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ボーナス使い道は? 無し崩し的になくなるのを防ぐ3つの使い道

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ボーナス使い道は? 無し崩し的になくなるのを防ぐ3つの使い道

ボーナスシーズンになり、「大企業では平均91万円超え!」なんていう景気のいいニュースも聞こえてきます。ボーナスが多いのはうれしいことですが、ボーナスの使い道、ちゃんと考えていますか?

ボーナスで散財するという人は意外と少なく、多くの人は「全額貯金する」とか「一部使って残りは貯金する」というように、貯金にまわすという使い道が人気です。

しかし、ボーナスを貯金したからと言って、安心していてはいけないのです。「とりあえず貯金」しておいたボーナス、少しずつ、なし崩し的に使ってしまうことでは、「貯金した!」と胸を張って言うことはできないのです。

そこで、今回は貯金したはずのボーナスがいつの間にか消えてしまうのを防ぐ、3つの使い道についてお話ししたいと思います。


【その1】全額返済にまわす

住宅ローンや車のローン、クレジットカードの分割払いやリボ払い……。このような「負債」がある家庭なら、ボーナスは臆せず返済にまわしてしまいましょう!

金利が低い最近の住宅ローンでも、1%前後はあります。それに比べて、貯金しておいても定期預金の金利はせいぜい0.2~0.3%程度です。クレジットカードのリボ払いなんかだと、実質年率が18%になるものもあります。

貯金してもお金はほとんど増えませんが、負債をのんびり返しているとその間に何万円、何十万円もの利息がつくということになります。「万が一」のために貯金しておきたい気持ちは分かりますが、来るか来ないか分からない「万が一」に備えるよりも、「確実」に増える利息を少しでも減らすために、繰り上げ返済していくことをおすすめしたいです。

※貯金が無いと本当に万が一のことが起こったときに困りますが、そのときにはやむを得ずキャッシング等の貸付を利用するという手段もあります。また、貯金として手元に置いておくとうっかり少しずつ使ってしまうリスクがありますから、負債がある人にはボーナスは返済に回した方が将来の「ゆとり」を実現させやすくなります。

【その2】目的別貯金にまわす


ただ口座に入れておくだけでは「貯金」とは言い難いです。欲しいものがあったとき、お小遣いがピンチのとき、「ボーナスから少し使おう」なんて思っておろしてしまいます。


貯金するなら、目的を明確にした上で、専用の口座に入金してしまいましょう。マイホーム資金を貯めたいならマイホーム資金専用の口座へ。子供の教育費として貯めておきたいなら教育資金専用の口座へ。

他にも、おすすめなのが「医療費」や「冠婚葬祭費」です。我が家でも費目を立てて積み立てているのですが、医療費も冠婚葬祭費も、普段は使うことがなくても必要になれば一気に大金が出ていく可能性があるものです。ボーナスのうちいくらかは、こうした積立用の口座に入れておくといいですよ。医療費の貯金があれば医療保険を解約もしくは減額できるため、保険料の節約にもなります。

【その3】投資にまわす

株式投資や投資信託など、興味はあっても資金が無い、という人は多いものです。ボーナスというまとまったお金が入ったときは、投資を始める良い機会ではないでしょうか? 

定期預金にしておいても利息はちょっとしかつきませんが、投資なら大きく殖やすことも可能。

もちろん、資産が目減りしてしまう可能性もありますが、実際にやってみないと経済への興味は持てませんし、いつまで経っても「投資で殖やす」ということができません。負債があるとか貯金がゼロ、という人はまず返済や貯金に専念すべきですが、負債がなく、貯金も必要最低限あるという方は、ぜひ投資にチャレンジしてみましょう。

NISA口座なら、毎年100万円まで(今後拡充予定)の投資金額であれば課税されないため、これから投資を始める人にとってはメリットは大きいですよ。

「使い道」を明確にしよう!

ボーナスの使い道は、「とりあえず貯金」というだけでは弱いです。いつのまにか使ってしまう人の方が多いでしょう

ぼんやりとした使い道ではなく、明確に使い道を決めてそれを実行することが、将来の自分を助けてくれます。「分割払いの残額を一括返済して残りは医療費として貯金しよう」とか、「医療費と冠婚葬祭費に10万円ずつ入れて、残りは投資に使ってみよう」とか、ぜひ具体的に考えてみてくださいね。(執筆者:吉見 夏実)

《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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