※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

ミニマリスト的発想が家計を救う 何が「ムダ」なのかを見極めよう

ライフ 貯金
ミニマリスト的発想が家計を救う 何が「ムダ」なのかを見極めよう

家計のムダを省いて貯金を増やしたい! と思っていても、支出を減らすのは難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。そんな方に今回おすすめしたいのが、「ミニマリスト的発想」です!

静かにブームとなってきている(気がする)ミニマリストという言葉。「必要最低限の物で暮らす人」のことを言います。極めた人になると「家すら持たない(テント生活)」なんていうレベルに達する人もいるほどですが、ここでは、そんなミニマリスト的な発想で、家計のムダを省くポイントを紹介したいと思います。


何が「ムダ」なのかは人によりけり

「家計のムダ」と言っても、何がムダなのかは人によります。

「家事をする時間はムダだからハウスクリーニングを外注して自分は仕事に集中する(もしくは家族との時間をとる)」

という人もいれば、

「ハウスクリーニングにお金を使うのはムダだし、家事は良い運動にもなるから自分でやる」

という人もいます。

「お金を貯めてもあの世には持って行けないのだから(そして、日本は福祉が充実しているから)、お金は積極的に使う」

という人もいれば、

「いざというときにお金が無いと困るから、なるべくお金は貯めておく」

という人もいますよね。

これは、それぞれの価値観の問題です。何を「ムダ」と感じるかは、人によって違います。

あなたは何をムダだと感じますか?

「マネーの達人」をご覧いただいている皆さんの多くは、「支出を減らして貯金を増やしたい」という価値観をお持ちなのだと思います。ただ、貯金を増やすことだけがゴールではありません。

・子供の教育資金を準備したい
・ゆとりある老後生活を送りたい
・収入が増える見込みがないから現金を置いておきたい

などなど、貯金の動機も人それぞれですよね。その人の価値観次第で、削るべき支出も変わってくるのではないでしょうか。

では一つ、試しに皆さんにも考えていただきましょう。

「子供の教育のために、塾に行かせるのはムダですか? 必要な支出ですか?」

答えは一つではありません。その人の価値観や、その人の境遇、子供に望む教育レベルなどによって、答えは変わります。

たとえば、「子供には高学歴を与えたいから学校だけでは教えてもらえないことを塾で教えてほしい」という人なら、塾代は必要な支出になるでしょう。

「周りの子も塾に行っているみたいだから、うちも行かせた方がいいかと思って行かせている」という程度なら、もしかするとムダな支出かもしれません。

また、「自分自身が学習塾を運営しているから子供の勉強は自分が見る」という人なら、わざわざ高いお金を払って他の塾に行かせるのはムダだと感じることもあるでしょう。

もう一つ、考えてみてください。

「海外旅行は、自分の資産になるわけでもないからムダですか? それとも必要な支出ですか?」

「とにかくお金を貯めたい!」と考えるならば、海外旅行に行くのはムダだという人もいるでしょう。でも、「海外に行くことによって外国の人と交流したり、世界遺産を見るのは自分自身の財産になる」と考える人なら、海外旅行は必要な支出となります。

このように、一つひとつ、普段の支出の内容をチェックしてみると、「惰性で払い続けていたスポーツジムの月謝」だとか「流行っているからつい買ってしまった服」などのムダに気づきやすくなります

ミニマリスト的な発想で考えよう


ミニマリストの中にもいろんな人がいるのですが、共通しているのは「モノ」に対してのシビアな感覚です。一人ひとり、自分なりの「基準」持っているように感じます。


・どうせ買うなら少々高くても自分が一生大事にできるモノが欲しい
(だから、普段はほとんどお金を使わなくても、モノを買う時には一切妥協しない)

・自分のモノはスーツケースに納まる量しか持ちたくない
(だから、新しいモノを買ったら今あるものを一つ手放す)

・あの世に持って行けないモノにお金をかけるのはバカらしい
(自分のための投資はしても、買い物は安いもので済ませる)

などなど……

わたしはミニマリストには到底及びませんが、かなり持ち物を厳選している方ですので、わたしの基準も紹介させていただきます。

わたしは、「掃除や片づけに時間をかけるのが苦痛なので、モノの量は少なければ少ないほどいいし、手入れが大変なモノは買わない」という主義です。

別に「シンプルなモノが好き」というわけではないので、手入れの手間さえなければ派手な柄のTシャツも買いますし、買い物嫌いなわけでもないので、簡単に売ることができる「本」に関しては毎月けっこうな量を買っています。

また、やみくもにお金を貯めたいというわけではなく、「必要な分の積立が出来ていればOK」という考えですので、貯金さえできていればある程度好きなこと(旅行やエステなど)にもお金を使います。

むしろ、わたしが日々の生活費や固定費などで節約をするのは、「貯金を確保しつつお金を使いたいから」です。モノはあまり買わなくても好きなことにお金を使う。そういう考え方があってもいいのではないでしょうか?

お金が貯まらない人は、何がムダで何が必要なのかの線引きが出来ていないか、もしくはその線引きが甘すぎることが考えます。ミニマリストを極めている人ほどのシビアさじゃなくてもいいですが、ある程度厳しめの基準を自分で考え、その基準に沿ってお金の使い道を決定してみてはいかがでしょうか?(執筆者:吉見 夏実)

《吉見 夏実》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集