新元号が「令和」と決まりました。

新元号のスタートを機に、気持ちも新たに積立預金を始めて見てはどうですか?

令和から気持ちも新たに、積立預金

サラリーマンの場合、積立貯金をするなら、検討する順番があります。

まず、会社に社内預金があるなら、これを目一杯利用する。

社内預金の金利は、最低でも0.5%以上と決まっています(労働基準法第18条第4項の規定に基づく省令)。

なので、銀行金利0.01%の50倍以上の金利です。

社内預金がなくても、財形貯蓄がある人は、これを目一杯に使う

社内預金と財形貯蓄は、どちらも給料から引き落とされるので、気がついたらしっかり貯金ができています。

会社に社内預金も財形貯蓄もないという人は、給料が振り込まれる銀行で自動積立をしましょう。

給料が振り込まれた翌日に積立預金が引き落とされるようにセットしておけば、放っておいても積立されていきます。

積立預金をするときに、やってはいけないのは、金利が有利な金融機関に積立しようとすること。

あくまで積立は、給与振込口座となっている銀行で行うこと

そうでないと、毎月お金を給与振込口座から積立口座のある銀行に移さなくてはなりません。

毎月、給料が振り込まれる銀行の口座からわざわざお金を引き出して、金利の良い銀行口座に移し替え流ようにすると、最初はマメに移しかえられても、途中で1回でも休んでしまうと、そこで頓挫してしまう可能性が大きいです。

自動振替にすることもできますが、それでは利息に比べて手数料がバカ高くなってしまい、意味がありません。

月々5万円以内の積立では、金利0.1%であろうと、0.3%であろうと、利息そのものがつきませんから、わざわざ面倒なことはせずに、忘れていてもたまっていく、自動引き落としが無料で使える給与振込口座で貯めましょう。

自営業者なら小規模企業共済も

儲かっている自営業者は、積立をすると節税になる金融商品を選ぶといいでしょう。

国民年金基金や小規模企業共済、iDeCo(イデコ)などがありますが、この中で真っ先に選ぶとしたら、小規模企業共済がいいでしょう。

小規模企業共済

≪画像元:小規模企業共済

なぜなら、国民年金基金もiDeCoも、60歳とか65歳までお金を引き出せないからです。

自営業者の場合、今は節税しなくてはいけないほど儲かっていても、将来はどうなっているかわかりません。

不況の波をもろに浴び、資金繰りに困ることもあるかもしれません。

そんなときに、

「ああ、iDeCoで積み立てたお金が引き出せたら、今のピンチが凌げるのに…」

などということになるかもしれません。

でも、悔やんでも、引き出せないのだから後の祭りです。

けれど、小規模企業共済なら、ピンチの時に自分が積立てお金を担保に、融資を受けることができます

小規模企業共済は中小業者の退職金ですから、事業をやめた時点で年齢に関係なくいつでも引き出せるし、事業をやめなくても、自分が積み立てたお金の範囲内で借り入れできます。

今、世界経済が不安定な状況を示しています。

だとしたら、いざという時に使えるものを選びましょう。

保険料の積立は、意外な高金利積立になる

保険料の積立は、意外な高金利積立

今まで毎月生命保険に払っていたお金を積立に回すと、銀行よりも有利な貯金を自分で作れます。

生命保険の保険料は、1年分をまとめて払うと、会社にもよりますが、月々払うよりも2~5%程度安くなります(会社、商品、加入時期などによっても異なります)。

たとえば、割引率が2%だと、月々2万円の保険料を払っている人なら1年ぶんを払えば割引が効いて23万5,200円ですみます

つまり、4,800円のおトクということ。

これに、積立を組み合わせます。

まず、最初は1年分の保険料23万5,200円をまとめ払いしますが、次の月からは、これまで通り月々2万円の保険料を支払ったつもりで積み立てていきます

そして、1年後にここから23万5,200円の保険料を支払うと、4,800円が残ります。

つまり、月々2万円ずつ貯金して、4,800円の利息がついたようなもの。

積立利回りにすると、約4%になります。

こう書くと、24万円で4,800円の利息がつけば、利率は2%ではないかと思う方もおられるかもしれません。

けれど、積立の場合、最初の2万円は1年間預けますが、次の月の1万円は11か月、その次の年は10か月と預入期間が徐々に短くなって、最後の2万円は1か月しか預けません。

ですから、最初から24万円をまるまる1年間預けるのと比べると、約2倍の金利になるのです。

生命保険だけでなく、保険類は、まとめ払いで安くなるものが多くあります

さらに、NHKの受信料や国民年金保険の保険料、通勤定期などもこの方法で、積み立ててまとめ払いすれば、低金利下でも高金利積立ができるはずです。(執筆者:荻原 博子)