニエンスストア、インターネットショッピングなど、ANA Payが利用できる店舗での支払いに使用できます。
チャージ方法は、ANA Payのホーム画面から「チャージ」を選択し、「ギフトコード」をタップ。受け取った16桁のカード番号と4桁のPINコードを入力することで完了します。
「選べるe-GIFT」と連携し交換先に
今回の機能提供開始に伴い、全日空商事が展開するデジタルギフトサービス「選べるe-GIFT」との連携も発表されました。2024年10月14日(火)より、「選べるe-GIFT」の交換先のひとつとして「ANA Payギフトコード」が追加されます。
「選べるe-GIFT」は、受け取った人が電子マネーやポイントなど45種類(2025年10月現在)のラインナップから好きな商品を選べるサービスです。ここに「ANA Payギフトコード」が加わることで、利用者の選択肢がさらに広がり、利便性が向上します。
全日空商事は、デジタルギフト市場の主要な交換先として「ANA Payギフトコード」を先駆けて導入することで、サービスの差別化を図るとしています。
ANA便の遅延・欠航時の補償にも活用予定
さらに、この連携を通じて、将来的にはANA便の利用時に発生した遅延・欠航に伴う諸費用の支払い方法としても「ANA Payギフトコード」が選択できるようになる予定です。
機材故障などANAが起因する事由で遅延や欠航が発生した場合、補償として提供される「選べるe-GIFT」から「ANA Payギフトコード」への交換が可能となります。このサービスの開始は2025年12月頃を予定しています。

ANA Payは、ANAマイレージクラブアプリで利用できるスマホ決済サービスで、ANAマイルからのチャージのほか、クレジットカードや銀行口座(Bank Pay)からもチャージが可能。支払い200円ごとに1マイルが貯まる点も特徴です。