春はクレジットカード会社がキャンペーンを行なう時期ですが、中でも力が入っているのが三井住友カードです。
「もれなく利用金額の20%プレゼント」
という、まるでスマホ決済サービス「PayPay」のようなキャンペーンを行なっています。
今回は、2019年3月1日から始まった2つの大型キャンペーン、その詳細や注意点を解説しましょう。
目次
50回に1回の確率で全額タダ
まずは、50回に1回の確率で全額タダになる「タダチャン!」というキャンペーンですが、その流れは、以下の通りになっています。
2. 三井住友カードは「Vpassアプリ」、SMBCデビットは「三井住友銀行アプリ」をダウンロード&ログイン
3. 三井住友カード・SMBCデビットでの買物が50回に1回の確率で全額タダ
4. 3月1日から5月31日までの期間を15回の対象利用期間に分け、各回で当選通知が送られる
5. 当選通知日の翌々月支払い日までにカード利用代金に充当の形でキャッシュバック
無料になる上限金額は10万円ですが、利用ごとの抽選になるため複数回当選する可能性もあります。
三井住友カードに確認したところ、
とのことでした。
もれなく利用金額の20%プレゼント
もう一つは、「もれなく利用金額の20%プレゼント」キャンペーンですが、その流れは以下の通りです。
2. 「Vpassアプリ」をダウンロード&ログイン
3. クレジット払い、またはiD払いでお買い物
4. 入会月+3か月後末までの合計利用額を合算し、その20%をカード入会月+5か月後末までにカード利用代金に充当の形でキャッシュバック
こちらのキャンペーンは抽選ではなく「もれなく」プレゼントですが、上限は1万円です。
PayPayのキャンペーンとの比較

PayPayでも、「最大20%還元」「最大5回に1回の割合で全額還元」という似たようなキャンペーンを実施していますが、三井住友カードのキャンペーンと比較してみましょう。

「20%還元」については、三井住友カードよりPayPayの方が期間中の上限額が多いですが、前回同様100億円に達したら早々と打ち切られる可能性があります。
また、PayPayで20%還元を受けるには、決済方法としてPayPay残高・Yahoo!マネーのいずれかを利用しなければならず、多少面倒です。
「全額タダ」については、当選確率こそPayPayの方が高確率ですが、上限額は三井住友カードの方が高額です。
そして何より、PayPayはPayPay加盟店でしかキャンペーン対象でないのに対して、三井住友カードは世界中のVISA加盟店(Mastercardブランドを選んだ場合はMastercard加盟店)がキャンペーン対象店ですので、はるかにチャンスは広がります。
「タダチャン!」「もれなく利用金額の20%プレゼント」キャンペーンの注意点
新規入会者のみ対象
三井住友カードの2つのキャンペーンは、三井住友カード(SMBCデビット)の新規入会者が対象で、切り替えや再発行は対象となりません。
新社会人の方は、実質年会費無料の18~25歳限定「三井住友VISAデビュープラスカード」がおすすめです。
最上級のサービスを希望の方は、補償やサービス、プレゼントが充実の「三井住友プラチナカード」に申し込むのもいいでしょう。

「審査が不安」「高校生だからクレカを作れない」という人は、SMBCデビットがあれば「タダチャン!」のキャンペーンには参加可能です。

アプリをダウンロード&ログインの必要あり
三井住友カードの2つのキャンペーンは特にエントリーする必要はありませんが、アプリをダウンロードしてログインする必要があります。

三井住友カードは「Vpassアプリ」、SMBCデビットは「三井住友銀行アプリ」をダウンロードしてログインするのですが、PC版のVpassや三井住友銀行会員ページではないので、注意してください。
タブレットでの使用は推奨されていませんので、スマホを持っていることも自然と条件です。
重複当選はないかも
キャンペーンのページを見ると、
と書いてあります。
三井住友カードは重複して恩恵を受けられないかもしれません。
過去最大級の新規入会キャンペーン
スマホ決済サービスの脅威もあってか、三井住友カードでは過去最大級の新規入会キャンペーンを打ち出してきました。
「タダチャン!」「もれなく利用金額の20%プレゼント」という2つのキャンペーンはPayPayと似ていますが、PayPayよりも金額面でのインパクトが強く、世界中のVISA加盟店が利用対象店舗というのは大きいです。
ただし、新規利用者限定ですので、これを機に三井住友カード・SMBCデビットに新規入会するのもいいでしょう。(執筆者:角野 達仁)