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保険を考える上で基礎となる「リスクマネジメント」について

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保険を考える上で基礎となる「リスクマネジメント」について

  皆さん、こんにちは。FPオフィスのOOKAWAです!今日は「リスクマネジメント」というテーマで述べたいと思います。

  最初に「リスク」とは、将来起こりうる事象が未知である事によって生じうる経済的な不確実性を言います。 一言で言いますと、”先の事は、何が起こるか分からない”という事です(笑)。


リスクマネジメントについて

  このようなリスクを管理する手法を「リスクマネジメント」と言います。リスクマネジメントは、下記の2つに大別されます。

1.リスクコントロール

  これまでリスクの計測に当たって所与とした損害頻度・損害規模、それ自体を軽減させるか、あるいは、リスクの予知能力を高める事によって将来の不確実性を低減させ、確定的なものへと変えていく事を言います。

2.リスクファイナンシング

  リスクそのものを変えるのではなく、リスクによってもたらされる損失を軽減する事を言います。

リスクコントロールについて

  次に、リスクコントロールの技術としては、下記があります。

1.リスク回避

  初めからリスクを発生させない、又は直面してるリスクを消滅させる事です。

2.リスク制御

  潜在的発生頻度を軽減する「損失防止」と、損失規模を軽減する「損失軽減」があります。

3.リスク結合

  損失にさらされている危険単位の数を増やす事によって、リスクに対する予知能力を高めようとするものです。

4.リスク分離

  損失にさらされている人・物・活動、すなわち危険単位をより小さな単位又は集団に細分化するものです。

5.リスク移転

  損失にさらされている物や活動を、他の個人や法人に移転させる場合と、法律や契約から発生する責任を免除又は制限する条項によって移転させる場合、とがあります。

リスクファイナンシングについて

  又、リスクファイナンシングの技術は、次の2つに分けられます。

1.保有

  リスクの経済的影響を、自ら負担する手法です。

2.移転

  リスクの経済的影響を、他社に移転する手法です。

保険をリスクの視点から考えてみる

  保険は、上記のなかで「移転」にかんするものです!別な言葉で言いますと、経済的(金銭で評価できるもの)リスクであり、測定可能リスクであり、純粋(損失発生しかないもの)リスクであるものを、移転するものが「保険」です。

  例えば、火災を例にとると、損害額が金銭で評価できますよね?統計的に図れますよね?損失しか発生しませんよね?このようなリスクを保険会社に移転するのが、「火災保険」です。

  どうですか?今日は、ちょっと分かりにくかったですか(笑)?

  保険を考える上でベースになる考え方である「リスク」というものが、少しでも理解してもらえたら・・・と思います。今日は、ここまでです。

《大川 正吾》
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大川 正吾

大川 正吾

S55年3月に神戸大学経営学部を卒業し4月に㈱ダイエー入社。主に東京本社にて経理・財務・管理部門で、経理業務、財務業務、予算管理・事業計画業務等に従事。H16年1月、父死亡により母介護の為、関西へ転勤を希望するが受け入れられず、やむなくダイエーを退社。実家へ帰り、相続・不動産の賃貸管理・資産運用・税務等に従事。同年10月に相続、無事終了。FPオフィス OOKAWAを設立し、FP(ファイナンシャルプランニング)業務を展開し、現在に至る。 <保有資格>:1級FP技能士、CFP、宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター、住宅ローンアドバイザー、1級DCプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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