入院保険は60日型で足りるのか? 35歳男性が月2,042円で、7大疾患まで入院日数無制限となる保険。

入院して本当に困るのは長期入院



先日の入院一時金の記事でもお伝えしましたが、入院日数の短期化に伴い、短期入院への備えが重視される傾向にあります。

1回あたりの入院給付日数60日の保障が、当たり前のように提案される昨今。

でも入院して本当に困るのは、長期に渡る入院の経済的ダメージではないでしょうか。

そこで今回は、長期入院にも備えられる保険についてお伝えさせていただきます。

入院期間が60日を超える疾病は、結構あります


「2014年厚生労働省の患者調査の概況」によると、入院期間が60日を超える疾病は、以下になります。



精神疾患や、アルツハイマー病の入院日数が、かなり長期間に渡ることがわかります。

該当する確率は非常に低いですが、こうなると60日型の入院保険では全く足りません。


長期に渡る入院にも備えられる保険


≪画像元:チューリッヒ生命


入院が長引きそうな疾病に対して、長い入院保障を得られるのが、チューリッヒ生命の終身医療保険プレミアムDXです。

3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院保障を無制限にできる会社は多いのですが、この保険は特約をつけることで、7大疾病(3大疾病に加え、糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・腎疾患)も無制限にすることができます。

またストレス性疾病の入院期間を365日まで延長することもできます。

【35歳男性】でシミュレーション


比較するのはオリックス生命の医療保険「新CURE」です。






保険料はチューリッヒ生命とほとんど変わりません

オリックス生命の医療保険は、糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・腎疾患の入院保障は120日間で終わり、ストレス性疾病の保障は、通常の病気と同じ60日間と、チューリッヒ生命に比べて条件が劣ります。

チューリッヒ生命は昨年9月、医療保険の見直しがあり、30代40代が加入しやすい保険料となりました。

30代40代の方は、検討する価値があるのではないでしょうか。


61日以上の入院を保障する保険


≪画像元:楽天保険


変わったところでは、61日以上の入院を保障する、楽天生命の楽天ロング、という商品もあります。

この保険、何が変わっているかというと、最初の60日間は入院保障が全くありません
61日目から1,095日分を保障してくれる医療保険
です。
保険料は同じく35歳男性の場合、月々945円とお手頃です。

ただ長い入院になった場合にはいい保険ですが、入院期間60日までの場合は1円も受け取れません

預貯金がしっかりあるので60日までの入院なら経済的に困らないけれど、長くなると困る方向けの保険です。


バランスが大事



医療保険は、短期入院や長期入院のどちらかに偏ることなく、両方にバランスよく備えられ、さらに保険料が手頃なものがベストです。

加入中の医療保険があれば、入院日数が何日まで受け取れるか、確認されてみてはいかがでしょうか?(執筆者:水谷 文枝)

この記事を書いた人

水谷 文枝 水谷 文枝»筆者の記事一覧 (38)

ファイナンシャルプランナー(AFP)
兵庫県在住。JA系の金融機関に就職し、資産運用の部署に携わる。その後、当時女性の採用がほとんどなかった某生命保険会社に、女性最年少で転職。約12年勤めた後、代理店勤務を経て、独立。「わからない」「難しい」「だまされる」というネガティブなイメージを持たれがちな保険やお金を、「わかる」「簡単」「活かす」というポジティブなイメージに変えていくために活動中。また単に「お金の知識を増やす」のでなく、「お金の意識を変える」ことをライフワークとしている。
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