皆様、初めまして。この度、「マネーの達人」に記事を寄稿させて頂くことになりました安藤と申します。日本で旅行会社で約10年間勤務した後、2012年からオーストラリアのシドニーに移住しています。
今後、現役ビジネスパーソン目線での海外移住とお金に関する記事を投稿していきます。
さて、オーストラリアに移住したとは言え、日本には年に1回程度は一時帰国をしています。毎回2~3週間の日本滞在を満喫しています。
そこでいつも感じるのは、やはり日本は買物・食事天国だと言う点です。品質が良い品物、美味しい食事がオーストラリアよりもはるかに安価に手に入ります。
目次
オーストラリアの物価について
第一回目の記事は、移住や旅行を検討するにあたり重要なポイントのひとつ、オーストラリアの物価について触れてみたいと思います。
ディナー

旅行など短期でオーストラリアに訪れた場合、日本との物価の差を最も感じるのがレストランなどでの飲食費でしょう。
例えば比較的カジュアルなレストランでのディナー。
前菜ならAU$(オーストラリアドル)20(約1,620円)~、メインならAU$30(約2,460円)~が相場です。
そこに飲み物(ビールならAU$8(約650円)、ワインもボトル1本AU$30(2460円)位は当たり前なので、一回の外食でAU$60~70(約5,000~6,000円くらい)は当たり前です。
仕事帰りに食事も兼ねて軽く飲むには、少々高めな印象です。
ランチ
ランチも同様です。日本では牛丼やカレーなど一食500円程度で済ませる事ができますが、オーストラリアではその予算ではサンドイッチ一つも買えません。
AU$10(約820円)で、フードコートで一番安いメニューが買える程度で、しかも飲み物は別です。例えば缶のコーラが一本AU$2.50(約205円)くらい、500mlのペットボトルの水でもAU$3(約250円)位です。
少し前に話題になったのですが、日本の外食チェーン「やよい軒」がシドニーに進出しました。日本の美味しい食事が手頃に食べられる?と期待したのですが、蓋を明けてみればなんとサバの塩焼き定食がAU$18(約1,500円)でした。
こんな調子なので、私も平日のランチは外食はあまりせず、自宅から弁当を持参しています。
カフェ・お酒
しかし良いところもあります。
例えばカフェ文化が盛んなオーストラリアでは、質の高い美味しいコーヒーが日本よりも気軽に楽しめます。

どこの町にもカフェやテイクアウトのコーヒーショップがあり、カプチーノやラテなどがAU$3(約250円)くらいから楽しめます。
お酒も比較的安いです。特にワインは国内に世界的なワイン産地が多数ある為、AU$10(約820円)程度で十分に美味しいワインが楽しめます。
ちなみにオーストラリアのワインは近年日本をはじめ、いわゆる「ニューワールドワイン」として世界中で評価を上げています。
またBYO (Bring You Own)と言って、ワインを持ち込めるレストランが多いのも嬉しいです。
今回は飲食の物価について考えてみましたが、このような高い物価の理由は何なのか?
そして飲食費以外の物価はどうなのか?これらについて次回以降触れていきたいと思います。※AU$1=82円換算(執筆者:安藤 裕也)