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本当に運だけで大富豪になれるのか? 投資と逆正弦定理について

ライフ お金の法則
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株式投資やFXで資産を築くには、それ相応の知識や経験、努力などが必要です。しかし、一定数に限りますが、完全に運だけで大富豪になることも可能です。

コインの裏表を頼りに投資をするだけで、本当に億万長者になれるのか?

どうしても納得できない方のために、今回は勝率50%だと一定数大富豪が生まれる理由を紹介します。

勝率50%なのに勝ち続ける人と負け続ける人が現れる


コインの裏表でも、サイコロの偶数奇数でも何でも構いません。2分の1の確率=勝率50%を実現できる方法を使って、多くの人が2分の1の勝負を繰り返したらどうなるでしょうか?

勝てば1万円受け取り、負ければ1万円支払う場合、多くの人が勝ったり負けたりして、損益0のラインを行ったり来たりすると考えるでしょう。勝率50%だから当然ですね。

しかし、現実は違います。勝ち続ける人は勝ち続け、負け続ける人は負け続けます。

また、資産が損益0ラインを行ったり来たりする人は、勝ち続けたり負け続ける人よりもずっと少なくなります。

このような不思議な現象のことを逆正弦定理と言い、この法則によって運だけで大富豪になる人が誕生します

次に出る確率は過去と未来に依存しない


例えば、コインの表が出れば勝ちだとしましょう。


3回連続で裏が出て負け続けた場合、次は表が出るように感じてしまうのが人間です

しかし、過去にどんなに連続で裏が出ようとも、今から投げるコインの表が出る確率は50%です。3回連続裏が出たから、4回目の表が出る確率が70%になるなんてことはありません。

ここからわかる通り、次に出る確率は過去や未来に依存しません。そのため、最初に運悪く連続して負けてしまうと、トントンに戻すことは非常に困難になります。

一度負け続けたら、ずっと負け続けてしまうのはそのためです。

逆正弦定理のスライドと掛け金の変更


多くの人がコインの裏表だけで勝負をした場合、勝ち続ける人が一定数現れます。


資産が増えた勝ち組達は、ある時点で必ずベットする金額を増やすでしょう。そして、その時点を基準に勝ち組達の第二回戦開始です。

しばらくすれば、1回戦を勝ち続けた勝ち組達の中でも格差が広がります。

ベットする金額を増やして負け続けた人の中には、ゲームを続けられないぐらい資産を減らす人も現れるでしょう。

それと同時に、さらに資産を膨張させた2回戦の勝ち組も現れます。そして、またベットする資金を増やして3回戦へ…。

このようなことを10回も繰り返さないうちに、億万長者は誕生します。

彼らに資産管理の技術や投資戦略なんてものはありません。あるのはただのコインです。

そして例外なく、運だけで億万長者になった人は、この魔法のコインがどれだけすごいか意気揚々と多くの人に説明することでしょう。

ちなみに、多くの負け続けた人は途中で勝負をやめてしまいます。

中にはトントンまで戻そうと、破産するまで続ける人もいるかもしれませんが、損益ゼロまで資産を回復させる人は少数派です

これが多くの人が投資で負けてしまい、勝ち組は一握りしかいない理由です。

まとめ:運だけで億万長者になれる現実と不運を断ち切る優位性

完全に運だけで億万長者になれるからと言って、何の勉強もせずに運だけで投資してはいけません。

この現実から学べることは、不運を断ち切るために、優位性にベットすることの大切さです。

運に頼るのではなく、しっかりした資金管理のもと、勝率50%+αの手法の試行回数を増やすことが、大富豪への近道ですよ。(執筆者:三田 亮)

《三田 亮》
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三田 亮

三田 亮

21歳で商品先物の世界と出会い、株式や日経225先物・オプションをメインに、10年以上投資をしています。その間、会社の売却を1回、会社の清算を1回、事業売却を1回経験済み。マネーの達人では、経済や投資に関する情報をわかりやすく紹介していきます。 寄稿者にメッセージを送る

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