「立春」という言葉のひびきだけで春を感じますが、2月は花粉の飛散が始まる季節です。

花粉症対策にヨーグルトが効くと言われていますが、実はこの乳酸菌は昔から日本人が取ってきた味噌や醤油、ぬか漬けなどにも多く含まれています。

植物性乳酸菌について


植物性乳酸菌とは大豆や米や麦を発酵させて作る乳酸菌のことです。

ヨーグルトが動物性の乳酸菌であるのに対し、味噌や醤油、ぬか漬けなどは植物性の乳酸菌です。

もともと日本人は欧米人に比べて腸が長いので、動物性の乳製品は消化しにくいと言われています

また、どうしても冷たいまま食べることが多いヨーグルトは、寒い季節に苦手な人も多いのではないでしょうか。

それに比べて味噌や醤油は温めて食べることが多く、ぬか漬けも炊き立てのご飯のお供として食べるので、食べ過ぎなければ体を冷やす心配はありません。

和の乳酸菌のパワー


・味噌は、大豆と塩、米麹、麦などを発酵させて作ります。

イソフラボン、ビタミンB、ビタミンE、アミノ酸、乳酸菌などが豊富です。

・醤油は、大豆や小麦、塩、麹菌を発酵熟成させて作ります。

大豆レシチン、ビタミンE、乳酸菌などが含まれ、解毒作用があります。

・ぬか漬けは、米ぬかを乳酸発酵させて作ったぬか床の中に野菜を漬けて作ります。

ビタミンBやミネラル、各種酵素や乳酸菌が多く含まれています。

これらの食材は比較的安価に手に入る上、工夫次第で花粉症予防となる乳酸菌を毎日摂取することができます。旬の安価な野菜を使った味噌漬けやぬか漬けは、乳酸菌を摂取するのに最適です

わが家は発酵食のレストラン

巷では発酵食をメインにしたレストランが人気のようですが、おばあちゃんの時代から受け継いできた和食は、誰もが見よう見まねで作ることができます。

花粉症に効果がある和の食材は、

ネギ、タマネギ、レンコン、カボチャ、キノコ類、ニンニク、ショウガ、ニンジン、ヤマイモ、イワシ、黒砂糖、もち米、大豆類

などです。どれも比較的安価で手に入りやすい食材ばかりです。

味噌や醤油を使って調理したり、ぬか漬けに利用してみましょう。(簡単にできるぬか漬けキットなども販売されています)

・ゆで卵の味噌漬け:味噌床の中にゆで卵を漬けこみます。

・とうふの酒粕味噌漬け:酒粕と味噌を混ぜ合わせた中に水を切った木綿豆腐を漬けます。

・ニンニクのしょうゆ漬け:ニンニクを軽く電子レンジにかけ、皮をむき醤油に漬けます。

・ニンジンとヤマイモのぬか漬け和え:どちらも千切りにして混ぜ合わせゴマをかけます。


≪ニンニクの味噌漬け≫


≪ニンニクのしょうゆ漬け≫


≪ぬか漬けのゴマ和え≫

体にウイルスなどが入り込んでくると、それを排除しょうとする免疫機能が働きますが、過剰反応を起こしてしまうのが花粉症です。

昔ながらの日本古来の和食を見直して、花粉症を予防しましょう。

イワシなどの安価な青魚に含まれるEPAとDHAは、免疫の働きを正常にしてアレルギー症状を抑える効果があるので、味噌漬けやぬか漬けなどの乳酸菌とともに工夫して食事に取り入れるようにしましょう。(執筆者:志水 恵津子)