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車いすに「介護保険」は適用される? 購入とレンタルの違い、年1使用時のおすすめ。

シニア 介護
車いすに「介護保険」は適用される? 購入とレンタルの違い、年1使用時のおすすめ。

いち早く車いすを手配したい

突然車いすが必要になった

歩けないなどの状況になったなど、どうしても車いすが必要になった時は慌ててしまいます。

気持ちが先走ってしまうのは当然のことですが、自分で手配する前にまずは相談です。

購入となると高額な買い物ですし、たくさんの種類があるので購入してみたものの使い勝手が悪くて苦労する事態にもなりかねません。

心配な場合には、一時的に無料で借りる手配をしましょう。

その間に、いろいろと検討する必要があります。

車いすを利用する手段としては購入のほかにも、介護保険で利用できる福祉用具レンタルの中に車いすがあります。

介護保険の車いすレンタルは原則要介護2以上

「歩くのが大変で車いす借りておこうかな!」と簡単に考えている方も多いのですが、介護保険の認定を受けてるからといって誰でも利用できるというわけでもありません

要介護2以上の人が利用できすが、要介護2以上であれば誰でも借りられるのではなく、身体状況によって必要な人が借りられる対象です。

ケアマネージャーと相談して必要かどうか確認していきましょう。

車いすの種類

車いすにはいろいろな種類のものがあります。

大きな違いとしては、

・ 自分でタイヤを回して動かせるタイプ

・ 自分で押さなくても介助者が後ろから押してくれるタイプ

・ 電動で動くタイプ

・ ずっしりと重たいタイプ

・ 軽量タイプ

・ リクライニングがついているタイプ

など利用するシーンや身体状況に合わせて車いすを選べます。

購入とレンタル

車いすを購入の場合、おおよそ3万~10万程度の金額がかかります。

使いやすさや品質にこだわるとかなり高額です。

障害手帳をお持ちの方で下肢の障害により歩くことが困難と認められる方は、保険者に確認すると車いすが譲与されることがあります。

購入の場合

購入のメリットは、レンタル品ではないので気兼ねなく使用できる点です。

デメリットとしては、破損した時に自分で事業所に連絡を入れ、修理代金をかけて修理する点です。

車いすの購入価格はタイプ、素材、機能性によって差があります。

新品ということで満足度は高いといえますが、長い目でみても少々お高い買い物になります。

レンタルの場合

車いすのレンタル

≪画像元:ダスキンヘルスレント

レンタルにするメリットは、随時、身体状況にあったタイプの車いすが利用できるということです。

身体に変化があれば、違うものをレンタルしなおすということができます。

デメリットとしては、他の人も使用しているという点です。

この辺りは、点検などのメンテナンスを済ませたものを使用できるので、実際にはあまり気にならいという方も多くいらっしゃいます。

レンタルの利用料金は1割負担の方で月に300円から600円程度になります。

1年使い続けても7,200円程度で、5年間使用したとしても3万6,000円程度で済みます。

その間、より身体に合ったものを利用できるので満足度は高いといえます。

必要な時だけ車いすを利用したい

いわてのバリアフリー情報

≪画像元:公益財団法人 岩手県観光協会

ちょっとした旅行に行こうかと家族と計画した時に、長距離は無理だから車いすがあればなんとか行けるかな、と考える方が多いかと思います。

「やはり無理だから旅行はあきらめる…」なんて思わず前向きにトライしてみましょう。

外出することは楽しいことです。

動くのが億劫な人でも少々困難な人でも、1度行くとまた行きたいと毎日の生活の活力にもつながります。

1年に1度程度の使用期間であれば、毎年身体状況も変わってしまう可能性が高いので、その時のために毎月のレンタル料を支払うよりも都度レンタルがおすすめです。

ちょっとした旅行のために車いすを準備するのに、お勧めの方法は、その場その場で車いすを貸してくれるサービスを利用することです。

今は多くの事業所に備わっているサービスです。

社会福祉協議会などでは、一部無償で1週間から何日か貸してくれるところもあります。

上手に利用することで介護費用を少しずつ節約できます。

事前に無料貸し出しなどのサービスをチェック

事前に調べると安心

無料で車いすを借りることができる手段も増えてきました。

突然必要になることもあるでしょう。

そんなときのために、お住まいの地域で車いすの無料貸し出しなどのサービスをチェックしておくことも無駄ではありません。

毎日の介護で困ったことは、ひとりで頑張る前に、まずはケアマネージャーや介護の窓口に相談することです。

こんな支援が欲しかったと思える介護サービスが見つかるかもしれません。(執筆者:佐々木 政子)

《佐々木 政子》
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佐々木 政子

執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子 佐々木 政子

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう! 寄稿者にメッセージを送る

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