6月には大阪北部で地震が、7月には西日本で大雨被害が発生し、あらためて常日頃から天災に対する備えをしておかなければならないと感じています。
今回のことを契機に防災グッズの購入を検討された方も多いかと思いますが、市販されている防災用品のセットは、それなりに値段が張るものです。

そこで今回は、避難所で生活をしなければならなくなった場合に役立つ防災グッズを、100円ショップのダイソーでそろえてみました。
予算は2,000円(税抜)で、水と食料は別で用意するものとしています。
目次
充電器・ケーブル

まず用意しておきたいのが、スマートフォンの充電器やケーブル類です。
避難所では、充電できる場所が用意されることがほとんどですが、混雑する可能性が高いので、自分で好きなときに充電できるよう準備しておくことに越したことはありません。
家族や友人と連絡をとる、ネットで情報を得る、ラジオを聞く、暇つぶしをするなど、避難所生活においてもスマートフォンは必需品です。
ダイソーの電池式モバイルバッテリーは、iPhoneなら30%程度充電できるもの。
メーカー品に比べると心もとないかもしれませんが、1つ100円と安価なので、気軽に購入して防災バッグに入れっぱなしにしておけます。
またコネクタの規格は端末によって異なります。
最近は次世代コネクタのUSB Type-Cが使われている機器も増えてきました。
充電器だけでなく、自分の端末の規格にあったケーブルを用意しておくのも忘れないようにしたいですね。
ライト

ライトも必ず用意しておきたいものの1つです。
大きな災害が起きたときは、電気の復旧まで1週間程度かかることもあります。
さまざまな種類のライトがありますが、ボタン電池よりも、比較的手に入りやすい単三・単四電池で動くライトの方が安心です。
もちろん、避難バッグの中に電池も入れておきましょう。
広範囲を照らせる大きなライトもあると便利ですが、まずは小型のライトを1つ用意しておくのがおすすめです。
仮設トイレに入るときや救援物資の運搬時などに、一時的に口にくわえて両手が使えるサイズのライトだと、使い勝手が良いそうですよ。
防寒用品

避難所というと、学校の体育館で寝泊まりしている印象がありますが、収容しきれないほど大勢の人が集まってしまい、廊下などで待機しなければならない場合もあります。
そのため、地面に敷いて床からの寒さを和らげるものや、防寒着も用意しておきたいところです。
敷物は大きめのアルミシートがおすすめです。クッション性もあり、断熱効果もあります。
またダイソーでは簡易のアルミポンチョも販売していました。
軽くてかさばらず、エマージェンシーブランケットの代わりとして使えますよ。
レインポンチョ

雨具も用意しておきましょう。
傘でもかまいませんが、被災後はレインコートなど両手があく雨具の方が良いといわれています。
レインコートは雨具としての用途以外にも、汚れ防止や防寒にも使えます。
また透けない素材のポンチョなら、着替えをするときの目隠しとしても使えます。
意外と活用の幅が広いので、忘れずに用意しておきましょう。
ダイヤルロック

残念ながら、避難所で盗難被害に合わないという保証はありません。
自宅と違い、誰でも入れる場所に自分の大切なものを置いておくのは不安もあります。
そこでダイヤルロックを用意しておくと便利です。
カバンなどに貴重品を入れて、動かしにくいものにくくりつけてロックしておけば、簡易とはいえ盗難対策になります。
盗難被害を避けるには、「すぐに盗めなさそう」と思わせることが大切です。
100円のダイヤルロックでも十分な牽制になるので、ぜひ避難バッグに入れておいてくださいね。
アイマスク・耳栓

避難所では、多くの人と一緒に雑魚寝をすることになります。
他人の気配がたくさんある中で眠るのは苦手、という方も少なくないでしょう。
アイマスクと耳栓があれば、光や音をある程度遮断できます。周りに人がいる場所でも眠りやすくなるでしょう。
被災したときは心も体も疲れるもの。
精神の安定を保つためにも、感染症にかからないよう体力を維持するためにも、睡眠はとても大切です。
安眠グッズも忘れずに用意しておきたいですね。
ボディシート

被災してしばらくの間は、お風呂やシャワーが使えません。
ウェットタオルやボディシートを用意しておくと、体を洗えない不快感を和らげることができます。
ダイソーでは、さまざまな種類のボディシートが売られています。
清涼感のあるものや保湿成分が入ったものなど、好みのものが選べます。
香料やアルコールといった成分が気になる方は、介護用品のコーナーに売っている「大人用からだ拭き」がおすすめです。
薬液の99%が純水でできているので、水に近い感覚で使えます。
1枚のサイズが小さくても良いのなら、ベビー用品コーナーにある赤ちゃんのおしりふきも、肌に優しい成分でできているので体を拭くのに使えます。
メイクをしている女性は、メイク落としシートも用意しておくと、化粧をさっぱり落とせますし、朝の洗顔の代わりにも使えるので便利ですよ。
衛生用品

避難所で配布してもらえる可能性があるとはいえ、最低限の衛生用品は避難バッグに入れておいた方が良いでしょう。
除菌できるウェットティッシュは、不衛生になりがちな避難所生活の必需品です。
手を拭いたり、汚れたものを拭いたりするのに使えます。
また、避難所では感染症が広まることもあります。
マスクがあれば予防に役立ちますし、砂埃を避けるのにも便利です。
女性の場合は、メイクできない顔を隠すのにも使えるので持っておきたいですね。
意外と避難グッズで忘れがちなのが歯ブラシセットです。
避難所には、個別包装されていて食中毒の危険性が低い菓子パンやお菓子が配られることも多く、普段の生活以上に歯に負担がかかります。
最低限、歯ブラシは必ず入れておきましょう。
最後につめ切りは、汚れてしまった爪を切るのはもちろん、タグや紐などを切る小さなハサミとしても使えます。
他の衛生用品と一緒に用意しておくと安心です。
スリッパと下着

避難所内を歩き回るときのために、スリッパを用意しておくと便利です。
体育館の冷たい床や、砂埃で汚れた廊下を、素足や靴下で歩くのは不快ですし、小石などを踏んでケガをしてしまう可能性もあります。
また、替えの下着や靴下も用意しておきましょう。
避難所での生活が長引けば配給が始まるはずですが、数日間は手持ちのものを着る必要があります。
シャツやズボンはそのままでも、下着さえ替えることができれば、不快感は和らぎます。
使い慣れているものを入れておいてももちろん大丈夫ですが、100円ショップでも購入できますので、適当なものがない方は購入して入れておくと良いですね。
2,000円でも十分な備えができる!
100均アイテムで防災グッズをそろえてみました。
2,000円という予算でしたが、避難所生活でのストレスを減らすには十分役立つと考えています。
防災グッズを100円ショップでそろえる利点は、個人的に必要だと思うものを選び、自由にカスタマイズできる点です。
今回ご紹介したアイテムを参考にしながら、自分にぴったりの避難用バッグを作ってみてくださいね。(執筆者:青海 光)