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「保険は必要」は95%、しかし「保障内容に満足」は50%ほど 独自調査から見える保険加入者の現実

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「保険は必要」は95%、しかし「保障内容に満足」は50%ほど 独自調査から見える保険加入者の現実

万が一のときに自分を守る生命保険はとても大切です。

しかし、必要性を感じていながら加入していない方も多いのが事実です。

自動車を購入すれば任意保険に加入する人がほとんどにもかかわらず、なぜか生命保険となると保険料が惜しくなってしまいます。

そこで、皆さんがどういった保険に加入していて、どういった部分に不満を持っているのかといったアンケートを実施しました。

保険の望ましい加入の仕方について、一緒に考えていきましょう。

うちの家庭にあった保険は?


1. 保険の必要性、感じていますか

アンケートを実施したところ、なんと95%の方が「必要性を感じる」と回答しています。

「入院や通院は本人だけでなく、家族にも負担がかかります。

病院にかかるお金以外にもいろいろな出費(食費や交通費等)がありますから。

後からにはなりますが、まとまったお金が保険から支払われるのはとても心強いです」

(40代女性・主婦)

皆さんがなかなか想像できないのが、病気やケガになった本人ではない家族の負担です。

病院に頻繁に足を運ぶことになり、入院治療費以外に毎日の暮らしの維持にお金が普段以上に必要です。

そういったことも含めた保障額をしっかり保険でまかなえていると安心です。

「必要性を感じます。

貯金がなかなかできないので、その代わりに保険をかけておくことで貯蓄できるからです。

資産運用できるイメージです」

(40代女性・主婦)

あればなんとなく使ってしまうのが人間の性です。

わが家も入っては出ての繰り返しでなかなか貯蓄ができません。

しかし、貯蓄性のある保険に加入すれば、自然と貯まっていきます

そして、簡単には解約できないことから確実に貯まるというイメージがあります。

また、

「外貨建ての保険で資産運用しながら万が一に備えている」

というコメントもあり、いかに賢くお金を貯めつつ増やすかと考えている方もいることがわかりました。

一方で自身の経験から必要性を感じていない人もごく少数ながらいました。

「感じていない。

両親の医療介護を経験しましたが、ほぼ高額療養費です。

また、確定申告の医療費控除にてまかなえます」

(50代女性・主婦)

親がずっと健康で介護の必要もなく、最低限の治療で済むのであれば保険に頼ることはないのかもしれません。

ただ、やはりどんな状況になっても最良の治療を受けられ、生活維持できる額を自分で用意するのは容易なことではないように感じます。

万が一には備えたいけど・・・


2. 加入掛け金は毎月どのくらいか

家族構成にもよりますが、単身の方では月1万円未満の方が半数を占めました。

お子さんのいる方は保障内容もより大きくなることから月2~3万円が8割を占めています。

それ以上の額の方は万が一の備えとしての死亡や医療保障だけではなく、年金保険やがん保険の重ね掛けをしている方となりました。


3. 保障内容に満足している方は5割

加入していても保障内容に満足している方は約半数で、筆者が予想していたよりも満足度が低い結果でした。

「加入はしていますが、今のところまだまだ満足のいく範囲ではないので大変心配なところです。

これから追加していきます」

(40代男性・会社員)

最低限の保険に入っていたものの、家族構成の変化などから必要な保障を追加する必要性を感じている方がいることがわかりますね。

「加入できていない。

大病をした際の治療費や、今は健康でも年をとってから保険に加入しようとした時の保険料が不安

(20代女性・会社員)

加入時の年齢によって保険料が決まり、その保険料が一生涯変わらない保険商品もあります。

その場合は、同じ保障内容でも加入時年齢が若いほうが保険料が安くなるので、早めの備えが将来的に大きく響いてくるともいえるでしょう。

また、窓口などで相談し加入はしているものの、その保障額で本当に大丈夫なのかと不安に思っている方も多く、そこで満足度が下がったともとれる結果でした。

保障内容に満足!」 そんな保険に 加入したい!

4. 満足のいく保険に加入するために必要なこととは

多くの方が保険に加入しているとはいえ、満足のいく内容になっている方が少ないのも事実のようです。

満足のいく保障内容の実現には、どういったことが必要なのでしょうか。

「他の同じ年代や家族構成の家族はどういった保険に入っているのかということを知りたいです。

シミュレーションなどもできるといいですね」

(40代女性・会社員)

今、自分の家庭にはどのくらいの保障が必要なのかを明確にしたいという声が多く聞かれました。

「収入に合わせて無理のない掛け金で最大限の保障を得られる方法を知りたいです。

退職後も払い続けなければならないので一生を通して持っておける保険を知りたいです」

(40代女性・主婦)

退職後に保険料の支払いがなくなるように、一生涯の保障を払い済みにするなども視野に入れて専門家に一度詳しい相談をしたいという人もいます。

皆さんが知りたいのは、月額別の各保険内容の違いです。

・保障金額をいくらに設定すればよいのか。

・今の金額で足りているのか。

つまり、保障の範囲はどこまでかということです。

こうお話ししている筆者自身も、どの年齢でどんな保障が必要なのかをわかっておらず、アンケート結果を見ていろいろと深く知りたい気持ちでいっぱいになりました。

次回は、専門家に取材し、この現状をどう改善していくかについて触れていきたいと思います。(執筆者:三浦 希枝)



《三浦 希枝》
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三浦 希枝

三浦 希枝

前職は海上保安庁に所属し、船舶料理士とヘリコプタ―降下員として勤務。退職後、フリーライターになり4年目に開業。子連れ離婚そして再婚を経て、二児のママとして仕事との両立を図っている。Webライティング講師業もはじめ、活動の幅を広げている。趣味は時短、節約。特技は水泳(インターハイ出場経験有!) 寄稿者にメッセージを送る

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